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【SUI】分散型取引所Cetusの使い方・ステーキング・仕組みを徹底解説!

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この記事から分かること

  • 分散型取引所Cetusとは
  • 分散型取引所Cetusの使い方
  • >分散型取引所Cetusの仕組み
  • Cetusのおすすめの運用方法
この記事を書いた人

※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。

Cetus(シータス/セタス)は、レイヤー1ブロックチェーン「SUI(スイ)」で最も預入総額の多い最大手の「分散型取引所」です。

SUIで発行されているあらゆる銘柄のスワップや資産運用(ステーキング)ができます。

Cetusは、イーサリアムの主要な分散型取引所「ユニスワップ」のバージョン3をベースとした「集中流動性」と呼ばれる仕組みを採用して流動性を管理しています。

Cetusで「流動性マイニング」を行う場合は価格範囲を事前に設定して預け入れる必要があり、価格範囲を外れるとスワップ手数料を報酬として貰えなくなります。

戦略なしでは画面に表示されている通りのAPRは出せず、「インパーマネントロス」のリスクも大きいので運用側にとっては注意が必要ですが、この記事を読めばリスクを抑えてお得に運用する方法も分かります。

さとう

この記事は分散型取引所について基本的な内容が分かっている方向けの内容となっています。

下の記事で「分散型取引所の基礎」を初心者向けに解説しています。

仮想通貨SUI・SUIミーム・分散型取引所Cetus等を丁寧に解説しています
目次

Cetusの使い方(仮想通貨の運用)

SUIの分散型取引所「Cetus」の3つの仮想通貨運用のやり方について解説していきます。

  • Pools
  • Farms
  • Vaults

※Cetusの仮想通貨運用の仕組みは本記事後半で解説しているので、先に仕組みから詳しく知りたい方は下のリンクからジャンプして下さい。

>>Cetusの「Pools」の仕組み

>>Cetusの「Farms」の仕組み

>>Cetusの「Vaults」の仕組み

Poolsの価格範囲の設定&リポジションができない場合は、自動で行ってくれる「Vaults」がおすすめです。

さとう

下のボックスを開くと運用の手順が表示されます。

Cetusの仮想通貨運用①:Poolsの使い方

Cetusの「Pools」では、集中流動性の仕組みのもとで流動性提供を行い、スワップ手数料とマイニング手数料の2つを稼ぐことができます。

※マイニング報酬は一部の流動性ペア限定

マイニング報酬の追加割当があるプールはピッケルマークが表示されている

Poolsのリスト画面」を開いたら、提供したい流動性ペアを選びましょう。

上の検索バーに銘柄の名称を入れることで、フィルタリングを掛けられます。

流動性を選んだら、最初に提供する価格範囲の設定を行いましょう。

価格範囲の設定次第でもらえる手数料や発生する「インパーマネントロス」が変わります。

※設定の仕方が分からない方は「Pools」ではなく「Vaults」を使った運用がおすすめです。

>>Cetusの「Pools」の仕組みはこちらで解説しています。

流動性を提供する価格範囲の設定が終わったら、提供する仮想通貨の枚数を入力しましょう。

片方の枚数を入力すると、もう片方の枚数は設定した価格範囲の内容に従って自動で入力されます。

入力が終わったら「Add Liquidity」を押して、Approveでガス代を支払って流動性の提供を実行します。

さとう

これで後は現在価格が価格範囲内にあるとき、スワップ手数料が報酬として自動で計上されていきます。

価格範囲外にあるときはスワップ手数料を稼げないので、一度「My Position」画面で流動性を削除して再び再配置することも検討しましょう。

稼いだスワップ手数料は、Cetusの「My Position」より請求ができます。(CetusのPoolsのスワップ手数料は手動で回収する必要あり)

マイニング報酬が追加で割り当てられている場合も、ここで同時に請求ができます。

※少額ですが流動性の削除や手数料の請求(Claim)にもSUIがガス代として掛かります。

複数の流動性ペアで運用している場合、右上の「Claim All」でスワップ手数料報酬とマイニング報酬を一括で請求できます。

右上「Claim All」で一括請求が可能

Cetusの仮想通貨運用②:Farmsの使い方

Cetusの一部流動性ペア(SUI×SUIのLST等)では、Poolsの運用に加えて「Farms」にも二重預け入れができます。(Farms単体運用は不可)

Cetusが定める特定の価格範囲内に流動性を提供することで、ファーミング報酬(Farm Rewards)と呼ばれる特別な報酬が追加されます。

>>Cetusの「Farms」の仕組みはこちらで解説しています。

Farm対応流動性はこちらから確認できます。

CetusのFarms対応流動性

デメリットは一切ないので、対応流動性は必ずPoolsだけでなく「Farms」にも預け入れましょう。

Farms対応の流動性提供画面を「Pools」で開くと、以下のようにファーミング報酬がもらえる価格レンジがオレンジ色で表示されます。

さとう

この価格範囲に提供されている流動性が多ければ多いほど、もらえるファーミング報酬も増えます。

Farming rewards range」をオンにすると提供範囲が自動でファーミング対応のレンジにぴったりに調整されるので、ファーミング報酬を最大化したい場合はオンにしましょう。

そして、流動性を提供する前に「Automatically stake your position into the farm to enjoy higher yield.」に必ずチェックを入れます。

ここにチェックを入れることで、Poolsで提供すると同時にFarmsにも自動で預け入れられるので便利です。

ファーミング報酬もスワップ手数料報酬と同様に、「My Position」の画面より手動で請求します。

Cetusの仮想通貨運用③:Vaultsの使い方

Cetusではいくつかの流動性は「Vaults」と呼ばれる運用に対応しており、以下のPoolsの面倒な作業を代わりにCetusが行ってくれます。

  • 提供する流動性の価格範囲は自動で決定
  • 単体で預入も可能(自動でスワップしてくれる)
  • 稼いだ報酬は自動で流動性に再追加(自動複利)
  • 価格範囲を外れた場合は自動でリバランス

最終的にCetus内の流動性として活用され、スワップ報酬を手数料として貰えるという仕組みは同じです。

利回りもPoolsとほぼ同じになります。

さとう

「Vaults」の対応銘柄はこちらから確認できます。

Cetusの「Vaults」の画面を開いたら、預け入れたい流動性の「Deposit」を押します。

Valutsの流動性の提供画面が表示されるので、提供する流動性の枚数のみを決めて「Add Liquidity」を行うだけで流動性の提供は完了です。

価格範囲はCetusの方針(中リスク中リターン)で決められており、自分で設定する必要はありません。

また、「Vaults」にはオートマッチングと呼ばれる機能があり、片方の銘柄単一での預け入れもできます。

単一での預け入れ後、自動で片方の銘柄の必要枚数に代わりにスワップしてくれる仕組みです。

さとう

Cetusの「My Vaults」の画面で「Details」押すことで、自分の流動性提供状況を確認できます。

「Vaults」にはオートコンパウンディングと呼ばれる機能があり、稼いだスワップ手数料が自動で流動性に追加され複利運用される仕組みになっています。

自分で報酬を請求(Claim)する必要はありません。

流動性を「Vaults」上から削除するときに、一緒に稼いだ手数料分も回収されます。

※Cetusの仮想通貨運用はガス代として仮想通貨SUIを数円程度払う必要があります。ガス代を用意する方法はこちらで解説しています。

Cetusの使い方(仮想通貨のスワップ)

SUIの分散型取引所「Cetus」の仮想通貨スワップやり方は、次の通りです。(Sui Network利用)

①Sui WalletにSUIのガス代を用意

Sui NetworkでCetusの仮想通貨スワップを利用する場合、SUIのウォレットに「ガス代」として仮想通貨SUIを用意する必要があります。

スワップは処理が簡単なので1回のスワップあたり0.002SUI程度で済みます。

1SUIでもあれば十分なので、ガス代の分の仮想通貨SUIをSUIのウォレットに入金しておきましょう。

>>Sui WalletのPCブラウザアドオンのリンクはこちら

>>Sui Walletのインストール方法はこちら

>Sui WalletにSUIを送金する方法はこちら

②Tradeでスワップ銘柄&枚数を設定

Cetusの「スワップ画面」にアクセスします。

スワップ画面が表示されたら、「Connect Wallet」より利用するSUIウォレットを選んで接続します。

画面上側がスワップ元になる銘柄で、画面下がスワップ先の銘柄です。

銘柄を押すと銘柄のリストが表示されるので、スワップしたい銘柄を選びます。

次に、スワップする枚数を入力しましょう。

全て設定できたら画面下の「Swap」を押します。

③見積もり確認してスワップを実行

スワップの最終確認画面が表示されるので、目を通したら「Confrim Swap」を押します。

Walletのポップアップが表示されるので、「Approve(承認)」でガス代を支払ったらCetusを使った仮想通貨のスワップは完了です。

【補足】スワップ見積もりの見方

Cetusのスワップの見積もり画面に書かれている情報について補足解説していきます。

Cetusのスワップ確認画面では「Slippage」と「Price Impact」を確認しておくと、よりお得にスワップ取引ができる場合があるので見方を覚えておきましょう。

プライスインパクト(Price Impact)は、分散型取引所においてあなた自身の取引が市場価格にどのくらいの影響を与えるかを示す指標のことです。

このパーセンテージ分だけあなたは適正価格から不利な価格でスワップ取引を行うことになります。

流動性が少ない状況で大量のスワップを行うと発生し、ここが1%を超えている場合は高すぎるので、後述の「Aggregator Mode」の利用を検討した方が良いです。

さとう

プライスインパクト発生の仕組みは下の記事で詳しく解説しています。

>>Cetusのプライスインパクトの詳しい仕組み解説はこちら

スリッページ(Slippage Tolerance)は、分散型取引所であなたが注文してから実際に取引が処理されるまでに発生する、市場全体の価格変化のことを指します。

あなた自身のプライスインパクトだけでなく、あなたの取引が実行されるまで他のユーザーにプライスインパクトも発生します。

あなたの取引が処理されるので、他のユーザーのプライスインパクトをどこまで許容するかは手動で設定することができます。

許容範囲を外れたスワップ取引は実行されず失敗するため、不利な価格でスワップが実行されることを防げます。

Cetusの許容スリップページ設定手順

基本は初期設定でも問題ないですが、SUIのマイナーなミームコインを含むスワップ取引を行う場合はプライスインパクトが大きいため、初期設定では取引が失敗することもあります。

この場合は許容スリップページを少し上げてスワップをしてみて下さい。

さとう

スリッページ発生の仕組みは下の記事で詳しく解説しています。

>>Cetusのスリッページの詳しい仕組み解説はこちら

【補足】高額取引をお得にするAggregator

Cetusで多額のスワップ取引を行う場合、「Aggregator mode」と呼ばれる機能を有効にすることで発生する「プライスインパクト」を抑えてお得に取引できます。

※流動性に対してスワップ額が大きいほど有効です。

以下のようにCetusで多額のスワップ取引を行うと、大きなプライスインパクトが発生してしまうので適正な価格で取引ができません。

このとき、CetusはCetus内の複数の流動性プールを活用して最もプライスインパクトを抑えたスワップルートを自動検索しますが限界があります。

この時以下のようにCetusの「Aggregator Mode」を有効にすることで、Cetus以外の他の分散型取引所の流動性も併せて検索して最もプライスインパクトを抑えたスワップ方法を自動検索して実行できます。

Aggregator ModeによりPrice Impactが軽減されている

スワップルートを確認してみると、Cetus以外にも「Turbos」といったSUIの分散型取引所の流動性を活用し、各流動性毎に発生するプライスインパクトを軽減させていることが分かります。

多額のスワップ取引でプライスインパクトが気になった場合は、アグリゲーターモードを有効にしましょう。

さとう

上のボックスを開くと、各手順の詳細が表示されます。

【SUIの分散型取引所】CetusのPoolsの仕組み

Cetusでは「集中流動性」を採用している

Cetus(シータス/セタス)の「Pools」では、SUI上で発行されているあらゆる銘柄の「流動性マイニング」を行えます。

Cetusは「集中流動性」と呼ばれる、主にEthereumで活用される分散型取引所Uniswapのバージョン3(V3)が最初に開発・採用した流動性の仕組みとほぼ同じものを採用しています。

>>UniswapV3の仕組み解説記事はこちら

現在はこの集中流動性が分散型取引所の主流となっており、流動性を価格全体ではなく価格範囲指定して提供します。

従来の流動性提供は価格0から∞で固定(イラスト出典:Uniswap docs)
さとう

現在価格が設定した価格範囲に入っていないと流動性は機能しなくなり、スワップ手数料がもらえなくなります。

一方手数料報酬は一部の人に集中しやすくなり、価格範囲に該当していると利率(APR)は従来の流動性の仕組みと比べて高くなります。

一方、従来の流動性提供で発生する「インパーマネントロス」と比べて、価格範囲を狭くすればするほど発生するインパーマネントロスも大きくなるため注意が必要です。

>>集中流動性のインパーマネントロスの解説記事はこちら

リスクとリターンが大きいため、他の集中流動性を採用していない分散型取引所と比べると、Cetusに提供する流動性の金額は自然と小さくなります。

「集中流動性」が開発され現在主流になっている理由は、このように「資本効率性」に優れるからです。流動性が無駄なく提供されるため、仮想通貨が他の用途に正しく利用されます。

例えば「仮想通貨CETUS」はxCETUSとしてガバナンストークンとして機能しやすくなり、仮想通貨SUIもより「バリデーター」に預け入れられやすくなり、分散性やガバナンスが強化されます。

さとう

集中流動性がなかったら、CETUSやSUIが無駄に価格0から∞で流動性に預け入れられていたはずです。

また、流動性が多く預け入れた価格帯はスワップによる価格変動「プライスインパクト」がより起きづらくなり、スワップ利用者にとってもメリットがあります。

Cetusの価格範囲と流動性提供枚数の関係

Cetusに流動性を提供する際は、価格範囲を事前に決める必要があります。

このとき、提供する流動性ペアの枚数比は価格範囲に従って自動で決まります。(従来は等価で提供していた)

例えばSUI/USDCの流動性ペアの場合、価格範囲の上限をSUIの現在価格から遠く(高く)すればするほど、SUIの比重が大きくなります。

これは資本効率性の観点から、SUIの価格が高くなる時はUSDCよりSUIの方が枚数が必要になるからです。

さとう

価格範囲の上限をSUIの現在価格より高くするということは、SUIの需要がある時に機能する流動性なので、SUIが多く必要になる訳です。

分かりやすくするために、3人のみでCetusにSUI&USDCの流動性を提供している例をイメージしてみます。

現在のSUIの価格は2.0USDCで、Aさん、Bさん、Cさんの3人は以下の価格範囲で流動性を提供する中、BTCの価格が2.1USDCまで上昇しました。

3人のポジションの例
  • A「1.9USDC~2.1USDC」配置(SUI&USDC複合ポジ)
  • B「2.1USDC~∞」配置(SUIの単一ポジ)
  • C「0~1.9USDC」配置(USDCの単一ポジ)

※BさんはSUIの価格上昇を予測した戦略を取っているため、集中流動性の仕組みではより流動性として必要になるSUIの単一ポジションしか取ることができません。

※CさんはSUIの価格下落を予測した戦略を取っているため、集中流動性の仕組みではより流動性として必要になるUSDCの単一ポジションしか取ることができません。

現在価格時点ではAさんの流動性プールのみが現在価格に該当しており、Aさんの流動性のみが機能していて手数料報酬をもらえています。

USDCでSUIが購入されSUIが2.1USDCまで上昇すると、Aさんの流動性の曲線は赤①の位置まで移動し、この流動性は価格帯から外れて機能しなくなります。

今度はBさんの流動性が機能するようになります。Bさんの流動性は赤②からスタートします。価格上昇を想定したポジションのため、この時点ではSUIの単一ポジションです。(資本効率性の観点からSUIしか必要ない)

さらにSUIが買われるとBさんの流動性の曲線の赤③の位置まで移動していき、同時にUSDCのポジションが増えていく仕組みです。(利用者が売ったUSDC分)

さとう

このように、Cetusでは価格が変化する毎に流動性がアクティベイト・ディアクティベイトを繰り返します。

今回は分かりやすくするために3人で流動性を提供する例でご説明しましたが、実際は大量の投資家が様々な価格範囲・金額で流動性を提供しています。

各流動性プールの価格はtick(ティック)という単位で分割され、複数人の流動性提供範囲が重なると各ティックに流動性が蓄積されます。

パンケーキスワップのtick
https://uniswapv3book.com/docs/introduction/uniswap-v3/

特に手数料報酬がもらえる現在価格付近のティックに流動性が蓄積されやすくなり、スワップ利用者の「プライスインパクト」が発生づらくなります。

各tickの間隔はSUI&USDCといった安定ペアであればあるほど狭く設定されます。(つまり設定されている手数料が安いほどtickも狭い)

さとう

安定ペアは価格変動が好まれないため、なるべくスワップによる価格変化を緩やかにする必要があるからです。

Cetusの「Pools」の報酬は2種類ある

Cetusの流動性マイニング「Pools」では、次の2つの報酬がもらえます。

  • スワップ手数料(Swap Fees)
  • マイニング報酬(Mining Rewards)

Cetusの「Pools」の1つ目の報酬「スワップ手数料」は、自分の提供している流動性の価格範囲に現在価格が含まれている場合にもらえます。

※正確にはスワップ手数料からCetus運営が徴収するプロトコル手数料20%が差し引かれる。

あなたの提供する流動性の利率(APR)は、「価格範囲で発生したスワップ手数料/価格範囲で提供されている流動性金額」で計算されます。

さとう

したがって、より狭く価格範囲を設定すればするほど分母が小さくなり利率も高くなります。

Cetusの「Pools」のリストに表示されているAPRは全体の平均APRのため、リスト表示通りのAPRを出すには十分に価格範囲を狭くして資本効率性を重視する必要があります。

流動性を狭く設定&価格範囲を外れた際に柔軟にリポジションを繰り替えす人に、多くのスワップ手数料が割り当てられてしまうからです。

Cetusの「Pools」の2つ目の報酬「マイニング報酬」は、Cetus運営が設定した特定の流動性ペアでスワップ手数料を獲得した人のみに割り当てられる追加報酬です。

仮想通貨SUIが含まれる利用頻度の高いペアにCetusからマイニング報酬が割り当てられたり、特定のミームコインを含むペアにプロジェクト側からマイニング報酬が割り当てられたりします。

マイニング報酬が設定されているプールには「ピッケル」のマークが付いており、その右側の列にマイニング報酬でもらえる通貨の種類と枚数が表示されています。

Cetus Pool list
さとう

マイニング報酬は1日当たりの全体への割り当て上限が決まっており、スワップ手数料獲得量の比で分配されます。

従って、提供した流動性が価格範囲を外れているとマイニング報酬も一切もらえず、もらえているスワップ手数料報酬が少ないと併せてマイニング報酬も少なくなるので注意しましょう。

【SUIの分散型取引所】CetusのFarmsの仕組み

SUI×SUIのリキッドステーキングトークン(LST)といった特定のペアのみ「Pools」に預け入れた後にさらに「Farms」に預け入れることで二重の運用ができます。

※Farms単体での運用はできず「Pools×Farms」のみの運用となります。

CetusのFarmsで運用できる銘柄は、「Farms」の画面より確認できます。

出典:Cetus「Farms
さとう

本記事更新時点ではSUIのSUIのLSTのペアのみです。

CetusのFarmsに預け入れるとファーミング報酬(Farming Rewards)をもらうことができます。

ファーミング報酬の1日あたりの全体への割当量が決まっていますが、Poolsのマイニング報酬とは異なり、Farmsが定める有効価格範囲(Vaild Range)への流動性提供金額の比率で配布されます。

従って、Poolsでの現在価格が価格範囲から外れていてスワップ手数料報酬をもらえなくても、farmsの有効価格範囲に預けてさえいれば必ず報酬がもらえます。

Farmsが定める有効価格範囲は「Farms」の各銘柄の下または、「Pools」の価格設定画面の下に表示されています。(Farms rewards range)

ちなみに、Farmsは次の目的で開発されたCetusの運用機能です。

  • Poolsとは別の制御で報酬を与え柔軟な設計を可能にする目的
  • 報酬分配時の評価をスワップ手数料以外で実施する目的
  • 利用者へのインパーマネントロスを減らす目的

【SUIの分散型取引所】CetusのVaultsの仕組み

SUI×SUIのリキッドステーキングトークン(LST)といった特定の銘柄を「Pools」ではなく、Cetusの「Vaults」単体で運用ができます。

「Vaults」で運用ができる銘柄は、CetusのVaultsの画面に表示されている銘柄のみです。

出典:Cetus「Vaults

「Vaults」では、Cetusが定める以下のの戦略で集中流動性を代わりに提供・管理してもらう運用方法です。

  • 提供する流動性の価格範囲は自動で決定
  • 単体で預入も可能(自動でスワップしてくれる)
  • 稼いだ報酬は自動で流動性に再追加(自動複利)
  • 価格範囲を外れた場合は自動でリバランス

①の流動性提供範囲の自動決定は、Cetusがリスクとリターンのバランスを取って自動で定めます。広すぎず狭すぎない適度な範囲で決めている印象です。

②は「オートマッチング機能」と呼ばれ、ペアで流動性提供を提供する必要がなく、片方の銘柄単体で預け入れた場合にもう片方の通貨に自動でスワップを行ってくれるので便利です。

③は「オートコンパウンディング機能」と呼ばれ、稼いだ手数料報酬は自動で流動性に追加され複利運用されます

最大の特徴は④の価格範囲を外れた場合に自動で流動性の再配置を行ってくれる点です。(オートリバランシング機能)

さとう

以下がリバランスのイメージです。

出典:Cetus Medium “Cetus Vaults: Automate your liquidity to earn high yield with ease

最近主流になっている「集中流動性」は価格範囲を外れた際の管理が難しく、随時リポジションを行う時間を取れない方は手を出しづらくなっていました。

しかし、Cetusの「Vaults」を使えば常にスワップ手数料をもらい続けることができます。

さとう

私も範囲を外れた流動性リポジションに時間を取れないので、SUI×SUIのLSTの運用は「Vaults」で行っています。

まとめ:運用で使う際は価格範囲の設定に注意

この記事では、SUI最大の分散型取引所「Cetus(シータス/セタス)」の仮想通貨スワップと資産運用(ステーキング)のやり方・使い方についてご紹介してきました。

出典:Cetus 公式サイト

Cetusでは、次の3つのやり方で仮想通貨を運用できます。

基本的にはPoolsで集中流動性型の「流動性マイニング」を行うことになります。

仮想通貨BLUB仮想通貨FUDといった、SUIの様々な銘柄の運用ができます。

しかし、Poolsの集中流動性は価格範囲を外れると報酬をもらえなくなり、「インパーマネントロス」のリスクも大きいです。

さとう

集中流動性型の流動性マイニングが苦手な方は、Vaultsを活用するのがおすすめです。

対応銘柄は少ないですが、流動性の管理をする必要がないので、リスクを抑えて完全放置でCetusで利回りを稼ぎ続けることができます。

私もCetusの「Vaults」でSUIとSUIのLSTの運用を行っています。

Cetusが発行する「仮想通貨CETUS」や「xCETUS」は、下の記事で詳しく解説しています。

仮想通貨SUI・SUIミーム・分散型取引所Cetus等を丁寧に解説しています
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ご覧いただきありがとうございました。

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仮想通貨に関する注意喚起

さとう

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