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【イーサリアムからアービトラム】ブリッジのやり方・ガス代を解説!

この記事から分かること

  • Arbitrumへのブリッジ方法
  • Arbitrumへのブリッジの仕組み
  • Arbitrumへのブリッジのガス代
この記事を書いた人

※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。

イーサリアムからアービトラムへ仮想通貨ETHをブリッジすると「アービトラム」側で取引を実行するためのガス代として利用できたり、その他の仮想通貨であればアービトラム上で運用したりできるようになります。

イーサリアムからアービトラムにブリッジする方法は、大きく分けて次の2つです。

①Arbitrum公式の正規ブリッジ(Canonical Bridge)②外部のプロトコルによるブリッジ
左は「非信頼型」右は「信頼型」と呼ばれることもあります(外部ブリッジの利用は第三者への信頼が必要)

Arbitrum公式が推奨する正規ブリッジ(Canonical Bridge)は、Ethereum側で仮想通貨をブリッジコントラクトに預け入れ、Arbitrum側で新規発行する方法です。

外部のブリッジプロトコルを使う場合、Ethereum側で仮想通貨を流動性プールに預け入れ、Arbitrum側の流動性プールから発行済みの仮想通貨を入手することになります。

外部のブリッジプロトコル
さとう

直接取引所からアービトラム上に仮想通貨を送金する方法も参考として加えると、以下のような比較表になります。

ブリッジ方法発生する手数料の種類発生する手数料金額
正規ブリッジ
(Arbitrum公式)
ガス代(Ethereum)
ガス代(Arbitrum)
ETH:$1程度※1
ERC-20:$2~$5程度※1
外部ブリッジ
(流動性プール式)
ガス代(Ethereum)
ガス代(Arbitrum)
プロトコル手数料
ETH:$1程度※2
ERC-20:$1程度※2
上記に加えさらに0.5%程度※2
直接送金
(取引所)
送金手数料ETH:$1.5程度※3
ERC-20:$0.5程度※3

※1:2025年8月24日時点。ガス代は取引処理の煩雑さと混雑状況で変動します。ERC-20の正規ブリッジはルーターやゲートウェイといった様々なコントラクトを利用するため、ガス代が高くなります。

※2:2025年8月24日時点。ガス代は取引処理の煩雑さと混雑状況で変動します。流動性プールを活用した外部のブリッジプロトコルはETHでERC-20でも仕組みが同じなので手数料は基本変わりません。しかし、サービスの利用料として追加のプロトコル手数料を払う必要があります。

※3:2025年8月24日時点bitbankの送金手数料

日本の取引所から直接Arbitrumで仮想通貨を送金するのもオススメです。ガス代が高いのはEthereum側となっており、取引所からArbitrumで直接送金すればEthereumのガス代を無視できるからです。

どうしてもブリッジがしたい場合、まずはArbitrum公式の正規ブリッジを検討しましょう。

外部ブリッジは大量にあり、各プロトコルは自身のプロトコルの有用性を推しますが、大半は追加のプロトコル手数料を払うほどのメリットはありません。

しかし、正規ではETH以外のERC-20をArbitrumにブリッジすると混雑時にガス代が高くなることがあるので、その際は外部ブリッジも検討しましょう。(ブリッジ金額が大きくプロトコル手数料が高くなる場合を除く)

  • 手数料が安いのは取引所から直接送金
  • ブリッジしたいならまずは正規を検討
  • ERC-20でガス代が高ければ外部を検討

Arbitrumの送金に対応する国内取引所「ビットバンク」で仮想通貨ETHをArbitrumに直接送金する方法は、下の記事で詳しく解説しています。

目次

EthereumからArbitrumにブリッジする方法(正規)

Arbitrumへの正規ブリッジに必要なもの

イーサリアムからアービトラムへの正規ブリッジ(Canonical Bridge)には、以下の2つが必要です。

  • Ethereum側のガス代ETH
  • ブリッジしたい仮想通貨

※ArbitrumにETHをブリッジしたい場合はETHのみでOK

Arbitrum側で発生するガス代ETHはブリッジ先で受け取る仮想通貨から差し引かれるので、Arbitrum側で事前にガス代ETH等を用意しておく必要はありません。

Arbitrumへの正規ブリッジ手順

本記事ではEthereum上の仮想通貨ETHをArbitrumにブリッジする例で解説していきます。

まずは「Arbitrum公式のブリッジページ」にアクセスしましょう。

上部分は「From:Ethereum」で銘柄にETHを選択してブリッジしたいETH枚数を入力し、下部分は「To:Arbitrum One」を選択します。

※Arbitrumには大きく分けて3つのネットワークの種類があり、一般的に言われる「Arbitrum」は「Arbitrum One」を指している場合がほとんどです。Aribitrum Nova等その他のArbitrumはこちらで解説しています。

ブリッジする銘柄・数量を選択すると、画面下にブリッジに使用するプロトコルが表示されます。

Arbitrum Bridgeと書かれたものが公式の「正規ブリッジ」なので、これを選択します。

次に「Move funds to Arbitrum One」を押して、メタマスク等のウォレットでガス代ETHを支払ったら、ブリッジが実行されます。

画面上の「Txn History」からブリッジの処理状況を確認できます。「Pending」が「Success」になったらブリッジ完了です。

さとう

数十秒から数分で終わります。

【補足】初めてブリッジする場合の承認作業

初めてブリッジを行う銘柄の場合、ブリッジ実行前にさらに追加の承認画面が表示されます。(ブリッジに利用することを承認する必要がある)

少額のガス代を支払って承認しましょう。

正規のArbitrumブリッジの仕組み・ガス代

Arbitrumへの正規ブリッジの仕組み

Arbitrum公式サイト「bridge.arbitrum.io」で「Arbitrum Bridge」を選択して行うブリッジ方法は、公式サイト上で正規ブリッジ(Canonical Bridge)と呼ばれています。

>>Arbitrum Docs “ERC-20 token bridging

仮想通貨ETHのブリッジでは、Ethereum側のブリッジコントラクトにETHが預け入れられ、同枚数のETHがArbitrum側で発行されるシンプルな仕組みです。

さとう

一方ETH以外のERC-20トークンは、各開発者側が各自で正規ブリッジの仕組みを「ゲートウェイ」と呼ばれるコントラクトで作成します。

※「ゲートウェイ」はブリッジ元チェーン上とArbitrum上でそれぞれ実装される。Arbitrum公式が提供する汎用ゲートウェイを基本は使用するので、ゼロから開発・実装する必要はない。

私たちERC-20のブリッジ注文を行うと、ルーターコントラクトが適切なゲートウェイへと繋ぎERC-20トークンを預け入れ、Arbitrum側でのゲートウェイを通して同枚数のERC-20トークンが発行されます。

Arbitrum公式がセキュリティや仕様について保証しているやり方なので、Arbitrumへブリッジを行う場合はまず正規のブリッジを検討しましょう。

Arbitrumへの正規ブリッジのガス代

イーサリアムからアービトラムへの正規ブリッジには、次の2つの手数料が発生します。

  • Ethereum側のガス代
  • Arbitrum側のガス代

※ETHのブリッジなら全部で$1~$3程度、ERC-20のブリッジなら全部で$2~$5程度かかります。

Arbitrumといった「レイヤー2」で発生するガス代は数円から数十円でほとんど掛からないため、大部分はEthereum側のガス代が占めます。

Ethereum側のガス代は、次の式で計算されます。

\[ \small \boldsymbol{ \text{ETHガス代} = \text{使用ガス量} \times \left( \text{基本手数料} + \text{優先手数料} \right) } \]

使用ガス量(単位:ガス)に、基本手数料と優先手数料(単位:gwei/ガス)を掛けます。

使用ガス量は取引処理の煩雑さにより変動し、基本手数料と優先手数料は混雑状況をにより変動します。(詳細はこちらの記事で解説

さとう

使用ガス量は最も取引処理が簡単なETHの送金を21,000とし、概ね次の値が目安になります。

Transaction使用ガス量
ETH送金21,000
ETH以外(ERC-20)の送金65,000
NFT(ERC-721)の送信85,000
UniswapV2のスワップ150,000
UniswapV3のスワップ185,000
OpenSeaでのNFT売却205,000
UniswapV3の流動性提供215,000
レイヤー2へのブリッジ250,000

出典:Ethereum Gas Tracker(2025/8/25時点)

レイヤー2へのブリッジ方法も様々でETHとERC-20でも異なるので一概には言えませんが、ブリッジは異なるネットワークをまたぐ都合処理が複雑なので、使用ガス量は多くなりやすいです。

私が2025年8月21日にEthereumからArbitrumに正規ブリッジでETHをブリッジした際は、次のガス代がEthereum側で掛かりました。(非混雑時)

\[ \small \begin{aligned} 97,538 \times \left( 0.4314 + 2 \right) &= 237,154 \, \text{Gwei} \\ &= 0.000237154 \, \text{ETH} \end{aligned} \]
出典:Etherscan

ETHの正規ブリッジなのでガス資料量は10万程度で済みました。

ERC-20は「ルーターコントラクト」と「ゲートウェイコントラクト」の2つのコントラクトを動かす必要があるので、使用ガス量が多くガス代が高くなります。(1.5倍程度が目安)

Arbitrum側で発生するガス代も当然私たちが負担する必要がありますが、正規ブリッジではブリッジ枚数にArbitrumのガス代分を上乗せし、受け取る際にその分が差し引かれます。

例えば0.005ETHをArbitrumに正規ブリッジする場合、Ethereum残高からは0.005ETHより少し多く差し引かれます。

出典:Etherscan

その分がArbitrumのガス代(Aribtrum DAO等の報酬)として、Arbitrum側でETHを受け取る際に差し引かれる仕組みです。

※差し引かれなかった分はそのまま返却される

出典:Arbiscan

※少し多くブリッジさせてその分からガス代が賄われるだけなので、0.005ETH分がちゃんとArbitrum側にブリッジされます。

さとう

従って、Arbitrum側でメタマスク等で何かガス代支払いの処理を私たちが行う必要は特にありません。

EthereumからArbitrumにブリッジする方法(外部)

Arbitrumへのブリッジに必要なもの(外部)

イーサリアムからアービトラムへのブリッジ(外部ブリッジプロトコルを活用)には、以下の2つが必要です。

  • Ethereum側のガス代ETH
  • ブリッジしたい仮想通貨

※ArbitrumにETHをブリッジしたい場合はETHのみでOK

Arbitrum側で発生するガス代ETHやブリッジプロトコルに追加で支払う利用料は、ブリッジ先で受け取る仮想通貨から差し引かれるので、Arbitrum側で事前にガス代ETH等を用意しておく必要はありません。

Arbitrumへのブリッジ手順(外部)

本記事では流動性プールを活用した外部のブリッジプロトコル「Celer cBridge」で、仮想通貨ETHをEthereumからArbitrumへブリッジする例で解説していきます。

まず「Celer cBridgeの公式サイト」にアクセスしましょう。

ウォレットを接続したら、画面上で「Ethereum Mainnet」を選んでブリッジ銘柄でETHを選択し、画面下は「Arbitrum One」を選択しましょう。

「Transfer」を押してメタマスク等のウォレットでガス代ETHを支払うと、すぐにブリッジが実行されます。

Celerを使ったブリッジ」は、下の記事でも詳しく解説しています。

外部のArbitrumブリッジの仕組み・ガス代

外部のブリッジプロトコルの仕組み

外部のブリッジプロトコルでは、既に発行済みの仮想通貨が流動性共有されて出来た「流動性プール」を活用してブリッジ処理を行います。

以下は「Celer cBridge」のブリッジ処理の例です。(EthereumからArbitrumにETHをブリッジ)

さとう

cBridgeには流動性プールを自己保有するノードが登録されていたり、私たちが自由に流動性を供給できる共有型流動性プールがあります。

そして、この流動性プールを保有するノードや流動性プールを利用したブリッジ処理を、SGN(Celer State Gurdian Network)に登録されている「バリデーター」が監視し、不正がないか検証します。

>>cbridge-docs “cBridge Security

EthereumとArbitrum上の取引処理を行うバリデーターに加え、Celerで独自にバリデーターを抱えてセキュリティを維持しているため、正規ブリッジより大掛かりです。

従って、EthereumとArbitrumのガス代に加え、別にサービスの利用料をプロトコル手数料として支払う必要がある外部ブリッジプロトコルが大半です。

外部のブリッジプロトコルの手数料

外部のブリッジプロトコルを使う場合、次の3つの手数料が必要です。(CelerでEthereumからArbitrumにブリッジする例)

  • Ethereum側のガス代
  • 基本手数料(Arbitrumのガス代相当)
  • プロトコル手数料

>>c-bridge.docs “Bridge Fee

CelerではEthereum側で支払うガス代に加え、基本手数料とプロトコル手数料がブリッジ先ネットワークの受取枚数から差し引かれます。

さとう

従って、外部のブリッジプロトコルを利用する場合、仮に0.005ETHをブリッジしても基本0.005ETH以下しか受け取れません。

基本手数料はArbitrumのガス代相当で、ほとんど掛かりません。

プロトコル手数料はサービス利用の手数料となっており、0.5%程度発生します。プロトコル手数料は、バリデーター・デリゲーター・流動性提供者の3者の報酬になります。

発生する基本手数料やプロトコル手数料は、Celerならブリッジ画面下の見積もりから確認できます。(他のブリッジプロトコルでも大体同じ)

出典:Celer cBridge ブリッジ画面

追加のプロトコル手数料が痛いので大きな金額のブリッジには向きません。

しかし、ETHとERC-20で処理の煩雑さが変わらずEthereum側で発生するガス代がERC-20でも安いので、正規ブリッジよりガス代分は安く済む可能性があります。

まとめ:Ethereumのブリッジは手数料に注意

本記事では、イーサリアムからアービトラムに仮想通貨をブリッジする方法をご紹介しました。

ブリッジ方法発生する手数料の種類発生する手数料金額
正規ブリッジ
(Arbitrum公式)
ガス代(Ethereum)
ガス代(Arbitrum)
ETH:$1~$3程度
ERC-20:$2~$5程度
外部ブリッジ
(流動性プール式)
ガス代(Ethereum)
ガス代(Arbitrum)
プロトコル手数料
ETH:$1程度
ERC-20:$1程度
上記に加えさらに0.5%程度
直接送金
(取引所)
送金手数料ETH:$1.5程度
ERC-20:$0.5程度

手数料を安く抑えたい場合、Arbitrumで直接仮想通貨を送金できる日本の取引所「ビットバンク」を利用するのがおすすめです。

ビットバンクで仮想通貨ETHをArbitrumで直接送金する方法は、下の記事で詳しく解説しています。

さとう

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逆方向の「アービトラムからイーサリアムへの仮想通貨のブリッジ方法」は、下の記事で詳しく解説しています。

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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。

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