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この記事から分かること
- NFTのコミュニティツールDiscordとは
- Discordの始め方と使い方
- Discordを使った盗難詐欺事例と対策法
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
「Discord」はアメリカの企業Discord Inc.で開発されたチャットサービスです。
NFT・仮想通貨のコミュニティ運営のツールとしてよく利用されており、次の特徴があります。
- サーバーを作成して自由にコミュニティを作れる
- コミュニティ運営を盛り上げる機能が多い
- NFTと連携したコミュニティ運営もできる
コミュニティの中で「公式アナウンスルーム」・「質問部屋」・「トークルーム」など、様々な目的に分けて部屋を作成し、チャットを行えます。
コミュニティ文化が強いNFTを楽しむためには必須なので、本記事で基本的な使い方を押さえておきましょう。
NFTのコミュニティツールDiscordの特徴
NFTのコミュニティツールとしてのDiscordには、次の3つの特徴があります。
特徴①:サーバーを自由に作成できる
Discordではサーバーを作成し、自由にコミュニティを作って運営できます。
NFTは、NFTを持っている人同士が集まる「コミュニティ」で一緒に盛り上がるのが楽しみの1つなので、NFTの運営には最適なツールといえます。
複数のコミュニティに入っても簡単に切り替えができて、情報の収集もスムーズです。
1つのコミュニティ内が複数のチャンネルに分かれており、自分の目的に合ったチャンネル内で質問したり、交流したりできます。
特徴②:運営を盛り上げるボット機能
Discordコミュニティの管理者は、様々なボット機能を追加することでコミュニティをさらに盛り上げれます。
- レベル管理機能
- ロール付与機能
「レベル管理機能」を使うと、プレイヤーはチャットを行うことサーバー内での自分のレベルを上げれます。
レベルを上げたプレイヤーには「ホワイトリスト」と呼ばれるNFTを優先的に購入できる権利が与えられたりします。
「ロール付与機能」を使うと、運営はプレイヤーにロール(役割)を付与できます。
コミュニティへの貢献度が高いメンバーに特別なロールを付与したり、NFTを多く持っている人だけの特別なロールを付与したりできます。
上記の人は「helper」のロールが付いており、質問を受け付けていることが分かります。
他のメンバーから見ても分かるようになっているため、このようにコミュニティも運営しやすくなります。
特徴③:NFTと簡単に連携できる
Discordには、NFTと連携できる機能もあります。
NFTを所有している人だけにロールが付与される機能もあり、上に挙げた例では「holders」というロールが付きます。
NFT所有者の専用のロールが付いている人だけが入室できるチャンネル等もあり、NFTを持っていると楽しみ方がさらに広がるようなコミュニティ運営もできます。
コミュニティへの参加自体に、NFTが必須になっていることも多いです。
例えば、キングコングの西野さんが運営している「CHIMNEY TOWN DAO」はNFTを所有していないとほとんどのチャンネルに入室することができません。
このように、Discordを使えばNFTを連携させた運営ができます。
Discordの始め方
Discordの始め方をご紹介します。
PC版のインストール方法
Discord公式サイトからパソコン版をダウンロードします。
インストールできたらアプリケーションを実行し、アカウントの登録を行いましょう。
ログイン画面の下の「登録」からアカウント作成に進めます。
これでPC版Discordのインストールとアカウントの登録は完了です。
スマホ版のインストール方法
下から自分のスマホのOSにあったDiscordアプリをダウンロードしましょう。
アプリを開いたら、アカウントの登録を行います。
「登録」をタップして、メールアドレスの設定を行います。
ユーザー名・パスワード・生年月日を入力してアカウントの作成は終了です。
Discordの使い方
NFTのコミュニティに入る方法
NFTのコミュニティに入る流れは、ほとんどが下記で共通です。
- 公式HP・SNSからDiscordの招待URLにアクセス
- 「招待を受ける」を選択
- コミュニティのルールに同意する
- 最初に表示されたチャンネル内で「Verify」を選択
世界的に有名なNFT「Pudgy Penguins」を例に、Discordコミュニティに入る流れを紹介します。
まずはNFTプロジェクトの公式ホームページや公式SNSからdiscordの招待URLを見つけましょう。
次に「招待を受ける」を選択します。
コミュニティに入ると、最初は何も操作できなくなっていることが多いです。まずはコミュニティのルールに同意する必要があります。
「おしゃべりを始める前に、もういくつかのステップが残っています。」よりルールを確認できるので、全て読んだら同意しましょう。
ルールに同意した後は操作できるようになりますが、最初は表示されているチャンネルが少ないことが多いです。
コミュニティに入って最初に表示されているチャンネル内の「Verify」や「認証」を選択することで表示されるようになります。
Discordのコミュニティに入った後
Discordのコミュニティに入った後は、それぞれのコミュニティ毎の楽しみ方があります。
- 初心者部屋で質問
- トークテーマが決められたチャンネルでの雑談
- NFTを連携や特定の活動でロールを獲得
- 運営陣のトーク履歴の閲覧
Discordを使ったNFTの盗難詐欺に注意
Discordを利用してNFTを盗む詐欺の手口が横行しています。
主に次の2つに事例が多いため、対策方法を事前に知っておきましょう。
- Discord内のDMで詐欺URLが送られる
- Discordコミュニティの乗っ取られる
詐欺事例①:Discordで届く詐欺DM
Discordを利用し始めると大量のダイレクトメッセージが届くようになります。
大半の内容がNFTを無料でもらえるサイトへの誘導となっており、誤って接続するとNFTを盗まれます。
下のように毎日英語で大量のダイレクトメッセージが届くはずです。
中身を見ると分かりますが、全て詐欺サイトに誘導するURLが付いています。
どのDMにもアクセスしてウォレットを接続することで、NFTを無料で貰えるといった旨の内容が書かれています。
詐欺サイトにアクセスすると、以下の2つのどちらかを要求されます。
- 「リカバリーシードフレーズ」の入力
- 「SET APPROVAL FOR ALL」への電子署名
リカバリーシードフレーズはウォレットを復元できるマスターキーのため、誤って入力すると勝手にウォレットを復元され仮想通貨・NFTは全て盗まれます。
「SET APPROVAL FOR ALL」への署名は全ての資産を勝手に移動してよいという許可を示すため、詐欺サイト上でこの署名を行うと、ウォレットの仮想通貨・NFTは全て盗まれます。
詐欺DMの対策方法
Discordのダイレクトメッセージは全て詐欺なので、ダイレクトメッセージを受け取れない設定にしましょう。
プロフィールアイコンを選択し「プライバシー・安全」⇒「サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する」をオフにすることでDMは来なくなります。
NFTプレゼント企画に応募している等、当選通知をDMで受け取るといった必要がある場合にだけ一時的に開放すれば大丈夫です。
詐欺事例②:Discord運営の乗っ取り
コミュニティアプリDiscordの運営陣のアカウントが乗っ取られ、公式のアナウンスとして詐欺サイトが掲載され、アクセスしてしまいNFTを盗まれることがあります。
有名な事例としては、2022年11月に発生したキングコングの西野さんが運営するNFTコミュニティ「CHIMNEY TOWN DAO」の乗っ取りが挙げられます。
多くの方が被害に遭い、数十万円する高価なNFTが大量に盗まれてしまいました。
運営乗っ取りの対策方法
上記の画像のように日本語が不自然な場合、乗っ取られた可能性を疑うこともできるかもしれません。
しかし、日本語が自然な場合も多く、詐欺サイトへアクセスする前に察知できない場合もあります。
公式がアナウンスしてたら普通何の疑問も持たずにクリックするよね。
この場合、詐欺サイトにメタマスクを接続させられた場合に要求される以下の2つを意識しておくことが重要です。
- メタマスクのシードフレーズの入力
- 「SET APPROVAL FOR ALL」への署名
この2つは詐欺の基本的な手口なので要注意です。
DiscordのよくあるQ&A集
- Discordにログインできません。
-
別の端末や場所からログインすると一時的にロックされることがあります。
解除のための認証メールが届くので、認証しましょう。
- Discordのパスワードを忘れました。
-
ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」と選択すると、パスワードをリセットするための手順が表示されます。
画面の指示に従って、パスワードを再設定しましょう。
- Discordのアカウントを複数作りたいです。
-
ログイン画面の「登録」で別のメールアドレスとパスワードを設定すれば、新しいアカウントを作れます。
- Discordのアカウントはどうすれば切り替えられますか?
-
Discordのアカウント切り替えはWindows版のみで一部のユーザーのみに限定的に開放されている機能です。対象外となっているユーザーもいます。
自分のプロフィールアイコンをクリックして「アカウント切り替え」を選択すると、自由に切り替えることができます。
- Discordに年齢制限はありますか?
-
Discordは13歳以上の方のみ利用できます。
2021年3月22日にiOSアプリ版のみ年齢制限の引き上げがあり、17歳以上のみが利用可能となりました。
- Discordのメッセージは削除できますか?
-
メッセージを選択すると3つのドットアイコンが表示されます。
そこから「削除」を選択することでメッセージを削除できます。
- メッセージを送信できません。
-
チャンネル内の設定で連続投稿ができなくなっていたり、サーバー入室後はすぐに投稿できなくなっていることがあります。
時間を空けることで再び投稿できるようになります。
- Discordに危険性はありますか?
-
NFTが盗難される事例が度々起きています。
外部サイトに誘導され、メタマスクのシードフレーズを入力させられたり、NFTを移動する許可に不正に署名されられたりします。
この2つを求められた場合は、詐欺であることを疑いましょう。
まとめ:Discordを使ってNFTをより楽しもう
Discordは以下の特徴がある、NFTのコミュニティ運営に最適なツールです。
- サーバーを作成して自由にコミュニティを作れる
- コミュニティ運営を盛り上げる機能が多い
- NFTと連携したコミュニティ運営ができる
Discordを楽しむ際は、以下の2つによるNFT盗難には注意しましょう。
- DiscordのDMで届く詐欺URL
- Discordコミュニティの乗っ取り
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