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この記事から分かること
- 仮想通貨BNBのステーキング利率
- 仮想通貨BNBのオススメステーキング先
- 仮想通貨BNBのステーキングのやり方
- 仮想通貨BNBのステーキングの仕組み
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
仮想通貨BNB(Build and Build/ビルドアンドビルド)とは、世界最大の仮想通貨取引所「バイナンス」が開発したブロックチェーン「BNB Chain」のネイティブトークンです。
※元々BNBは「Binance Coin(バイナンスコイン)」という名称だったが、バイナンスの中央集権管理であるとの誤解を抱かせるため、Binanceから独立して機能していることを示す目的で「Binance」を外した名称に変更された。

「BNB Chain」のメインのL1ブロックチェーン「BNB Smart Chain」は仮想通貨BNBのステーキングに対応しており、バリデーターを選んでBNBを委任することで報酬を貰えます。

また、仮想通貨BNBはBinanceの日本向けサービス「バイナンスジャパン」のSimple Earnでも運用ができます。(バイナンスジャパン以外では運用できません)
オンチェーンステーキングの利回りを間接的に受け取れるだけでなく、日本では利用できない「Binance Global」の「ローンチプール」等の報酬も追加利回りとして貰えるようになっています。


取引所へのステーキングの方が簡単なので、初めての方はバイナンスジャパンでのステーキングがおすすめです。
オンチェーンステーキングはBSCの利用が活発になればなるほど利率が高くなりやすいため、仮想通貨界隈で盛り上がってる時に多くの利回りを稼ぎたい方におすすめです。
この記事を最後まで読むことで、仮想通貨BNBのステーキング方法・利率・仕組みが分かり、今日からBNBを高利回りで運用できるようになります。
「仮想通貨BNBやBNB Chainの仕組みや特徴」については、下の記事で詳しく解説しています。


仮想通貨BNBのステーキング利率


オンチェーンのBNBステーキングの利率
「BNB Smart Chain」のBNBステーキング年間利率(APY)は1%~8%程度です。当サイト更新時点での最大APYは約6%となっています。



年間利率(APR)は以下の式で計算されます。(※複利の影響除き)
BNBのオンチェーンステーキングは自動の365日複利(報酬毎日付与元本組み込み)のため、1年運用した場合は以下のAPYの利率になります。
※分母のバリデーターの合計BNBステーキング枚数は「①バリデーターの自己ステーキング枚数」「②あなたのステーキング枚数」「③他の人のステーキング枚数」の3つで構成されます。BNBは全て発行済みで新規発行が報酬にならずAPRに影響を与えません。
従って、BNB Smart Chainが活発でガス代の支払いが多かったり、他の人のBNBステーキング枚数が少ないとあなたのBNBステーキングのAPRは高くなります。
仮想通貨界隈全体が盛り下がるとオンチェーンの活動が縮小し、発生するガス代が減ります。
基本的にはステーキングする枚数も同時に減るため利率は大きく変動しないこともありますが、BNBはアルトコインの中でも売られづらい銘柄で放置したままの人も多く、オンチェーン活動の減少がBNBステーキング利率の減少に直接繋がる場合が多いです。



一概には言えませんが、BSCが盛り下がっている時は3%程度、盛り上がっている時は8%程度が目安です。
BNB Smart Chainの各バリデーターのAPYは、こちらの「BNB Chainの公式サイト」より確認できます。


Simple EarnのBNBステーキングの利率
仮想通貨BNBは日本の仮想通貨取引所「バイナンスジャパン」でもSimple Earnで運用できます。
Simple EarnのBNB運用の年間利率(APR)は「0.3%~0.5%+α」となっており、利回りは次の4つで構成されます。
- BNBのオンチェーンステーキング報酬
- Binanceのローンチプール報酬
- Binanceのエアドロップ報酬
- Binanceのメガドロップ報酬


Simple Earnの利用規約ではBNBはオンチェーンステーキングにおいて使用される旨が記載されており、これがSimple Earnのページに表示される利率の主な構成要素です。
※利率は自分でオンチェーンステーキングする場合と比べて低めなので手数料等が差し引かれている可能性あり
プラスα分である「ローンチプール報酬」と「Hodler Airdrop報酬」と「MegaDrop報酬」はこの利率表記には含まれておらず、別途報酬として提供されます。


「ローンチプール報酬」や「Hodler&Mega Airdrop報酬」は日本人が利用できない「Binance Global」等で主に開催されているイベントで、Simple Earn経由限定で日本でも報酬を受け取れるので実は貴重です。
なお、寄託シンプルアーンについては、当社が別途定めるLaunchpool規約に基づいて提供されるLaunchpoolサービスにおいて取得した利息が、シンプルアーン・リワードに加えて発生します。
※寄託シンプルアーンとは、バイナンスジャパンのSimple EarnにおけるBNBの運用を指すものです。バイナンスジャパンのコールドウォレットで分別管理されるためリスクが低いです。
基本的にはプラスαの利回りが大きく、どのくらいの規模のローンチプールやエアドロップが運用期間中で何回開催されるかで運用パフォーマンスが決まります。
ローンチプールやエアドロップは非定期の突発イベントのため、このプラスαのAPRを計算するのは難しいですが、一応次のように無理矢理計算することはできます。
Binanceが最初にエアドロ関係のサービスとして「ローンチプール」を開催したのは2020年9月となっており、2025年6月末時点の1BNB(650ドル)あたりの全てのイベント報酬は334ドルであることが公式サイトより分かります。
従って、2020年9月~2025年6月は約4.83年なので、この期間の運用による増分は334/650=51.38%となります。
これより年間利率(APR)は以下の式で無理矢理約8.7%と計算できます。
\[ \small \boldsymbol{ \text{APR} = \left( 1 + 0.5138 \right)^{\frac{1}{4.83}} – 1 } \]
\[ \small \boldsymbol{ \text{APR} \approx 0.087 \quad (約8.7\%) } \]
しかし、バイナンスジャパンの「Simple Earn」ではローンチプールやエアドロップで日本専用の賞金プールが全体の一部から設定されるため、上記のAPR計算は実態と乖離する可能性も高いです。



あくまで参考値としてください。
取引所でBNBをステーキングする方法


日本の取引所「バイナンスジャパン」でBNB(ビルドアンドビルド)をSimple Earn運用する方法をご紹介します。
①バイナンスジャパンの口座を開設
バイナンスジャパンの口座は下のリンクから開設できます。


・特徴①:世界最大の取引所の日本向けサービス
・特徴②:取り扱い銘柄数が国内最多
・特徴③:取引手数料が0.1%で安い
・特徴④:様々な銘柄の高利率運用ができる
🐼 Binance Japan公式サイト:https://www.binance.com/ja
②バイナンスジャパンでBNBを購入
「バイナンスジャパンでBNBを買う方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


③Simple EarnでBNBを運用する
バイナンスジャパンのスマホアプリを開いたら、ホーム画面上部の「Simple Earn」をタップして、運用するBNBを選びます。


運用期間は長ければ長いほど利率が高くなります。
しかし、BNBのSimple Earnはローンチプールやエアドロップの報酬が重要で、ローンチプールやエアドロップの報酬量に運用期間の長さは影響せずBNBの枚数だけが影響します。
従って、運用期間は最初短めで様子を見ても良いでしょう。



後は運用するBNBの枚数を入力して、規約に同意したらSimple Earnでの運用を開始します。
※自動サブスクリプションにチェックを入れると運用期間終了後に自動更新されます。


後は毎日自動でSimple Earnの報酬が振り込まれます。
ローンチプールやHolder Airdropが開催されている場合、この分の報酬もBNBに換算されて自動で振り込まれます。


オンチェーンでBNBをステーキングする方法


仮想通貨BNB(ビルドアンドビルド)のBNB Smart Chainのオンチェーンステーキングのやり方は、次の通りです。
①バイナンスジャパンでBNBを購入する
まずはステーキングするBNBを日本の仮想通貨取引所「バイナンスジャパン」で購入しましょう。
オンチェーンステーキングの最小運用枚数は1BNBからです。
「バイナンスジャパンでBNBを買う手順」は、下の記事で詳しく解説しています。


②メタマスクにBNBを送金する
次にバイナンスジャパンからメタマスクにBNBを送金しましょう。
メタマスクで0xから始まるアドレスをコピーします。


※どのネットワークの画面でも0x~から始まるアドレスは変わらないのでどれでも良いです。
バイナンスジャパンのスマホアプリを開き、画面下「資産」より「送金」に進みます。
出庫方法は「オンチェーン出庫」を選びます。


出庫する銘柄で「BNB」を選んだら、アドレスにメタマスクのアドレスを貼り付け、出庫する枚数を入れて「出庫」をタップします。(ネットワークは自動検出されたままでok)


住所認証はメタマスク等の自分の所有するウォレットであれば「はい、受信アドレスを所有し、完全に管理していることを宣言します。」を選びます。
送金先は「アンホステッド・ウォレット」を選びます。


BNBをステーキングに利用する場合、出金目的は「別の暗号資産プラットフォームでサービスを使用または資金を保管」を選び、出庫を完了させましょう。





数分以内にメタマスクの「BNB Smart Chain」のネットワークの画面にBNBが着金します。
③公式サイトに接続してステーキング
公式サイト「BNB Chain Staking」にアクセスします。
「Validators」にバリデーターの一覧が表示されるので、ステーキング先を決めて「Delegate」をタップします。


※本記事後半で言及していますが、BSCのオンチェーンステーキングのデリゲーターにスラッシングリスクは存在しないため、基本は利率重視で選んでも問題ありません。得票数が多いCabinetはブロック生成に今後も参加できる確率が高く、放置していても報酬が貰えなくなる心配をあまりする必要がありません。得票数が少なくギリギリブロック生成に参加できるCandidateは45位から漏れる場合があり、放置していると報酬が発生しない恐れがありますが、得票数が入りづらい都合APYが高くなる可能性があります。
Delegate(委任)の画面が表示されるので、運用する枚数を入れてBNBのガス代を支払って実行します。(報酬の請求や解除にもガス代BNBは要るので、数ドル分は残しておきましょう)


報酬の請求(Claim)や、ステーキングの解除(Undelegating)は画面右上の「My Staking」より行えます。


報酬は毎日付与されます。
ステーキングの解除は申請してから7日間の待機期間が必要です。
仮想通貨BNBのステーキングの仕組み


「BNB Smart Chain」のBNBオンチェーンステーキングの仕組みをご紹介します。
BNB Smart Chainでは、「Proof of Staked Authority」と呼ばれる合意ルールで取引を処理するブロックを生成する「バリデーター」を毎日1回UTC0:00に決めています。



Proof of Staked Authority(PoSA)は、次の2つの合意ルールを組み合わせたものです。
- Delegated Proof of Stake(DPoS)
- Proof of Authority(PoA)
DPoSでは、私たちBNBのステーキングを行う人が各バリデーターの候補者に仮想通貨BNBで投票(委任=Delegate)を行い、各バリデーター自身の投票枚数を含む得票数を毎日算出します。
BNB得票数のトップ21位は「Cabinet」と呼ばれより多くのブロックを生成でき、そのブロックに含まれる取引のガス代BNBの一部を報酬として受け取ります。
22位~45位までは「Candidate」という扱いになり少量のブロックを生成でき、報酬を受け取れます。(計45人)


この際、投票の対象者には信頼できる仮想通貨関係の組織・個人しかなれず、BNBをステーキングして投票する私たちも対象者の信頼性・権威性・実績を見て決めます。
Proof of Authorityはバリデーターを信頼性や権威性で選出し、正しいブロックを記録するルールのため、BNBによるバリデーターへの投票(委任)と組み合わせていることが分かります。



各バリデーターのBNBステーキングAPRは次の式で計算されます。
※実際には365日の毎日複利です。
コミッション率は各バリデーターが自由に設定でき、発生したガス代BNBからバーンされるBNBを除いた後、バリデーターがコミッション分を報酬として受け取ります。
基本はBSC上で発生するガス代が多いと利回りが増えますが、バリデーターが設定しているコミッション率が低ければ低いほど、私たちデリゲーターに配分されるBNBの報酬量は多くなります。
各バリデーターの設定コミッション率やAPYはBNB Chain公式サイトの「BNB Chain Staking」より確認できます。


仮想通貨BNBのステーキングのリスク


仮想通貨BNB(ビルドアンドビルド)のステーキングにリスクは次の2つです。
①BNBの価格変動のリスク
仮想通貨BNBはステーキング中も価格が変動します。
「バイナンスジャパン」のSimple Earnで事前に決めて運用期間中は引き出せず、売却できません。
ブロックチェーン「BNB Smart Chain」上のオンチェーンステーキングは特に事前に定めるロック期間はなく、いつでも引き出せますが、引出を申請してから実際に引き出せるまで7日間の待機期間が必要です。



急な価格変動で売却したくなっても対応できない可能性があるため、その点は注意が必要です。
②利率の変動または貰えないリスク
仮想通貨BNBのステーキングに限らず、ステーキングの報酬は変動し貰えない可能性もゼロではありません。
「BNB Smart Chain」のBNBステーキングでは、バリデーターのブロック生成&取引処理の報酬であるガス代BNBが利回りの源泉になります。
従って、ステーキング(委任)先のバリデーターがルールに則らずブロックを生成しなかったり、BSCがなんらかの原因で停止したりした場合は、バリデーターがガス代報酬を稼げないので私たちにも報酬は入りません。
バイナンスジャパンのSimple Earnも報酬の構成要素にオンチェーンステーキングが含まれるため、表記の利率が保証されたものではないことに同意する必要があります。
シンプルアーン・リワードは保証または固定されたものではなく、シンプルアーン・リワードのレートおよび付与のタイミングは変動する場合があります。
出典:バイナンスジャパン「Binance Japanシンプルアーン(Simple Earn)規約」
【補足】スラッシングのリスクはない
一般的にバリデーターの選出・ブロックの記録の合意形成ルール「Delegate Proof of Stake」では、スラッシングリスクが発生する場合がありますが、結論「BNB Smart Chain」のステーキング(委任)では発生しません。
「スラッシング(Slashing)」とは、バリデーターがブロックチェーン既定のルールに違反する行為を行うことで、ステーキングしている仮想通貨の一部を没収される罰則のことです。
BSCでは以下のように各違反行為ごとに罰則の規定が定められています。
スラッシュ名 | 主な罰則 |
---|---|
Double Sign (ダブルサイン) | 200BNBを没収 |
Malicious Vote (悪意のある投票) | 200BNBを没収 |
Unavailability (不可用性-50ブロック以上) | 報酬なし |
Unavailability (不可用性-150ブロック以上) | 10BNBを没収 |
参照:BNB Chain docs「BSC Slashing Overview」
これはあくまでもバリデーターのみに適用されるため、バリデーターに投票した私たちデリゲーター(委任者/投票者)には適用されないので安心して下さい。



他のDPoSのブロックチェーンではデリゲーターのスラッシングリスクが存在する場合があるので、必ず都度リスクを確認してください。
まとめ:手軽さならバイナンスのSimple Earn


仮想通貨BNB(ビルドアンドビルド)は次の2つの方法でステーキングできます。
- バイナンスジャパンのSimple Earn
- BSCのオンチェーンステーキング
Simple Earnは「バイナンスジャパン」で保有しているBNBをそのまま預け入れるだけなので簡単です。


Simple EarnにBNBを預けると日本人が利用できない「Binance Global」で開催されている「ローンチプール」や「エアドロップ」の報酬も受け取れる特典も付くので、


・特徴①:世界最大の取引所の日本向けサービス
・特徴②:取り扱い銘柄数が国内最多
・特徴③:取引手数料が0.1%で安い
・特徴④:様々な銘柄の高利率運用ができる
🐼 Binance Japan公式サイト:https://www.binance.com/ja
「国内取引所のステーキングサービスの比較」は、下の記事で詳しく行っています。(仮想通貨BNBのステーキングはバイナンスジャパン以外ではできません)


「仮想通貨BNBやBNB Chainの仕組みや特徴」については、下の記事で詳しく解説しています。



ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

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