爆発的なリターンが見込める新興アルトコインは？戦略的な投資家たちは11月中に購入を検討中

11月5日にアメリカで行われた大統領選挙で、仮想通貨推進派のトランプ次期大統領が再選を果たしたことで、仮想通貨市場では歴史的な強気相場が巻き起こっています。

Bitcoin（BTC、ビットコイン）が連日のように史上最高値を更新しており、本稿執筆時点の11月20日、BTCはまたもや9万4000ドルという史上最高値に到達しました。

そのように盛り上がる市場で爆発的なリターンを狙う戦略的な投資家たちが注目しているのがビットコイン以外の仮想通貨を意味する「アルトコイン」です。

Ethereum（ETH、イーサリアム）を始め、Solana（SOL、ソラナ）やXRP（リップル）がここ数日で高騰して注目されており、一部の専門家はアルトコインのシーズンに入っていると評価しています。

今回は、そのようなアルトコインシーズンで戦略的な投資家たちが11月中に購入を検討している新興アルトコインを6つご紹介します。

戦略的な投資家たちがアルトコインに注目する理由

アルトコインというのは、トップ仮想通貨であるビットコインの機能を改善するために開発された仮想通貨で、高速な取引や高い効率性、匿名性など高い実用性を持っていることから、BTCの代替案として人気が高まっています。

アルトコイン分野では、ETHやSOLという主要アルトコインが人気ですが、トランプ次期大統領の当選をきっかけに投資家のリスク許容度が高まっており、Dogecoin（$DOGE、ドージコイン）やBonk（$BONK）、Pepe（$PEPE、ぺぺ）などのミームコインを選択する投資家が増えています。

ミームコイン市場は、9月に時価総額が300億ドル台まで落ち込んでいましたが、市場の盛り上がりに乗って1000億ドルまで急上昇させ、2021年以来の歴史的なブルラン（強気相場）を経験しています。

しかしながら、ミームコインを含むアルトコインは、一般的にボラティリティ（価格変動）が高く、投資家は一瞬で大きな損失を被る高いリスクがあります。

その一方で、ビットコインなどの高騰で市場が盛り上がると、一気に価格を上昇させて爆発的なリターンをもたらすこともあるため、戦略的な投資家たちはポートフォリオの一部に取り入れ、保有資産の収益性を高めるアプローチを取っています。

特に、以下で紹介する新興アルトコインは現在プレセール段階にあり、取引所上場前に低価格で獲得できるため、より低いリスクで爆発的なリターンを狙うことが可能です。

Pepe Unchained

Pepe Unchained （$PEPU、ペペアンチェーンド）は、最近トップ仮想通貨取引所の1つであるCoinbase（コインベース）およびRobinhood（ロビンフッド）に上場したことで価格が高騰した$PEPEの改良版として、新しく発表されたミームコインで、その実用性が注目されています。

Pepe Unchainedは、イーサリアムのメインネットワークで稼働する$PEPEで課題となっていた取引遅延や手数料（ガス代）高騰などを解決するため、イーサリアムの新しいレイヤー2ネットワーク上に、「Pepeチェーン」と呼ばれる独自ブロックチェーンを開発しています。

このPepeチェーンは、従来の$PEPEよりも100倍スピーディーな取引を実現できるだけでなく、取引にかかるコストも大幅に抑えられます。

開発チームはまた、Pepeチェーン上で実行される取引を一覧で確認できる専用ブロック・エクスプローラー機能、$PEPUを最適価格で取引できるカスタムDEX（分散型取引所）機能、Pepeチェーン・イーサリアムの移動がスムーズになるブリッジ機能、現在72％のAPY（年間利回り）が設定されているステーキング機能など、エコシステム全体の実用性を高める多様な機能をリリース予定としています。

ソラナネットワークで人気が高まっている「pump.fun」の成功を再現することも目指して、わずか数クリックでオリジナル・ミームコインを作成できる独自ローンチパッド、ぺぺのポンプパッド（Pepe’s Pump Pad）も発表しています。

このように、実用性にこだわったPepe Unchainedプロジェクトには、既存のPepeコミュニティもポジティブな反応をしており、最終ステージに入ったプレセールでは、すでに4000万ドル以上の大規模な資金が集まっています。

Crypto All-Stars

Crypto All-Stars（$STARS、クリプト・オールスターズ）は、保有ミームコインを1つのプロトコルで複数同時にステーキングできる業界初の統一ステーキング・プラットフォームを開発しています。

このプラットフォームは「MemeVault（ミーム金庫）」と呼ばれており、$DOGEや$PEPE、$BONKを始め、シバイヌ（$SHIB）・フロキ（$FLOKI）・ターボ（$TURBO）・ブレット（$BRETT）・モッグコイン（$MOG）・トシ（$TOSHI）・コックイヌ（$COQ）・ミレディ（$LADYS）という11種類の主要ミームコインに対応しています。

$STARSそのものをロックして追加の報酬を稼げるステーキング機能は、すでに稼働しており現在386%のAPYが設定されています。

現在行われているプレセールには、大規模な資産を持つクジラ（大口投資家）からの注目を集めており、これまでに460万ドル以上の資金を調達しています。

Flockerz

Flockerz（$FLOCK、フロッカーズ）は、従来の仮想通貨プロジェクトのように、1人もしくは複数人で運営をするのではなく、コミュニティに全ての決定を委ねる分散型自立組織（DAO）にこだわりを持つ最新ミームコインです。

娯楽を目的としたミームコインが市場に溢れる中、Flockerzは仮想通貨市場に真の民主主義のトレンドをもたらすことを目指しており、投票することでトークンを稼げるVote-To-Earn（V2E、ボート・トゥ・アーン）という革新的なシステムを導入しています。

このV2Eでは、$FLOCKトークン保有者が、マーケティング戦略やトークンバーン（焼却）など、プロジェクトの将来を左右する重要な決定に投票することができ、実際に投票を行うと$FLOCKトークンで報酬を獲得することが可能です。

ステーキング機能では現在、836％という高い利回りを提供している点もプロジェクトの魅力の1つとなっています。

実施中のプレセールには、すでに250万ドル以上の資金が集まっており、5万ドル相当の購入が確認されるなど、Flockerzは今注目されつつある有望なプロジェクトです。

Best Walletトークン

Best Wallet（ベストウォレット）というのは、今年発表された新しい分散型ウォレットで、メタマスクを超える人気ウォレットとしての地位を確立することを目指しています。

Best Walletは、仮想通貨への投資初心者でも利用しやすいようにユーザーフレンドリーさにこだわっており、60以上の人気ブロックチェーンに対応している他、使い勝手のいいインターフェース、高度なセキュリティ機能を備えています。

今回そのようなBest Walletで発表されたネイティブトークン、Best Walletトークン（$BEST）は、トークン保有者に対して取引手数料の割引や高額なステーキング報酬など、様々な特典を付与しています。

特に注目されているのが、Upcoming Tokens（近日公開トークン）という革新的な機能で、$BESTトークン保有者は、前述した$PEPUや$STARSを始めとする有望な新興アルトコインを、プレセールのステージ0（一般公開前の特別ステージ）でお得に購入することができます。

$BESTトークンは現在、プレセールは現在、Best Walletアプリのユーザーのみがアクセスできる「プライベートセール」（2週間限定）を実施しており、資金調達総額はすでに50万ドルを超えています。

Freedom Fighters

FreeDum Fighters（$DUM、フリーダムファイターズ）は、冒頭で触れたアメリカ大統領選挙を風刺する目的で立ち上げられた新しい政治系ミームコイン（PolitiFi）です。

このプロジェクトでは、トランプ次期大統領を示すMAGATRON（マガトロン）と、ハリス副大統領を示すKamacop 9000（カマコップ9000）に、$DUMトークン購入者がステーキング（投票）できるエンタメ性の高い模擬選挙を実施しています。

ステーキングのAPYはそれぞれ、MAGATRONが250.86%、Kamacop 9000が411.71%となっており、ユーザーの投票結果はMAGATRONが56%と優勢です。

また開発チームは、毎週オンライン討論会を開催しており、自分が支持する陣営が勝利するとエアドロップ（無料配布）として追加報酬を受け取れるシステムも提供しています。

今年のアメリカ大統領選挙はすでに終了しましたが、FreeDum Fightersはより広範な政治イベントをテーマにしているため、トランプ次期大統領が来年1月に就任すれば、トレンドの新たな政治家をキャラクターに設定し、急成長する可能性が示唆されています。

現在行われているプレセールには、60万ドル近い資金が集まっており、今後の成長が期待されています。

Sponge V2

Sponge V2（$SPONGEV2、スポンジV2）は、スポンジ・ボブをテーマにしたミーム文化の強いプロジェクトで、2023年5月に一部のトレーダーへ100倍のリターンを提供した$SPONGEV1の最新版として立ち上げられました。

$SPONGEV2のリリースとともに、$SPONGEV1の販売は終了しており、前作の成功を超える急成長が期待されています。

というのも、$SPONGEV2はミームコイン市場でトレンドとなっているPlay-to-Earn（P2E、プレイ・トゥ・アーン）というゲームを開発しているためです。

P2Eは、ユーザーがゲームで遊びながら仮想通貨を稼げる画期的なモデルで、Sponge V2ではレースゲームでユーザーが勝利すれば、報酬として$SPONGEV2トークンをもらえるゲームを現在開発しています。

$SPONGEV2は、ポリゴン（POL）上ですでにリリースされており、ゲーム機能に加えて、21％のAPYからなるステーキング機能も注目されています