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- Bybitの資金調達率とは?
- スワップポイントとの違い
- 建玉管理料との違い
- レバレッジ管理料との違い
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Bybit(バイビット)のレバレッジ取引では、レバレッジ取引手数料に加えて「資金調達手数料」が発生します。
例えば、Bybitの仮想通貨FXでBTCUSDのポジションを保有していると、8時間に1回0.01%の手数料が発生する場合があります。(1万円分の取引で1回1円発生)
資金調達手数料とは、取引額に資金調達率をかけて計算される費用で、ロングとショートの需給のバランスを保ち、現物相場とFX相場の価格を乖離させない目的で設定されています。
本記事を最後まで読むことで、Bybitの資金調達率について正しく理解した上で、デリバティブ取引を始めることができるようになります!
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※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
Bybit(バイビット)の資金調達率とは?
Bybitの資金調達率とは、デリバティブ取引額にかけあわせて資金調達手数料を算出するために使われ、主にロングとショートの需給のバランスを保ち、現物とFX相場の価格を乖離させない役割を担っています。
資金調達は、Bybitの「最終取引価格」が常に世界のスポット価格に近似されるようにするための主要なメカニズムです。 これは、信用取引において契約を保持する際の利子費用に似ています。
Bybit 無期限&先物取引のメカニズム
FX相場は現物相場と価格が乖離し過ぎてしまうと、FXのチャートを活発な市場価格とは完全に別のものとして分析しなおす必要があり、利用されづらくなってしまいます。
確かに普段のビットコインのチャート分析がFXで生かせなかったら、利用したくなくなっちゃうよね・・・
また、ロングとショートの比率が安定することにより、Bybit側の利益の支払い面でも安定するといえます。
ロング・ショート比が安定する仕組み
FX相場が現物相場より高くなると、資金調達手数料はロングポジション保有者からショートポジション保有者に支払われることになります。
ショートポジションを取っていると、逆に手数料をもらえてしまうということですね!
資金調達手数料を目的に、ショートポジション保有者が増えてくるので、相場の乖離が小さくなります。
逆に、現物相場がFX相場より高くなると、資金調達手数料はショートポジション保有者からロングポジション保有者に支払われることになります。
Bybitに支払うんじゃなくて、投資家間で手数料がやり取りされるんだね!
Bybitの資金調達手数料の支払い額
Bybit(バイビット)の資金調達手数料の支払い額は、次の式で計算されます。
\(\Large資金調達率=\frac{(換算通貨金利指数ー基本通貨金利指数)}{資金調達間隔}±調整額\)
\(\small資金調達率=\frac{(換算通貨金利指数ー基本通貨金利指数)}{資金調達間隔}±調整額\)
基本通貨金利指数と換算通貨金利指数は、BTCUSDの仮想通貨FXであれば、BTCが基本通貨金利指数、USDが換算通貨金利指数となり、Bybit側で規定値が決まっています。
現物とFXの相場乖離が起きている場合のみ、調整額(プレミアムインデックス)に値が入ります。(プレミアムインデックスの具体的な計算方法はこちら )
資金調達間隔は、1日に何回に分けて資金調達手数料の支払いが行われるかを示します。
例えば、Bybitの仮想通貨FXのBTCUSDの場合、次のように資金調達率は計算されます。
- 基本通貨金利指数(BTC):0.03%
- 換算通貨金利指数(USD):0.06%
- 資金調達間隔:3回
- 大きな相場乖離はなく、調整なしと仮定
資金調達率=(0.06%-0.03%)/3=0.01%
この資金調達率に取引額をかけると、1回あたりの資金調達手数料が計算されます。さらに3をかけると、1日あたりの資金調達手数料になります。
資金調達率がこのようにプラスの値になっているときは、ロングポジションの人がショートポジションの人に資金調達手数料を支払います。
逆に、資金調達率がマイナスのときは、ショートポジションの人がロングポジションの人に資金調達手数料を支払います。
2023年7月11日時点の各取引ペアの資金調達率はこちらです。
契約ペア | 間隔 | 資金調達率 |
ADAUSD | 8h | 0.0100 % |
BTCUSD | 8h | 0.0100 % |
DOTUSD | 8h | 0.0100 % |
EOSUSD | 8h | 0.0100 % |
ETHUSD | 8h | 0.0100 % |
LTCUSD | 8h | 0.0100 % |
MANAUSD | 8h | 0.0100 % |
XRPUSD | 8h | 0.0100 % |
最新の資金調達率は、こちらのBybit公式サイトから確認できます。
各投資先の資金調達率を確認する方法
Bybit(バイビット)の公式アプリで以下のように、各投資先の資金調達率を確認できます。
インバース型のデリバティブ取引でも同様です。
Bybitの資金調達率とスワップポイントの違い
Bybit(バイビット)の資金調達率とスワップポイントの違いは、資金調達率はあくまでロング・ショートのバランスを保つための仕組みで、スワップポイントは法定通貨の金利差で受け払いが行われる手数料である点です。
繰り返しになりますが、Bybitの資金調達率は現物とFX相場の乖離を防ぐためにあり、1日に3回資金調達手数料の受け払いがユーザー間で行われます。
スワップポイントは法定通貨のFXにある概念で、1日1回FX会社と受け払いが行われるものです。
スワップポイントは法定通貨を発行している2カ国間の政策金利差をユーザーに還元している仕組みであり、政策金利という概念がない仮想通貨FXには関係がありません。
スワップポイントを詳しく知りたい方は、以下のボックスをタップ!
FXのスワップポイントとは?
FXのスワップポイントを理解する前に、分かりやすい先物取引のスワップポイントを先にご紹介します。
あなたは、将来1ドルの支払い(買掛金)を行う約束をしましたが、円安が不安です。
そんなとき、先物為替予約を行うと、将来の1ドル購入をレートを固定して行うことができます。
このとき、固定される将来のレート(ドル円の先物レート)は、主に2カ国の通貨の政策金利で決まります。
現在の政策金利を踏まえた将来のレートで固定する訳ですね。
このとき、今1ドル用意すれば110円掛かるものが、将来購入すれば107.87円で済むことが分かりました。この差額の2.13円が、金利差により生まれた「スワップポイント」です。
FXにおけるスワップポイントも同じことです。
FX業者は、投資家から受けた注文と同じ取引をインターバンク(銀行や証券会社等)と行い、これをヘッジ目的の「カバー取引」といいます。
こうすれば、FX業者が利益の支払いで困ることがないからです。
金融機関と取引を行っているということは、2カ国間の政策金利差が生まれるため、ポジションを持っている期間が長ければ長いほどスワップポイントが発生します。
このスワップポイントの一部を、FX業者は利用者に還元しています。
ちなみに、bitFlyerの仮想通貨FXではスワップポイントという表現が使われていますが、実態は本記事後半で紹介する建玉管理料のことです。(https://bitflyer.com/ja-jp/s/commission)
政策金利差の概念がない仮想通貨FXには、スワップポイントという概念は存在しません。
ちなみに、bitFlyerには逆に資金調達率の仕組みがないため、現物とFX相場に大きな価格の乖離があります。
活発な市場のビットコインの適正価格で行ったチャート分析は適用できないため、別の投資先として捉えるべきです。
Bybitの資金調達率と建玉管理料の違い
Bybit(バイビット)の資金調達率と建玉管理費の違いは、資金調達率はあくまでロング・ショートのバランスを保つための仕組みで、建玉管理費はFX業者が行うカバー取引に支払う手数料である点です。
繰り返しになりますが、Bybitの資金調達率は現物とFX相場の乖離を防ぐためにあり、1日に3回資金調達手数料の受け払いがユーザー間で行われます。
建玉管理料は、FX業者が裏でリスクヘッジのために行っている「カバー取引」で発生している手数料を、こちらが代わりに1日1回支払っているイメージです。
カバー取引を詳しく知りたい方は、以下のボックスをタップ!
FX業者が行うカバー取引とは?
FX業者は、利用者の注文と同じ取引をヘッジ目的でインターバンクと行っています。
カバー率は業者によって異なりますが、100%カバーの業者も多いです。
これによりスワップポイントが発生するため、その一部は利用者に還元されます。
還元率は業者によって違うため、還元率が多い取引所を選ぶことが大切です。
例えば、bitFlyerは2023年7月時点では海外取引所OKXの関連会社とSBIVCトレードをカバー取引先に指定しており、ヘッジ取引のために手数料が発生します。(bitFlyerのカバー取引先一覧はこちら )
あえて「スワップポイント」という名称をbitFlyerが使っていることからも分かるように、この分の支払いを利用者側が負担していると考えるのが妥当でしょう。
Bybitの資金調達率とレバレッジ管理料の違い
Bybit(バイビット)の資金調達率と建玉管理費の違いは、資金調達率はあくまでロング・ショートのバランスを保つための仕組みで、レバレッジ管理料はFX業者が行うカバー取引に支払う手数料である点です。
繰り返しになりますが、Bybitの資金調達率は現物とFX相場の乖離を防ぐためにあり、1日に3回資金調達手数料の受け払いがユーザー間で行われます。
レバレッジ管理料は、ポジションを1日またいだ場合に発生する保管費用で、FX業者が保管裏でリスクヘッジのために行っているカバー取引で発生している手数料を、こちらが代わりに支払っているイメージです。
つまり、先述の建玉管理料とまったく同じ性質の手数料ですね。
GMOコインがこの「レバレッジ管理料」という表現で、0.04%/日の手数料を仮想通貨FXで徴収しています。
GMOコインもリスクヘッジのためにカバー取引先を指定しており、カバー取引先との費用をこちらが「レバレッジ管理料」として負担しているイメージです。
まとめ:資金調達率はFX運営には必須!
本記事では、Bybitの資金調達率の仕組みと、その他の似た概念との違いについてご紹介してきました。
資金調達手数料とは、取引額に資金調達率をかけて計算される費用で、ロングとショートの需給のバランスを保ち、現物相場とFX相場の価格を乖離させない目的で設定されています。
Bybitで仮想通貨FXを現物相場と同じ環境で利用できるのは、この資金調達率のおかげなんだね!
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🐼 公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/
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仮想通貨に関する注意喚起
仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。
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