🐼 当サイトのコンテンツ制作ポリシー
「ぱんだくりぷとの」のコンテンツ制作・編集ポリシーはこちらでご紹介しています。
この記事から分かること
- HYPEのステーキングのやり方
- HYPEのステーキングの仕組み
- HYPEのステーキングの利率
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
Hyperliquid(ハイリキ)は、ユーザーに最適化されたオーダーブック型の分散型取引所で、分散型取引所の取引を処理するHyperCore(Hyperliquid L1)と、HyperCoreと直接連携できるHyperEVMの2つで構成されています。

HyperCoreとHyperEVMは共に「HyperBFT」と呼ばれる取引処理の仕組みでセキュリティが維持されており、取引処理はHyperliquid登録の「バリデーター」が行っています。
HYPEを1万枚ステーキングすることでこのバリデーターになることができ、バリデーターは取引処理を行う報酬として新規供給される仮想通貨HYPEを貰っています。(38.9%のFuture Emissionsより)
※HyperEVMのガス代は全てバーンされており、HyperCoreの取引手数料も一部はバーンされ残りは「Vaults」を通してユーザー還元されているため、ステーキング報酬には回されていない。
私たちユーザーはバリデーターに仮想通貨HYPEを委任する形でステーキングを行うことができ、バリデーター報酬から手数料(コミッション)を差し引いた分を分けてもらえます。


HYPEをステーキングすることで一定の利回りが貰え、、将来的にHYPEのエアドロップを受け取れる可能性もあります。
運用せず放置しているのはもったいないので、本記事を参考にステーキングしてみて下さい。
本記事はステーキングする仮想通貨HYPEをHyperliquid上で購入した後の解説になるため、まだ購入していない方は以下の「HYPE買い方解説記事」を参考に購入しましょう。


Hyperliquidの関連記事はこちら | |
---|---|
HYPEの買い方・ハイリキとは | Hyperliquidの使い方 |
HYPEのステーキング | HyperEVMの使い方 |
HyperSwapの使い方 | Hyperliquid紹介リンク |
HYPEステーキング方法は大きく分けて2種類


仮想通貨HYPE(Hyperliquid)のステーキング方法は、大きく分けて次の2つがあります。
1つ目は「Hyperliquidの公式サイト」より直接HYPEをステーキングする方法です。


他のプロトコルを経由させない分リスクが少ないですが、他のプロトコルを経由させることで貰えるポイント等がないため、二重取りはできません。
2つ目は「Harmonix」で仮想通貨HYPEをステーキングする方法です。


「Harmonix」はHyperliquidエコシステム内の様々なサービスを集約しつつ、様々な運用戦略でリスクとリターンのバランスをとりながら投資家に利益を提供しており、仮想通貨HYPEのステーキングもHarmonix上から行えます。
※ステーキング先のバリデーターはAPRが特に高い4つに厳選している。
Harmonixを経由させることによる追加のプロトコルリスクが発生しますが、Harmonixのポイントを受け取ることができ、将来的にHarmonixからエアドロップを貰えます。



HYPEのエアドロだけでなく、Harmonixのエアドロも受け取りたい方はHarmonixを経由させるのがおすすめです。
どちらの方法でも仮想通貨HYPE自体のAPRは変わらず、Hyperliquidのバリデーターにステーキングしている扱いになるため「Staking Tier」のランクも上がります。
HYPEステーキング方法①(経由プロトコルなし)


まずはHyperliquidの公式サイト上(HyperCoreの取引所画面)から、直接仮想通貨HYPEをステーキングする方法をご紹介します。
①Hyperliquidで仮想通貨HYPEを購入
「Hyperliquidで仮想通貨HYPEを買う方法」は、下の別記事で解説しています。


②ステーキング残高にHYPEを移動
仮想通貨HYPEをステーキングする場合、まずはHYPEをスポット残高からステーキング残高に移す必要があります。
画面上のメニュー「Staking」よりステーキング画面に移動したら「Spot⇔Staking Balance Transfer」を押します。


Staking Balanceに移動させる枚数を入力したら「Transfer」で実行します。


③バリデーターを選んでステーキング実行
ステーキング画面の下に、ステーキング先の「バリデーター」の一覧が表示されます。





バリデーターを選ぶ際に考慮すべき要素は、次の3点です。
- Est. APR(推定年間利率)
- Uptime(稼働率)⇒APRに影響
- Commission(手数料)⇒APRに影響
- バリデーターの評判
APRはUptime(稼働率)が高く、Commission(バリデーターの差引手数料)が低いほど高くなります。
従って、利率を重視する方はまずAPRが高いバリデーターにステーキングしましょう。
本記事更新時点では「Alphaticks」「CMI」「HyperStake」「infinitefield.xyz」が手数料を0%で設定しており(報酬を貰っていない)、APRが高いです。
>>利率(APR)計算の仕組みは本記事後半で詳しく解説しています。
バリデーターの評判はスラッシング(バリデーター業務違反のペナルティ)や、安定したAPRの提供に影響します。



コミッションが3.00%なのでやや高めですが、開発チームが運営する以下のバリデーターはリスクが低いです。
- Hyper Foundation 1
- Hyper Foundation 2
- Hyper Foundation 3
- Hyper Foundation 4
- Hyper Foundation 5
ずっと放置でしばらくステーキング画面を見ないような方にはおすすめです。
※現在自動のスラッシングは特にない。委任先のペナルティで仮想通貨HYPEを失うリスクは基本的に考えなくて問題なし。
ステーキング先のバリデーターを選んだら、ステーキング枚数を入れて実行しましょう。





後はHYPEが自動で増えていきます。
【補足】ステーキングする枚数の目安
HyperliquidにはStaking Tier(ステーキングティア)と呼ばれるステーキング枚数に基づくVIP制度があり、HYPEのステーキング枚数が多いほど取引手数料が割り引かれます。
仮想通貨HYPEのエアドロップに影響する可能性もあるので、なるべく高いTierを目指してステーキングしましょう。
ティア | ステーキング枚数 | 取引手数料割引 |
---|---|---|
Wood | >10 | 5% |
Bronze | >100 | 10% |
Silver | >1,000 | 15% |
Gold | >10,000 | 20% |
Platinum | >100,000 | 30% |
Diamond | >500,000 | 40% |
Hyperliquid Staking Tier
GOLDは1万枚以上となっており、本記事更新時点で30万ドルのためハードルが高めです。



BronzeからSilverを目安に100枚~1000枚程度ステーキングを行うのがおすすめです。
HYPEステーキング方法②(Harmonix経由)


Hyperliquidエコシステム内の様々なサービスを一つのプラットフォームに集約することを目指す「Harmonix」を経由してステーキングすることもできます。
Harmonixを経由させることでHarmonixのポイントを獲得でき、将来的にHarmonixのエアドロップを獲得できます。
※ちなみに、Hyperliquid上で直接ステーキングさせる場合と同じようにStaking Tierにも反映されます。
①Hyperliquidで仮想通貨HYPEを購入
「Hyperliquidで仮想通貨HYPEを買う方法」は、下の別記事で解説しています。


②ステーキング残高にHYPEを移動
「Harmonix」の公式サイトにアクセスしウォレットを接続したら、画面左メニューより「Stake」に進みます。
※ウォレットはHyperliquidに登録しているメタマスク等でOK。HyperEVMの追加は不要です。


次に画面右上の「Enable Trading」でHarmonix上からのHYPEステーキングを許可しましょう。


APIで取引をサポートする旨、出金は行えない旨が表示されるので「Continue」を押します。


画面右の「Spot⇔Staking Balance Transfer」より、仮想通貨HYPEをスポット残高からステーキング残高に移動させましょう。
※HyperliquidでHYPEをPerps残高に置いている場合は、先にHyperliquid側でPerps残高からスポット残高に移動させておきましょう。


③バリデーターを選んでステーキング実行
ステーキング残高にHYPEを移せたら、Hyperliquidのバリデーターを選んでステーキングを実行しましょう。


「Harmonix」上からは次の4つのバリデーターにステーキングできます。(APRが高い所を厳選している)
ステーキング先を選んだら、ステーキング枚数を入れてステーキングを実行しましょう。


仮想通貨HYPEステーキングの利率の仕組み


HyperliquidのHYPEステーキングのAPRは、ETHステーキングAPRの計算式と同様に次の式で計算されています。
調整の値であるxを全体のHYPEの総ステーキング枚数の平方根で割ることで算出されており、xの値は現在47,400で設定されています。



仮想通貨HYPEの総発行枚数は10億枚となっており、各ステーキング枚数毎のAPRは次のようになります。
ステークHYPE枚数 | APR(%) |
---|---|
100,000,000 | 4.740% |
200,000,000 | 3.352% |
300,000,000 | 2.737% |
400,000,000 | 2.370% |
500,000,000 | 2.120% |
600,000,000 | 1.935% |
700,000,000 | 1.792% |
800,000,000 | 1.676% |
900,000,000 | 1.580% |
1,000,000,000 | 1.499% |
本記事更新時点のHYPEの総ステーキング枚数は4.2億枚となっており、この場合のAPRは約2.3%になります。


この全体のステーキングAPRに対して、各バリデーターの稼働率と差引手数料が調整され、最終的な各バリデーターの推定APRが計算されています。
従って、なるべくUptime(稼働率)が高く、Commission(差し引く手数料)が低いバリデーターにステーキングすると、APRが高くなります。
ちなみに、現在のHYPEステーキング枚数とAPRや、各バリデーターの稼働状況は「ASXN Data」が提供するデータが見やすいのでオススメです。




Hyperliquidの関連記事はこちら | |
---|---|
HYPEの買い方・ハイリキとは | Hyperliquidの使い方 |
HYPEのステーキング | HyperEVMの使い方 |
HyperSwapの使い方 | Hyperliquid紹介リンク |

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp
仮想通貨に関する注意喚起



仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |
コメント