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【結論あり】パンケーキスワップの収穫タイミング・頻度のオススメは?

この記事から分かること

  • PancakeSwapの最適な収穫時期
  • PancakeSwapの最適な収穫頻度
この記事を書いた人

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パンケーキスワップ(PancakeSwap)は主に「BNB Smart Chain」上で構築・利用されている分散型取引所(DEX)で、スマートコントラクトと自動マーケットメイカーで仮想通貨の取引を行えます。

分散型取引所は「メタマスク」などの仮想通貨ウォレットを接続して利用するため、中央集権型の取引所とは違い自分の資産の秘密鍵を自分で管理したままセルフカストディで利用できます。

パンケーキスワップでは流動性プールに流動性が提供されており、この流動性プールに対してスワップを行えます。

さとう

パンケーキスワップの概要は次の通りです。

比較項目パンケーキスワップ(V3)
ガバナンストークンCAKE
対応チェーン主にBNB Smart Chain
AMMの仕組みxy=k(集中流動性
スワップ手数料0.01%~1.00%
プロトコル手数料スワップ手数料のうち約2/3(バーン含む)
インターフェース手数料なし
V3以外のプールタイプV2・Infinity・StableSwap
公式サイトhttps://pancakeswap.finance/home
公式Xhttps://x.com/PancakeSwap
スワップ画面https://pancakeswap.finance/swap
流動性提供画面https://pancakeswap.finance/liquidity/pools
PancakeSwap 対応ブロックチェーン
  • BNB Smart Chain
  • Ethereum
  • Solana
  • Aptos
  • Base
  • Arbitrum One
  • ZKsync Era
  • Linea
  • opBNB
  • Monad Testnet

パンケーキスワップは全ての分散型取引所の中で「BNB Smart Chain」の利用が最も多いです。本記事更新時点ではBSC上の預入量(TVL)は2位の「ユニスワップ」の約30倍で23.2億ドル※です。

※参照:Defillama “Dexs Protocols on BSC“(2025/11/22)

流動性が多いということはスワップ時に「プライスインパクト」が発生しにくいため公正価格で取引しやすく、ステーキング(流動性提供)時の利率も安定しやすくなります。

本記事を最後まで読むことで、パンケーキスワップのファーミングで稼いだ収益を収穫するベストなタイミングを知り、効率良くでパンケーキスワップで稼げるようになります。

パンケーキスワップの関連記事はこちら
使い方・始め方のまとめスワップのやり方
ステーキングのやり方草コインの買い方
V3とV2の違いメタマスクを接続できない
おすすめの運用方法おすすめの収穫頻度
目次

パンケーキスワップおすすめ収穫タイミング表

結論、パンケーキスワップの最適な収穫タイミング・頻度は、1万円ぐらいの少なめの元金であれば年利(APR)30%以上から半年で1回収穫&複利運用することです。

50万円ぐらいの高額の元金であれば年利(APR)5%から半年で1回収穫&複利運用を検討しましょう。

下の表は、パンケーキスワップでファーミング(流動性の提供・流動性マイニング)を行ったときに、一番お金を稼ぐことができる複利運用の回数を示しています。

APR\元金1万円5万円10万円50万円100万円
5%年0回年0回年0回年1回年2回
10%年0回年0回年1回年3回年4回
15%年0回年1回年1回年5回年7回
20%年0回年1回年2回年7回年10回
30%年1回年3回年4回年11回年16回
40%年1回年4回年6回年16回年23回
50%年2回年6回年9回年21回年31回

利益を最大化できる収穫回数表(ガス代200円想定)

上記の収穫タイミング表の見方
  • 例①:元金1万円&APR5%の場合、途中で収穫して複利運用する意味はない
  • 例②:元金5万円&APR15%の場合、半年で収穫して流動性を追加すると利益が最大化
  • 例③:元金10万円&APR20%の場合、4カ月に1回収穫して流動性を追加すると利益が最大化
  • 例④:元金50万円&APR30%の場合、毎月収穫して流動性を追加すると利益が最大化
  • 例⑤:元金100万円&APR40%の場合、月に2回に収穫して流動性を追加すると利益が最大化
さとう

次の前提のもとで上記の表は作成しています。

  • BNB Smart Chainで流動性マイニング
  • 1年間流動性マイニングをを行うと仮定
  • APRはスワップを利用する人の取引手数料分
  • 1回の収穫&複利運用のガス代は200円と仮定

BNB Smart Chainならガス代は安いですが、小さめの元金&APRの場合は複利運用を検討するべきではありません。

パンケーキスワップ収穫タイミング表の根拠

次に、下のパンケーキスワップのおすすめの収穫タイミング表の作成の根拠について解説していきます。

APR\元金1万円5万円10万円50万円100万円
5%年0回年0回年0回年1回年2回
10%年0回年0回年1回年3回年4回
15%年0回年1回年1回年5回年7回
20%年0回年1回年2回年7回年10回
30%年1回年3回年4回年11回年16回
40%年1回年4回年6回年16回年23回
50%年2回年6回年9回年21回年31回

利益を最大化できる収穫回数表(ガス代200円想定)

次の数式をベースに計算しています

パンケーキスワップのおすすめの収穫タイミング表は、次の式を元に作成しました。

\(y=P(1+\frac{r}{x})^x-P-G(x-1)\)

  • y:ファーミングの利益
  • x:複利回数
  • P:元本金額
  • r:年間利回り(APR)
  • G:1回複利運用あたりのガス代

この式を使って、y(ファーミングの利益)が最大になるときのx(複利運用の回数)を計算しています。

複利運用の回数から1を引くと、それがパンケーキスワップでの収穫の回数になります。

一般的に複利運用をするときの元金+利回りは、次の式で計算できます。

\(元金+利回り=元金×(1+\frac{利率}{複利回数})^{複利回数}\)

例えば、10万円を年間利回り10%で半年複利(半年に1回利息を運用資金に加えて運用)で運用したときは、次のように計算されます。

\(元金+利回り=10万円×(1+\frac{0.1}{2})^2\)

10%の半分の利率を10万円に2回掛け算するイメージです。

後は利回りだけを計算する場合は、元金を右辺に持ってきます。

\(利回り=10万円×(1+\frac{0.1}{2})^2-10万円=10,250円\)

次に考える必要があるのが、ファーミング(流動性マイニング)で発生するガス代です。

半年複利(2回複利)を行うときは、一度収穫してから再度運用する必要があり、このときに発生する一連のガス代で1回分と考えます。

このとき、3回複利(4か月に1回複利運用)の場合は、収穫&追加運用を2回行うので、発生する一連のガス代は2回分になります。

さとう

従って、複利運用で発生するガス代は次のように計算できます。

\(複利運用で発生する一連のガス代合計=1回あたりのガス代(複利運用回数-1)\)

例えば、半年複利(2回複利)を行い、1連のガス代で200円掛かる場合、ファーミングのガス代は次のように計算されます。

\(複利運用で発生する一連のガス代合計=200円(2-1)=200円\)

これを先程例に挙げた複利運用の利回りの式からさらに差し引くと、ファーミングの利益が出せます。

\(利回り=10万円×(1+\frac{0.1}{2})^2-10万円-200円=10,050円\)

これをそれぞれ文字で置き換えると、最初の式になります。

\(y=P(1+\frac{r}{x})^x-P-G(x-1)\)

このyの値が最大になるx(複利運用の回数)を考えます。

※ちなみに、運用を始めるとき、辞めるときのガス代はどの条件でも変わらないので、本記事では含めていません。

前提①:流動性マイニングで複利運用

例えばパンケーキスワップでBTC&USDTの流動性マイニングを行った場合、スワップを利用する人の取引手数料をBTCとUSDTで報酬として貰えます。

本記事では、このBTCとUSDTで流動性を作成して、追加で流動性マイニングを行う場合のベストな収穫タイミング・収穫頻度を計算しています。

さとう

別の流動性プールで運用したり、別の仮想通貨にスワップして単体ステーキングを行ったりすることはしない想定です。

前提②:年間利回りは取引手数料のみ

本記事で作成したパンケーキスワップの収穫タイミング表の年間利回り(APR)は、スワップ利用者の取引手数料分のみを想定しています。

パンケーキスワップの場合、流動性マイニングでは次の2つの報酬が発生し、それぞれ別で収穫することになります。

  • スワップ利用者の取引手数料
  • 仮想通貨CAKEの新規発行分

スワップ取引手数料は、報酬として自分の流動性プールの管理画面から集めることができる分です。

パンケーキスワップの収穫

仮想通貨CAKEの新規発行分は、報酬として流動性プールの一覧画面から収穫できる分です。

仮想通貨CAKEの新規発行分に関しては、報酬で大量に配られて市場に枚数が増え続けているインフレ資産となっており、下落圧力が強い仮想通貨です。

収穫タイミングを考えてステーキング等するより基本売り抜けた方がいいので、今回は計算に入れていません。

さとう

流動性マイニングの報酬で貰った取引手数料でそのまま流動性を作成し、ファーミングを追加で行うことを想定しています。

取引手数料分のみのAPRは以下の手順で確認できます。

まずは流動性プールのAPRの右側のマークを選択して、画面したのDetailsを開きます。

パンケーキスワップのAPR確認方法

LP Fee APRがスワップを利用した人の手数料分の報酬です。

パンケーキスワップのLP Fee APR

前提③:収穫&複利運用のガス代は200円

本記事で作成したパンケーキスワップの収穫タイミング表は、報酬分を収穫してから追加で流動性マイニングを行うまでのガス代を200円の想定で計算しています。

これについては、BNB Smart Chainの混雑度合いと仮想通貨BNBの価格によって変わってきます。

ちなみに、収穫をしてから追加で流動性マイニングを行うまでは次ののタイミングでガス代が発生してきます。

  • 報酬を収穫する
  • 収穫した報酬で流動性を作成する
  • 作成した流動性をファーミングする
①報酬を収穫する
②収穫した報酬で流動性を作成する
③作成した流動性をファーミングする
さとう

この一連のガス代を200円で想定して、本記事の表は作成しています。

収穫タイミングの計算過程を例を挙げて紹介

次に実際にいくつか例を挙げて、表の収穫タイミング・収穫頻度の計算過程をご紹介します。

グラフツールのリンクも載せているので、数字を打ち変えるだけで自分でシミュレーションできます。

計算例①:元金100万円&APR50%

まずは次のように流動性マイニング(ファーミング)を行うケースです。

  • 元金:100万円
  • APR:50%

このとき、ファーミングの純利益は次の式で計算されます。

\(y=100万円(1+\frac{0.5}{x})^x-100万円-200円(x-1)\)

この式をもとに、y(ファーミングの純利益)が最大になるx(複利の回数)を求めていきましょう。

この数式をグラフで表すと次のようになります。(GebGebraというツールを使用)

パンケーキスワップのベストな収穫頻度の計算根拠

yが最大になる点(極値)を自動で計算してもらっており、約32回複利を行うと、ガス代込みで利益が636,160円で最大化されることが分かります。

さとう

収穫回数は1を差し引いた年31回がベストということになり、1カ月に2回~3回は収穫すると良いことが分かります。

上のグラフは以下のリンクから参照することができます。

https://www.geogebra.org/calculator/qukzrsxt

計算例②:元金10万円&APR20%

次は以下の条件で流動性マイニング(ファーミング)を行うケースです。

  • 元金:10万円
  • APR:20%

このとき、ファーミングの純利益は次の式で計算されます。

\(y=10万円(1+\frac{0.2}{x})^x-10万円-200円(x-1)\)

GeoGebraを使うと下のようなグラフになります。

パンケーキスワップのベストな収穫頻度の計算根拠

約3回複利を行うと、ガス代込みで利益が20,971円で最大化されることが分かります。

収穫回数は1を差し引いた年2回がベストということになり、4カ月に1回収穫すると良いことが分かります、

上のグラフは以下のリンクから参照することができます。

https://www.geogebra.org/calculator/qe4yh8er

計算例③:元金1万円&APR20%

次は以下の条件で流動性マイニング(ファーミング)を行うケースです。

  • 元金:1万円
  • APR:20%

このとき、ファーミングの純利益は次の式で計算されます。

\(y=1万円(1+\frac{0.2}{x})^x-1万円-200円(x-1)\)

GeoGebraを使うと下のようなグラフになります。

パンケーキスワップのベストな収穫頻度の計算根拠

この条件では、途中で複利運用を行うと必ず手数料負けするため、収穫&複利運用は一切行うべきではないです。

さとう

ファーミングを辞めるときに収穫すればOKです。

上のグラフは以下のリンクから参照することができます。

https://www.geogebra.org/calculator/xesdtn4g

まとめ:低利率の場合は50万円から複利を検討しよう

本記事では、最も利益を最大化できるパンケーキスワップの収穫タイミング・収穫頻度について紹介してきました。

以下はパンケーキスワップで利益を最大化できる年あたりの収穫回数表です。

APR\元金1万円5万円10万円50万円100万円
5%年0回年0回年0回年1回年2回
10%年0回年0回年1回年3回年4回
15%年0回年1回年1回年5回年7回
20%年0回年1回年2回年7回年10回
30%年1回年3回年4回年11回年16回
40%年1回年4回年6回年16回年23回
50%年2回年6回年9回年21回年31回

利益を最大化できる収穫回数表(ガス代200円想定)

こちらの表は、以下の前提のもとで作成しました。

結論、パンケーキスワップの最適な収穫タイミング・頻度は、1万円ぐらいの少なめの元金であれば年利(APR)30%以上から半年で1回収穫&複利運用を検討し、50万円ぐらいの高額の元金であれば年利(APR)5%から半年で1回収穫&複利運用を検討することです。

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おすすめの運用方法おすすめの収穫頻度
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