海外取引所は日本国内では無登録でサービスが提供されています。国内の規則に準拠した運営は行われていないため、この点厳重な注意が必要です。仮想通貨取引所の利用に関する注意喚起は、金融庁公式サイトの「暗号資産の利用者のみなさまへ」を併せてご覧下さい。
この記事から分かること
- BybitアプリがDL出来ない原因
- iOSでアプリをDLする方法はある?
- AndroidでアプリをDLする方法はある?
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
現在、海外仮想通貨取引所Bybit(バイビット)のスマホアプリを「App Store」と「Google Play」からダウンロードすることはできない状況です。
※スマホからブラウザ版(Web版)を使うことは従来通り可能です。
さとう時系列をまとめると次の通りです。
| 時系列 | 出来事 |
|---|---|
| 25年2月6日 | App StoreからBybit・Bitget・MEXC・Lbank・KuCoinのアプリが削除される |
| 25年2月7日 | 金融庁が米アップル米グーグルにアプリダウンロードの停止要請をしたことが分かる |
| 25年2月12日 | Google PlayからBybit・Bitget・MEXC・Lbank・KuCoinのアプリが削除される |
金融庁は「暗号資産交換業として認可されているサービスのみ日本人に提供する」方針のため、日本人向けに影響を行う海外取引所には警告を出し続けています。
今回Bybitを含む海外取引所のスマホアプリのダウンロードが制限されたのは、警告を無視して日本人向けにサービスを提供し続けたことが要因です。
直近では2024年11月28日に「Bybit Fintech Limitedに対する警告書の発出について」が出されました。


現在も金融庁公式サイト上で注意喚起が行われており、国内の法令や規則に準拠していないので、この点でBybitの利用は要注意といえます。
利用禁止の対象でなければ、Bybitアプリは今もダウンロード・インストールできます。


iOS:正しい居住地を選択してBybitアプリをDL


App Storeでは登録したアカウントを正しい国・地域に何度でも変更しなおすことができます。
Bybitのスマホアプリのダウンロードが許可されている正しい国・地域を設定することで、iOS端末でもBybitのスマホアプリをダウンロードできます。
①App Storeで正しい国・地域を設定
App Storeを開いてプロフィールアイコンをタップしたら、右上のユーザー名(メールアドレス)をタップします。


次に画面中央の「国または地域名」をタップして、Bybit対応の正しい国・地域を選択しましょう。
Bybit対応の国・地域は「こちらのBybitの公式サイト」より確認できます。


正しい国・地域を選択できたら、利用規約に再度同意しましょう。
②支払情報を登録&インストール
次に支払い情報の登録画面が表示されます。
Bybitアプリは無料ですが、App Storeに支払い情報を登録しないとアプリをインストールできないので、正しい支払い情報を登録しましょう。





これでBybitアプリを検索してインストールできます。
③アプリを開いて口座開設&本人確認
後はそのままアプリから口座開設&本人確認を行うことができます。


Android:APKファイルでBybitアプリをDL


Android端末の場合、Google Playが利用できなくてもBybit公式サイトからBybitアプリの「APKファイル」をダウンロードし、インストール可能です。
APK(Android Application Package)とは「Android上で動作するアプリケーションデータ」のことで、Google Playを通さなくてもアプリを簡単にインストールできます。(いわゆる野良アプリ)





Google Playの審査を通しておらず一般的に危険とされるため、Bybitを信頼すること前提で利用することになります。
※iOSを搭載するiPhoneやiPadは基本的に「App Store」で認可されたアプリしかインストールできない仕様になっているため、この方法は利用できません。
①Bybit公式サイトでAPKファイルをDL
「Bybit公式サイトのアプリダウンロードページ」より、APKをタップします。(その上のGoogle Playからは現在ダウンロードできません)
タップするとすぐにダウンロードが開始されます。


通知欄に現在のダウンロード状況が表示されるので、完了するまで待ちます。


②DLしたAPKファイルをインストール
ダウンロードの完了通知をタップすると、すぐにBybitのアプリがインストールされます。
この時、端末のセキュリティ設定の状況によってはすぐにインストールされず、アプリのインストールを別途許可する必要がある場合があります。


通知にapkファイルが表示されない時の対策はこちら
「ファイルマネージャー」等のファイル管理系のアプリを起動します。
最近のセクションにダウンロードしたばかりのbybit.apkファイルがあるはずなので、こちらをタップしてインストールを開始しましょう。


「提供元のアプリを許可」をタップしたら、リスクの認識にチェックを入れて「OK」をタップします。


インストールするか聞かれるので「インストール」でBybitアプリをインストールしましょう。


利用している端末によってはAPKファイルインストール時に自動でウイルスチェック等が行われます。



私はXiaomiのAndroid端末で自動でセキュリティテストが実施されましたが、リスクは一切検出されませんでした。
これでGoogle Playを経由せずにBybitアプリをインストールできました。
③口座開設&本人確認を行う
後はそのままアプリから口座開設&本人確認を行うことができます。


Bybitのアプリは利用しても問題ない?


暗号資産交換業者として認可されていない
結論、利用は違法ではないですが、海外取引所MEXC(エムイーエックスシー)は暗号資産交換業者としては金融庁に認可されていないので注意が必要です。
日本の法律ではBybitといった海外取引所は「外国暗号資産交換業者」として定義されており、申請書「別紙様式第2号(第4条関係)」を金融庁に提出することで暗号資産交換業者として認可を得ることは可能です。
しかし、外国暗号資産交換業者として正式に認可をもらうためには様々な法令に準拠する必要があり、申請書の中で以下のようなことを説明し準拠していることを示す必要があります。
- 取り扱う全ての暗号資産の詳細
- 国内の営業所の所在地及び連絡先
- 利用者の資産を保護する信託会社の状況



まずBybitを含む外国暗号資産交換業者は、1000を超える膨大な数のアルトコインを上場させています。
国内で新規の仮想通貨を上場させる場合、JVCEA(日本暗号資産等取引業協会)の会員となり、1銘柄毎に100万円を払ってJVCEAの審査を受ける必要があります。


1度に行える審査は各取引所毎に2銘柄までとなっており、数か月かかると言われています。
Bybitは1000銘柄以上上場させており、これだけのアルトコインを上場させるためには審査だけで100年以上掛かるので物理的に不可能です。
今後利用できなくなる可能性あり
Bybitが一度日本向けのサービス提供を停止し、最終的にIPアドレス制限を掛ける可能性もゼロではありません。
過去に海外取引所が日本向けのサービスを停止した事例は多くあります。
以下は過去に日本向けのサービスを停止した海外取引所の対応の一例です。
| 海外取引所 | 停止発表とその後の対応 |
|---|---|
| BigONE | 2018年6月27日日本向けサービスの停止を発表。2018年7月30日まで出金可能期間となり以降はIPアドレス制限を行った。 |
| Huobi Pro | 2018年6月29日日本向けサービス停止を発表。サービス停止後も出金対応は可能。 |
| Binance Global | 2023年5月26日に日本向けサービス停止を発表。2023年12月1日よりBinance Japanに自動移行。 |
出金だけは受け付けていたり、日本向けサービス停止前に一定の期間が設けられたりするのが一般的です。
Binance Globalのようにそのまま日本向けサービスに自動的に移行した事例もあり、Binance Japanで対応できない仮想通貨(日本でホワイトリストに登録されていない銘柄等)はBTCに自動変換されました。



出金期間を見逃すと資産を取り出せなくなる可能性はあるため、利用している海外取引所のニュースは追っておきましょう。


| Bybitの関連記事はこちら | |
|---|---|
| 特典付きBybit紹介コード | Bybitの口座開設 |
| 日本人も利用して良いのか | BybitアプリのDL方法 |
| Bybitのキャンペーン | Bybitアプリの使い方 |
| Bybitの手数料まとめ | Bybitに入金する方法 |
| Bybitのトラベルルール | Bybitから出金する方法 |

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp
※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起

仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |






コメント