🐼 当サイトのコンテンツ制作ポリシー
「ぱんだくりぷとの」のコンテンツ制作・編集ポリシーはこちらでご紹介しています。
この記事から分かること
- トラストウォレットの使い方
- トラストウォレットの評判
- トラストウォレットの安全性
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
Trust Wallet(トラストウォレット)とは、バイナンスが2019年に買収を行い事業管理をサポートしている、仮想通貨の管理・スワップ・入出金・ステーキング等ができる多機能Web3ウォレットです。

Trust Walletは2017年にウクライナ出身でアメリカ在住のソフトウェア開発者「Viktor Radchenko氏」によって開発され、2019年に世界最大の仮想通貨取引所「Binance」に買収されました。
Binanceは当時分散型取引所の開発に注力している中で、Binance公式のウォレットを求めていたという経緯があり、当時注目されていたTrust Walletが買収先となりました。


Trust Walletは膨大な数のブロックチェーンに対応しており、とにかく多機能である点が特徴的です。
「メタマスク」と比べると機能が多すぎて正直使いづらい印象を最初は持ちますが、Trust Wallet一つで完結するので一度慣れてしまえば便利です。
![]() ![]() | ![]() ![]() | |
開発元 | ConsenSys | Viktor Radchenko (現在はBinance傘下) |
対応デバイス | ブラウザ拡張機能 モバイル(iOS/Android) | ブラウザ拡張機能 モバイル(iOS/Android) |
秘密鍵 | 完全自己管理 | 完全自己管理 |
対応ブロックチェーン | EVMのみ | ほぼ全て |
NFT管理 | あり(EVMのみ) | ありDeFi |
DeFiアクセス | 外部に接続 | 外部接続& アプリ内統合 |
スワップ機能 | あり(EVMのみ) | あり |
ステーキング機能 | あり(ETH等一部) | あり |
日本語対応 | 対応済み | 対応済み |
公式サイト | metamask.io | trustwallet.com |
アプリリンク | iOS/Android | iOS/Android |
ブラウザ拡張 | Chrome Store | Chrome Store |
メタマスクはEthereumやBNB Smart ChainといったEVM系のブロックチェーンにしか対応していませんが、Trust WalletならBitcoin・XRP Ledger・Suiといった他の人気ブロックチェーンも全て対応しています。
本記事を最後まで読むことで、Trust Walletの基本的な使い方をマスターし、今日からTrust Wallet上で仮想通貨を管理・運用できるようになります。
Trust Walletの関連記事はこちら | |
---|---|
Trust Walletの使い方 | Trust Walletの日本円換金 |
Trust Walletのステーキング | Trust Walletのガス代の買い方 |
トラストウォレット(Trust Wallet)の使い方


トラストウォレット(Trust Wallet)の基本的な6つの使い方について、順番に解説していきます。



下のボックスを開くと、各使い方の詳細を確認できます。
使い方①:通貨・チェーンの追加
トラストウォレットは最初は表示されているチェーン・仮想通貨が少なく、必要に応じて自分で追加していく必要があります。
画面下部の「Add Tokens」より表示させたいチェーンをオンにすることができます。


トラストウォレットで管理したいチェーンは、ここでどんどん追加していきましょう。
仮想通貨の銘柄を追加したい場合は、「Add Tokens」を選択した後、上のバーに追加した仮想通貨のコントラクトアドレスを入力します。
コントラクトアドレスは各ブロックチェーンのエクスプローラーサイトやCoinMarketCapで確認できます。


例えば、同じUSDTでもブロックチェーン毎に異なるので、必要になったらそれぞれのチェーン毎に追加していきましょう。
使い方②:仮想通貨の入金
トラストウォレットアプリで以下のように入金アドレスを確認し、送金側でそれを入力して送金します。
BNB Smart Chainの仮想通貨BNB場合、以下のような手順でBNBの入金アドレスをコピーします。


これを出金取引所側などに貼り付けて、トラストウォレットに入金させましょう。
仮想通貨BNBなら、国内取引所「ビットバンク」から直接BNB Smart Chainで入金させることができます。


・口座開設で現金1000円がもらえる!
・特徴①:最短即日で口座開設&取引が可能
・特徴②:国内アルトコイン取引量No.1※
・特徴③:CER.liveで高水準のセキュリティ評価
・特徴④:主要な海外取引所への送金制限なし
\ 口座開設で1000円が貰えるキャンペーン開催中/
🐼 ビットバンク公式サイト:https://bitbank.cc/
※国内アルトコイン取引量No.1:2023年1月~2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ


使い方③:仮想通貨の送金
トラストウォレットは対応する全てのブロックチェーンの仮想通貨を送金できます。
BNB Smart Chainの仮想通貨BNBの場合、以下の手順です。




この時送金に使うブロックチェーンに対応するガス代が別途掛かるので、注意しましょう。
「Trust Walletにガス代を入金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


イーサリアムネットワークを使って送金する場合はETHが、BNB Smart Chainの場合はBNBが必要になります。
「出金して日本円に換金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


使い方④:仮想通貨のスワップ
トラストウォレットは、アプリ上で各仮想通貨を簡単にスワップできます。


メタマスク等の他の仮想通貨ウォレットの場合、手数料が運営会社に別途取られてしまう場合も多いです。
トラストウォレットは別途手数料が取られないため便利です。



仕組みとしては、分散型取引所を自動で参照して一番安いところでスワップを代わりに行ってくれるイメージです。
トラストウォレット自体はマルチコインウォレットですが、異なるブロックチェーン間をまたいでスワップすることはできないので、同じチェーン同士でのスワップが基本です。
使い方⑤:仮想通貨のステーキング
トラストウォレットは、仮想通貨をアプリ上で簡単にステーキングできます。


取引所に預けて代わりにステーキングするような形式ではなく、各ブロックチェーンの「バリデーター」に直接預け入れてステーキングすることになるため利率が高いです。


「トラストウォレットを使ったステーキング」のやり方は、下の記事で詳しく解説しています。


使い方⑥:DEX等のDAppsへの接続
トラストウォレットのアプリ内から分散型取引所等のサービスに直接アクセスして、トラストウォレットをそのまま接続できます。
下は分散型取引所パンケーキスワップにアクセスしている例です。


トラストウォレット(Trust Wallet)の特徴


トラストウォレット(Trust Wallet)には、次の3つの特徴があります。
特徴①:多くのブロックチェーンに対応
トラストウォレット(Trust Wallet)は全ての主要なブロックチェーンに対応しており、あらゆる銘柄トラストウォレット上で管理できます。



対応しているブロックチェーンの例は、次の通りです。
Bitcoin(BTC) | Ethereum Classic(ETC) |
Ethereum(ETH) | Bitcoin Cash(BCH) |
BNB Smart Chain(BSC) | Dash(DASH) |
BNB Beacon Chain | DigiByte(DGB) |
Solana(SOL) | Groestlcoin(GRS) |
Polygon(MATIC) | ICON(ICX) |
Avalanche C‑Chain(AVAX) | Viacoin(VIA) |
Fantom(FTM) | Monacoin(MONA) |
Optimism | Decred(DCR) |
Arbitrum | Zcash(ZEC) |
Cosmos(ATOM) | XDC Network(XDC) |
Cardano(ADA) | Rootstock(RSK/RBTC) |
XRP Ledger(XRP) | Tron(TRX) |
Litecoin(LTC) | Aptos(APT) |
Dogecoin(DOGE) | Harmony(ONE) |
Sui(SUI) | Kava(KAVA) |
Base(BASE) | Celo(CELO) |
Mantle(MNT) | Sonic(SONIC) |
zkSync Era | Scroll |
Linea | Aurora(NEAR EVM) |
以下の「トラストウォレット公式サイト」で、対応しているブロックチェーンを検索できるので便利です。


スワップがバツとなっているものは、ウォレット上でのスワップに対応していないというだけで、普通に外部の分散型取引所に接続してスワップすることは基本的にできます。
運用がバツになっているものは、ウォレット上でのステーキング等には対応していないことを意味します。
特徴②:ウォレット内蔵ステーキングに対応
トラストウォレットでは、以下の24銘柄をトラストウォレット上で簡単にステーキングできます。
ETH | Solana |
TRON | DOT |
ATOM | INJ |
ADA | ZETA |
Evmos | Stargaze |
Cronos | Kava |
Stride | Kusama |
XTZ | Juno |
Osmo | NEAR |
Akash | Sui |
Agoric | Axekar |
Tera Classic | Sei |
トラストウォレットのステーキングは各公式サイトでネイティブステーキングを行うのとまったく同じで、委任先の「バリデーター」を選択して運用を開始します。
手数料を差し引かれることもないので、トラストウォレット一つで様々な銘柄のステーキングを一元管理できるようになるので便利です。
ステーキング可能な銘柄は「ステーク」というアイコンが表示されます。





アプリ上で簡単にステーキングできる点は便利ですね。
「トラストウォレットのステーキングのやり方」は、下の記事で詳しく解説しています。


特徴③:各種DeFiとの統合
トラストウォレットは様々なDeFiと統合されているため、ステーキング以外にも以下のことをトラストウォレット上から簡単に直接実行できます。
- 仮想通貨のスワップ
- 仮想通貨のレンディング
- ステーブルコインの運用…etc
仮想通貨のスワップでは「ThorChain」「1inch」等の複数の「分散型取引所」を同時参照し、最も「プライスインパクト」が小さく、お得に安いルートで自動でスワップを実行します。
※トラストウォレットは追加でスワップ手数料を徴収しない。
その他、ステーブルコインをレンディングプラットフォーム「Aave」で運用するといったこともトラストウォレット上で簡単にできます。
トラストウォレット(Trust Wallet)の評判


トラストウォレット(Trust Wallet)の良い評判と悪い評判について、順番にご紹介します。
トラストウォレットの良い評判・口コミ
トラストウォレットに関する良い評判は次の2点が多いです。
- 仮想通貨をステーキングで運用できる
- ウォレットとして使いやすい
トラストウォレットは基本的なウォレットとしての機能を全て兼ね備えながら、高利回りのステーキングができるウォレットであり、初心者にも使いやすいです。
トラストウォレットの悪い評判・口コミ
トラストウォレットの悪い評判は次の2点がよく挙がっています。
- 怪しい・不具合が多い
- ハッキング事例がある
トラストウォレットは世界最大の取引所であるバイナンスが公式に発行しているウォレットですが、怪しい・詐欺・ハッキングといったネガティブワードもSNS上では見受けられます。
私はトラストウォレットとメタマスクを愛用していますが、特にメタマスクと比べても使用感に大きな違いはなく、2年間利用した範囲では不具合も確認されませんでした。
ハッキングを不安視する声も多いですが、これについては下で詳しく解説しています。
トラストウォレットのハッキング事例とは


トラストウォレット(Trust Wallet)では、2023年2月に$400万が盗まれるという大型の資金盗難被害が発生しました。
こちらが被害者の状況説明の原文です。(TwitterにGoogle Documentリンク有)
こちらがTrustWalletの公式見解の原文です。(Twitter)
結論、トラストウォレット側にセキュリティ面で脆弱性があった訳ではなく、被害者が大規模な犯罪組織に狙われてしまい、典型的な詐欺被害に遭ってしまいました。



以下は、盗難の流れを私が要約したものになります。
- 被害者はメタバース事業を行うスタートアップ会社で、大型の投資案件の提案をある弁護士から持ち掛けられた。本人確認書類と秘密保持契約を提供され、本人であることが確認できた。
- 大型の投資案件だったので、実際に弁護士と会うことにした。その際、弁護士は事業の証明として「資金証明」を行って欲しいと持ち掛けてきた。
- その弁護士は仮想通貨にそこまで詳しくなかったが、トラストウォレットは使ったことがあり、トラストウォレットに資産が入っていることを確認できれば信頼できると言った。
- そこで被害者はトラストウォレットのアカウントを新規で作成し、そこに400万ドルのUSDCを送金した。
- 弁護士は400万ドルの資金が入ったことを確認できる画面を写真で撮った。
- その弁護士が少し席を外すと、トラストウォレットから資産が盗まれていた。
被害者の説明分の原文を要約すると上のような流れになっていました。
写真でトラストウォレットの画面を撮影したというのは、リカバリーシードフレーズを撮影した訳ではないとのことです。
トラストウォレット公式見解は、本人確認と秘密保持契約をファイルで受け取った時にウイルスが入っていたのではないかということです。



上の盗難の流れの要約分の黄色太字の場面です。
総じて言えるのはトラストウォレット自体のセキュリティに脆弱性があった訳ではないということです。
今回の盗難事例を受けて、トラストウォレット公式はユーザーに以下の点に注意するように呼び掛けています。
- 外出先では信頼できるWi-Fi以外は利用しない
- フリーアクセスポイントでも似た名前で騙すことがあるので注意
- httpではなくhttpsのサイトを利用する。できればVPNの利用が望ましい
- 怪しいリンクやファイルを開かない。事前にマルウェアチェックをする
トラストウォレットに関するFAQ


まとめ:マルチチェーンのお勧めウォレット


本記事では、トラストウォレットの6つの基本的な使い方について解説してきました。
- 通貨・チェーンの追加
- 仮想通貨の入金
- 仮想通貨の送金
- 仮想通貨のスワップ
- 仮想通貨のステーキング
- DEX等のDAppsへの接続
トラストウォレットを使いこなせれば、あらゆる仮想通貨を1つのウォレット上で管理・運用できるようになります。
- Google Play(Androidの方はこちら)
- Apple Store(iosの方はこちら)
- Google Chrome(PCの方はこちら)
Trust Walletの関連記事はこちら | |
---|---|
Trust Walletの使い方 | Trust Walletの日本円換金 |
Trust Walletのステーキング | Trust Walletのガス代の買い方 |

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp
仮想通貨に関する注意喚起



仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |
コメント