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この記事から分かること
- TRXの公式サイト上のステーキング方法
- Tronの委任型プルーフオブステークとは
- Tronのガス代「Band width」
- Tronのガス代「Energy」
仮想通貨TRX(トロン)は、Tron公式の「Tronscan」で年間利率約4%~5%の高利回りステーキングができます。
Tronは委任型プルーフオブステーク(Delegated Proof of Stake)と呼ばれる取引承認の仕組みを採用しており、投票によって選ばれた上位27のノードのみがブロックを作ります。
※国内では「オーケーコインジャパン」がトップ27位に選出されています。
「ノード候補者への投票行為=ステーキング」であり、ステーキングを行っていると、ノードがTronプロトコルから得る報酬を分配してもらうことができます。
また、TRXのステーキングを行う同時にTron上で使用する取引手数料(ガス代)が無料でもらえます。
Tronのガス代は次の2種類があり、ステーキングするときにどちらを受け取るか選択することになります。
- Bandwidth(帯域幅)
- Energy(エナジー)
この記事を最後まで読むことで、仮想通貨TRXのステーキング方法が分かり、Tronステーキングの仕組み・注意事項が分かります。
「仮想通貨TRX(トロン)の特徴や買い方」は、下の記事で詳しく解説しています。
※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
仮想通貨TRX(Tron)のステーキング方法
仮想通貨TRX(トロン)を公式サイト「Tronscan」でステーキングする方法は、次の通りです。
TronscanはTronの公式ウォレット「TronLink」にのみ対応しているため、TronLinkにTRXを送金してステーキングを行います。
手順①:ウォレット「TronLink」を作成する
Tronの公式ウォレット「TronLink」は下のリンクからインストールできます。
起動したらCreate Walletを選択し、パスワードを設定します。(大文字小文字数字込み8字以上)
リカバリーに必要な12の英単語(ニーモニック)を順番にメモします。
最後に正しくメモできたか確認されるので、指定された順番の英単語を選びます。
ニーモニックはあなたのウォレットのマスターキーとなり、盗まれると全ての資産が抜き取られるので、人に教えたり怪しいサイトに入力したりしないで下さい。
手順②:TronLinkの仮想通貨TRXを送金する
TronLinkに仮想通貨TRX(トロン)を送金しましょう。
トロンは次の日本の取引所で取引できます。
- ビットトレード(取引所&販売所)
- オーケーコインジャパン(取引所&販売所)
- ビットポイント(PRO&販売所)
- DMMビットコイン(販売所のみ)
「仮想通貨TRXの買い方・送金方法」は、次の記事で詳しく解説しています。
手順③:TRON Powerとガス代を獲得する
「Tronscanの投票サイト」にアクセスし、画面右上の「Connect Wallet」より、TronLinkとTronscanを接続します。
TronscanのTRXステーキングは、アカウントを登録しないと行えないため「Register」を選択してメールアドレスとパスワードを設定します。
設定したメールアドレスにアカウントを有効にできるURLが届くので、URLにアクセスして登録は完了です。
登録が終わったら画面中央の「Get TRON Power」を選びます。TRON Powerを獲得することで、ノードへの投票(TRXステーキング)ができるようになります。
TRON Powerを獲得すると同時に、Bandwidth(帯域幅)とEnergy(エナジー)のどちらのTronのガス代を獲得するかを選べます。
TRXに関連する取引はステーキング含めて全てBandwidthを消費するので、迷ったらBandwidthを選びましょう。
Stakeking Amountに預けるTRXの枚数を入力し、Confirmでガス代をTRXまたはBandwidthで支払います。
このままでは利回りがもらえるステーキングになっていないので、ブロックを生成するスーパーレプレゼンティブのノードの候補者へ投票を行いましょう。
手順④:候補ノードを選んで投票する
Tronscanの「投票画面」にアクセスすると、画面下部にノード候補者のリストが表示されます。
上位27のノードは順番にブロック生成作業を行っており、ほとんど獲得している報酬に差はありません。
「Reward Distribution」が投票してくれた人への報酬の配布割合を表し、「APR」の列が年間利率を表しています。APRを見て決めれば問題ありません。
※Tronのスーパーレプレゼンティブのノードはほとんどの報酬をステーキング者に提供している場合が多いです。
右上の「Vote」を選択するとTRXの投票枚数入力欄が表示されるので、投票枚数を入れて再度「Vote」を押します。
「Confirm to Vote」を選択し、ガス代をTRXまたは「Bandwidth」で支払って投票は完了です。
あとは利回りがTRXで自動で計上されていきます。
補足:ステーキングを解除する方法
TRXの「ステーキングの管理画面」にアクセスし、「Stake2.0」のタブより「Unstake」を選ぶことでステーキングを解除することができます。
TRXステーキングに関する補足知識
Tronの委任型プルーフオブステークとは
Tronプロトコルでは、委任型プルーフオブステーク(Delegated Proof of Stake)と呼ばれる合意形成の仕組みを採用して取引を処理しています。
ステーキングの際にブロックを生成するノードを投票で選び、上位27位だけがブロック生成して報酬をもらえます。
※選ばれた候補者はスーバーノード(またはスーパーレプレゼンティブ, SR)と呼ばれます。
- 9999TRXを「バーン」してSRの候補に
- TRXホルダーがSR候補に投票を行う
- 上位27の候補がSRとしてブロック生成を行う
- SRには候補者報酬&ブロック報酬が提供される
- SRに落選した候補には候補者報酬のみ提供
- 各候補者設定の配布割合分が投票者に分配
ビットコインで採用されている「プルーフオブワーク」はブロック生成者を選ぶために負荷のかかる計算競争をする必要がありますが、TronのDPoSであれば一瞬で決めることができます。
Tronが秒間2000取引(TPS)を処理できる一つの理由です。
上位27のノードは上から順番に3秒毎にブロックを生成し、ブロックを生成する報酬(1ブロック32TRX)と候補者報酬(6時間毎に115,200TRXの山分け)の2つを受け取ります。
28位~127位までは、候補者報酬のみを受け入れます。6時間毎に115,200TRXの山分けとなり、受け取れる量は各候補者の投票数により重み付けされる仕組みです。
「Tronプロトコルの仕組み」は、下の記事で詳しく解説しています。
Tronのガス代:BandwidthとEnergy
レイヤー1ブロックチェーンTron(トロン)上で取引時に支払うガス代は、2種類あります。
- Bandwidth(帯域幅):TRX・TRC-10・TRC-20で消費
- Energy(エナジー):TRC-20で消費
これら2つのガス代はTron上ではリソース(Resource)と呼ばれます。
所有していなければTRXで消費されるので意識しなくても問題ありませんが、本記事で紹介したステーキング等で無料で獲得できることがあります。
Bandwidthが基本となるガス代で、Energyはスマートコントラクトで活用できる機能性の高いTRC-20の規格のトークンで利用されるガス代です。
TRC-20は取引処理により負荷がかかるため、TRC-20の取引の方がTRC-10やTRXと比べて手数料は高いです。
Bandwidth(帯域幅)は各アカウントに600/日まで自動で計上されます。
1回~2回分の取引はこれでまかなえる場合があります。
TRC-20に関連する取引を行う場合は、ステーキングでTRON Powerを得るときに併せて「Energy」を獲得するのがおすすめです。
現在保有している「Bandwidth」と「Energy」は、TronLink上で確認できます。
2つのリソースは他者に委任できる
Tronの2つのリソース(ガス代に相当)は、他の人に委任(Delegate)できます。
※ノード候補者への投票権を他の人に任せることはできません。
自分でステーキングしてその後放置しているだけでは無駄なので、Tron上で積極的にリソースを支払って活動したい人に寄付可能なイメージです。
ステーキング管理画面の「My Resources」タブより、所有しているリソースの「Delegate to othere」からリソースを委任できます。
受け取る側のアドレスと委任するリソースの量を入力して、「Confirm」で委任を実行します。
Stake2.0とStake1.0の違い
Tron(トロン)で現在通常利用することになるステーキングは、2023年4月にローンチされた「Stake2.0」です。
以前の「Stake1.0」と基本機能は同じで、細かいところが便利になっています。
特に違いを意識して利用する必要はありません。
特徴 | Stake1.0 | Stake2.0 |
---|---|---|
リソース委任の設定方法 | ステーキング時にのみリソースを他社に委任可能 | ステーキング後にリソースを他者に委任可能 |
委任解除にはステーキング自体の解除が必須 | 委任解除にはステーキング自体の解除は不要 | |
リソースの管理方法 | ステーキングを解除するとすると全投票が取り消される | 部分的なステーキング解除で投票を一部のみ取り消せる |
ステーキングや委任の解除でTRXの量を指定できない | ステーキングや委任の解除でTRXの量を指定可能 | |
ステーキングのロック期間 | ステーキングから3日後にのみステーキングを解除可能 | いつでも解除可能。引き出し前に短時間待つだけ。 |
リソースの委任をしやすくなったり、ステーキングや委任の解除に関する制限が緩くなっています。
>>Tron公式Medium「What is Stake 2.0?」
よりTronについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
🐼 アルトコインの解説記事リスト
仮想通貨に関する注意喚起
仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。
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