本記事は2025年8月14日に更新を行っています。
この記事から分かること
- Nexoのトラベルルール
- Nexoの仮想通貨入金方法
- NexoのVASP該当・登記国
※本記事へのコメント・質問等は私のX（旧ツイッター）にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
結論、2025年7月末から2025年8月上旬にかけて各国内取引所は外部のVASP等への送金をリスト選択式に切り替え、仮想通貨レンディングNexo（ネクソ）に国内取引所から直接送金することはできなくなりました。
※VASP：Virtual Asset Service Provider。暗号資産関連サービス・プラットフォーム全般を指す。
さとう国外への送金は有名な海外取引所等の一部VASP以外は選択不可で、Nexoはリストにないため送金できない状況です。
| 名称 | 宛先作成方法 | Nexoの有無 |
|---|---|---|
| コインチェック | リスト選択式 | ない |
| ビットフライヤー | リスト選択式 | ない |
| ビットバンク | リスト選択＆自由入力 | ない |
| GMOコイン | リスト選択（国内のみ） | ない |
| ビットポイント | リスト選択式 | ない |
| ビットトレード | リスト選択式 | ない |
| オーケージェー | リスト選択式 | ない |
Nexo 宛先作成状況
厳密には一部取引所（ビットバンク・GMOコイン）は自由入力欄を残していますが、国外のサービスを入力すると審査で弾くと明記するようになったため、送金はできない状況です。
ちなみに、Nexoは以下のサービスを提供することから、プライベートウォレット（アンホステッドウォレット）ではないため、プライベートウォレットとして送金するのはお勧めしません。
- 仮想通貨の保管（カストディ型）
- 仮想通貨の運用
- 仮想通貨の借り入れ
- 仮想通貨の交換（外部流動性活用）
例えばメタマスク等のプライベートウォレットは自分で秘密鍵を保管しますが、Nexoは提携する「Fireblocks」等の仮想通貨の保管を専門とするカストディアンが保管・管理します。
ちなみに「トラベルルール」の金融庁通知対象国の視点で問題があるかどうかについては、Nexoグループは様々な国で登記を行っているためなんとも言えません。
| 登記国 | 登録企業名（Company） |
|---|---|
| アメリカ | Nexo Financial LLC |
| オーストラリア | Nexo Services S.r.l. |
| 香港 | Nexo Finance Limited |
| イタリア | Nexo Services S.r.l. |
| リトアニア | Nexo Services UAB |
| ポーランド | Nexo Services Sp. z o.o. |
| セーシェル | Nexo Markets Ltd |
出典：Nexo「Licenses and registrations」
※本店はスイスであるという話は多く出回っていますが、実はNexo公式サイトにスイスである旨の記載はないです。
Nexoは有名ではなく、所在国の観点でもなんとも言えないので国内取引所から直接送金させる訳にはいかない事情はあるでしょう。
Nexoをどうしても利用したい方は、プライベートウォレットを経由することになります。
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「仮想通貨のトラベルルールの詳細」は下の記事で解説しています。
Nexo(ネクソ)に仮想通貨を送金する方法
①Nexoのアカウントを新規登録
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②Nexoの入金アドレスを確認
Nexoのスマホアプリを開き、ホーム画面上の「Add funds」をタップしたら、「Add Crypto」を選択します。
※Nexoアプリは手動で日本語設定に切り替えることはできませんが、環境の認識次第で自動で日本語に切り替わっている場合もあります。言語設定で配置は特に変わりません。
入金したい銘柄をタップしたら、アドレスをコピーしましょう。ネットワークを切り替えることもできます。
③メタマスクからNexoに仮想通貨を送金
メタマスクにスマホアプリを開き、Nexoに出金する銘柄をタップして「送信」に進みます。
送信先にNexoでコピーしたアドレスを貼り付けて、出金枚数を入力します。
最後に出金内容を確認して、「ガス代」を支払って出金を実行します。
「メタマスクにビットバンクから仮想通貨を入金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】Nexo送金アドレスの作成方法
【出来ません】ビットバンクの宛先作成方法
ビットバンクはその他で自由入力欄を残している珍しい国内取引所ですが、国外のVASPを入れると基本的に審査が通りません。
「Nexo」と入れると審査にも進めず、「ネクソ」と入れると審査には進めますが審査が通りません。
「ビットバンクのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】コインチェックの宛先作成方法
コインチェックは2025年7月9日より送金先の一覧に表示された取引所・サービス以外には送金できない規則となり、Nexoはリストにないので送金できません。
国外でコインチェックが送金を認めているVASPは「Bybit」と「MEXC」ぐらいしかありません。
ちなみにコインチェックは2025年7月9日より前の自由入力形式の頃からNexoへの送金は禁止にしていました。
「コインチェックのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】ビットフライヤーの宛先作成方法
2025年7月30日より、ビットフライヤーは外部アドレスを登録する際に海外取引所の一覧から送金先を選択する形式となっており、リストに表示される取引所はビットフライヤーから全て送金可能です。
基本は主要な海外取引所のみで、Nexoは当然ありません。
「ビットフライヤーのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】GMOコインの宛先作成方法
GMOコインはビットバンクと同様に自由入力欄を残していますが、トラベルルールに準拠するために金融庁の通知指定対象国には送金できません。
その点様々な国・地域で登記を行うNexoはなんとも言えない所ですが、GMOコインでリスクのある送金をすると口座が凍結されるので止めましょう。
「GMOコインのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】BITPOINTの宛先作成方法
ビットポイントは2025年8月1日より全ての海外VASPの宛先を作成不可にしました。
ちなみにそれ以前は海外の自由入力欄でNexoに送金できていました。
「ビットポイントのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
【出来ません】ビットトレードの宛先作成方法
ビットトレードは2025年8月より海外取引所はリストから選択式となり、Nexoには送金できなくなりました。
「ビットトレードのトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
まとめ：プライベートウォレットから出金しよう
Nexo（ネクソ）を利用したい方は、プライベートウォレットから出金しましょう。
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ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら：contact@pandacrypto.xsrv.jp
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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起
仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産（仮想通貨）に関するトラブルにご注意ください！ |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い－現状と課題－ |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意！ |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください！ |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |
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