この記事から分かること
- Hyperliquidの使い方・始め方
- Hyperliquidのトレード方法
- 仮想通貨HYPEの買い方・運用方法
- HyperEVMの使い方・始め方
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)とは、自分で資産へのアクセス権を保持しながら注文板で仮想通貨のパーペチュアル取引(無期限先物)や現物取引を行えるセルフカストディの分散型取引所です。

分散型取引所「Hyperliquid」の概要は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引所名称 | Hyperliquid(通称:ハイリキ) |
| 取引方式 | オーダーブック |
| 構築ブロックチェーン | 独自L1(Hyperliquid L1) |
| コンセンサス | 独自PoS(HyperBFT) |
| 資産管理 | セルフカストディ |
| 対応銘柄 | 主要な仮想通貨の永久先物・現物 |
| ログイン方式 | EVMウォレット or MPC(メール) |
| 処理時間(レイテンシ) | 0.2秒以内 |
| 処理能力(TPS) | 20万件/秒 |
| 取引手数料(Taker) | 0.035%(取引量で割引あり) |
| 取引手数料(Maker) | 0.010%(取引量で割引あり) |
| 資金調達料 | 1時間毎支払い(詳細はこちら) |
| 注文方式 | 成行/指値/逆指値/ストップリミット/スケール/TWAP |
| 注文オプション | Reduce Only/Post Only/GTC/IOC/TP/SL |
| 最大レバレッジ | 40倍(BTC) |
| その他清算等の仕様 | 公式docsはこちら |
| トレード画面 | https://app.hyperliquid.xyz/trade |
さとうHyperliquidの特徴は次の通りです。
- 独自のレイヤー1ブロックチェーンで構築
- 「HyperCore」による取引ロジック管理
- 「HyperBFT」による高速PoSコンセンサス
- 「HyperEVMによるEVM互換実行環境
- 完全オンチェーン処理による高い透明性
Hyperliquidは、L1ブロックチェーン「HyperCore」とEVM互換環境「HyperEVM」の2つで構成され、どちらも独自のプルーフオブステーク型のコンセンサス「HyperBFT」で合意形成を行います。
HyperCoreが分散型取引所の証拠金・清算・オーダーブックといった取引関係のロジックを全て管理しており、Hyperliquidで行った取引は全てブロックチェーン「HyperCore」に送信されます。
取引の処理順序決めや最終承認は全て「HyperBFT」と呼ばれる即時の独自のコンセンサスで行われ、HyperCoreの状態遷移が最終確定される仕組みです。



様々な「Perp DEX」が乱立する中、独自オンチェーンでCEXさながらの高速取引処理ができる「Hyperliquid」はやはり別格です。


Hyperliquidには、次の3つの使い方があります。


1つ目はガス代なし&即時処理の最大レバレッジ40倍永久先物や現物取引で、中央集権型取引所と同様に様々な銘柄を取引できます。(新規銘柄の上場も早い)
2つ目はHyperliquidのネイティブトークンである仮想通貨HYPEの購入です。Hyperliquid上でそのままステーキングすることで、利回りを得ることもできます。
3つ目はHyperEVMの利用で、他のEVMチェーンと同様に様々なDApps(分散型アプリケーション)を利用して仮想通貨のスワップや「イールドファーミング」ができます。
詳細は未定ですが、Hyperliquidは第2回目の仮想通貨HYPEのエアドロップを行うことが分かっており、上記3つの使用がエアドロップの対象となる可能性があります。
特にHYPEステーキングとHyperEVMは初回エアドロップ時は実装されていなかったため、この2つの新しい機能がエアドロップの枚数に与える影響は大きいと言えます。
※HyperEVMに関しては、各DAppsがエアドロップ予定の独自トークンとの二重取りができることもあります。全てのHyperEVMがエアドロップの対象となるとは限りません。(この辺りの詳細は公開させていません)



Hyperliquidは下のリンクからお得に新規登録できます。


・特徴①:オーダーブック型の分散型取引所
・特徴②:ユーザー側で資産の管理権限を保持
・特徴③:CEXさながらの使いやすいUI/UX
・Hyperliquidに仮想通貨を入金する方法
\ 取引手数料が4%オフになる特典付き /
🐼 公式サイト:https://hyperfoundation.org/


| Hyperliquidの関連記事はこちら | |
|---|---|
| 仮想通貨HYPEの買い方 | Hyperliquidの使い方 |
| HYPEのステーキング | HyperEVMの使い方 |
| HyperSwapの使い方 | Hyperliquid紹介リンク |
始め方&使い方①:Hyperliquidでトレード


Hyperliquid(ハイパーリキッド)で仮想通貨のトレードを行う手順は、次の通りです。
①Hyperliquidにウォレットを接続
「Hyperliquidの公式サイト」にアクセスしたら、メタマスク等のウォレットを接続しましょう。
当サイトのリンクよりHyperliquidにアクセスして接続すると、手数料が永久割引になります。


※ちなみに、Hyperliquidはウォレットではなくメールアドレスを使用して登録することもできますが、本記事では全てウォレット(メタマスク)を使用する例で解説します。
ウォレットを接続したら、画面右下の「Enable Trading」で取引を許可しておきましょう。


②USDCをHyperliquidに入金
Hyperliquidへの入金は以下の様々なネットワークと銘柄で行えますが、永久先物取引の証拠金(マージン)として利用できるのはUSDCのみなので、アービトラムのUSDCで入金するのがおすすめです。
※USDC以外はPerps口座に振替できません。
| 対応チェーン | 入金対応銘柄 | 証拠金 | 手数料 |
|---|---|---|---|
| アービトラム | USDC | 利用可能 | ガス代(ほぼゼロ) |
| イーサリアム | ETH | 利用不可 | ガス代+数ドル |
| ビットコイン | BTC | 利用不可 | ガス代+数ドル |
| ソラナ | SOL+他一部 | 利用不可 | ガス代+数ドル |
| Plazma | XPL | 利用不可 | ガス代+数ドル |
Hyperliquid 入金比較表



Arbitrum(アービトラム)のUSDCを入金する場合、トレード画面上の「Deposit」を押します。


Hyperliquidに入金するUSDCの枚数を入金したら、Arbitrumのウォレットでガス代ETHを支払います。


「Hyperliquidに仮想通貨を入金する方法」は、下の別記事でより詳しく解説しています。




③仮想通貨のトレードを行う
入金したUSDCは最初「先物口座」に入金されるため、そのまま先物トレードの証拠金として利用できます。
現物取引がしたい方は「Perps⇔Spot Transfer」より、現物口座にUSDCを振り替えてください。


トレード画面左上より、トレードする銘柄を選択できます。画面下部には現在の各口座の残高状況と注文後のポジション状況が表示されます。


まずは取引の種類と銘柄を選びましょう。(Perpsは先物でSpotは現物)


画面右側が注文画面となっており、クロスマージンと分離マージンの設定、レバレッジの設定、成行注文か指値注文とか等、注文の詳細を設定しましょう。





注文の詳細が決まったら「Place Order」で注文を実行します。
Hyperliquid(HyperCore上の取引注文)は取引処理でガス代は発生しません。(取引手数料・資金調達手数料のみ発生)
ポジションの状況確認や決済は、全て画面下部「Positions」より行えます。
始め方&使い方②:HYPEの購入&ステーキング


「仮想通貨HYPEの購入方法」は、下の記事でより詳しく解説しています。


「仮想通貨HYPEのステーキング方法」は、下の記事でより詳しく解説しています。


手順の概要は、次の通りです。
①Hyperliquidにウォレットを接続
「Hyperliquidの公式サイト」にアクセスしたら、メタマスク等のウォレットを接続しましょう。
当サイトのリンクよりHyperliquidにアクセスして接続すると、手数料が割引になります。


②USDCをHyperliquidに入金&振替
現物の仮想通貨HYPEは、USDCでのみ購入できます。
USDCをHyperliquidに入金する方法は本記事の「使い方①:Hyperliquidで仮想通貨のトレード」で解説しています。
Hyperliquidに送金したUSDCは最初「先物アカウント(Perps)」に入金されるため、トレード画面右下「Perps⇔Spot Transfer」より、現物アカウント(Spot)に振り替えましょう。


③現物アカで仮想通貨HYPEを購入
現物アカウントの方に振替ができたら、トレード画面左上よりHYPE/USDCのSpot(現物)を選び、画面右で注文内容を設定したら注文を実行しましょう。
ポジションの状況は、画面下部の「Balances」に表示されます。
【任意】HYPEをステーキングする
購入した現物の仮想通貨HYPEは、Hyperliquidでそのままステーキングして運用できます。(現在のAPRは約2.3%)





そのまま放置しているのは勿体ないので、ステーキングしておきましょう。(エアドロップを貰える可能性もあり)
画面上のメニュー「Staking」より、現物残高からステーキング残高にHYPEを振り替えた後、画面下部からステーキング先の「バリデーター」を選んでステーキングを開始します。


「HYPEのステーキングの仕組みやバリデーターの選び方」などの詳細は、下の記事で解説しています。


【任意】Vaultsで運用して報酬を得る方法
Hyperliquidの代表的な「Vaults」の1つである「Hyperliquidity Provider(HLP)」にUSDCを預け入れて、流動性配置による利益とHyperliquidの取引手数料シェアを稼ぐ方法をご紹介します。





Hyperliquidity Providerでは、次の2つのマーケットメイキング戦略を実行して利益を出しています。
※HLPのもう一つの役割であるポジション清算「HLP Liquidator」の詳細は本記事では割愛します。
上記のマーケットメイキングの主な戦略としては、Hyperliquidと大手中央集権取引所から各銘柄の価格データを集計して公正価格を計算し、この公正価格の周辺で流動性を配置・取引することで利益を出します。



マーケットメイカーとは、流動的な市場を作ることを目的に継続的に売り注文と買い注文を出し続ける個人・組織を指します。


例えばマーケットメイカーは取得価格よりわずかに高い価格で売却できれば利益を出すことができ、その僅かな利益を無数に積み上げることで利益を蓄積していきます。
短期のトレーダーとは異なり価格を予測して注文を配置する訳ではなく、事前に決めた戦略・アルゴリズムによって機械的に注文を大量に出して利益を出すのが一般的です。
※一般的に取引所側が手数料を払ってプロマーケットメイカーに流動性提供を依頼する場合も多い。
Hyperliquidのようなオーダーブックの分散型取引所では、Vaultsと呼ばれる誰でも預け入れ可能な金庫があり、Vaultsの資金を使って注文板に実際に注文を配置し、流動的な市場を作る手助けをしています。
Hyperliquidity Providerに預け入れるUSDCは、仮想通貨HYPEの購入と同じ手順で用意し、Hyperliquid上に入金(Deposit)しておきましょう。
※USDCのDeposit先はSpotではなくPerps。VaultsはSpot口座のUSDCを認識しません。
USDCを用意できたら、「HyperliquidのVaultsの画面」にアクセスし一番上の「Hyperliquidity Provider(HLP)」を選びます。


画面左下の「Deposit」よりUSDCを預け入れて運用を開始できます。





預け入れ後4日間はUSDCを引き出せないので注意してください。
始め方&使い方③:HyperEVMでDAppsを利用


Hyperliquidの構成要素の1つである「HyperEVM」では、他のブロックチェーン同様に様々なDApps(分散型アプリケーション)を利用できます。
「HyperEVMの使い方・仕組み・お勧めDApps」等の詳しい解説は、下の別記事で行っています。




①Hyperliquidで仮想通貨HYPEを購入
現物の仮想通貨HYPEの買い方は、本記事「使い方②:仮想通貨HYPEの購入&ステーキング」で解説しています。
②メタマスクにHyperEVMを追加
次にメタマスクにHyperEVMを追加します。
「こちらのChainlist」にアクセスして「Connect Wallet」を押すと簡単に追加できます。


カスタムネットワークで追加したい方はこちら
- ネットワーク名:HyperEVM
- デフォルトのRPC:https://rpc.hyperliquid.xyz/evm
- チェーンID:999
- 追加記号:HYPE
- エクスプローラーURL:https://purrsec.com/
>>公式ドキュメントでウォレットへの追加方法を確認した方はこちら(Hyperliquid docs)
③HYPEをHyperEVMに送金
HyperEVMはガス代としてネイティブトークンの仮想通貨HYPEを使用します。



取引1回あたり0.01HYPEから0.02HYPE程度です。
「Hyperliquidのトレード画面」より、画面下の仮想通貨HYPEの残高表示の右端にある「Transfer to/from EVM」から現物のHYPEをHyperEVMに送金できます。


④HyperEVM上のDAppsを触る
HyperEVM上のDAppsは、大きく次の4つに分かれます。
- スワップ(AMMの分散型取引所)
- レンディングプロトコル
- リキッドステーキングプロトコル
- その他のファイナンス系プロトコル
「各DAppsの始め方・使い方」は、下の記事で詳しく解説しています。




・特徴①:オーダーブック型の分散型取引所
・特徴②:ユーザー側で資産の管理権限を保持
・特徴③:CEXさながらの使いやすいUI/UX
・Hyperliquidに仮想通貨を入金する方法
\ 取引手数料が4%オフになる特典付き /
🐼 公式サイト:https://hyperfoundation.org/


| Hyperliquidの関連記事はこちら | |
|---|---|
| 仮想通貨HYPEの買い方 | Hyperliquidの使い方 |
| HYPEのステーキング | HyperEVMの使い方 |
| HyperSwapの使い方 | Hyperliquid紹介リンク |

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起

仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |







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