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【初心者向け】メタマスクのネットワーク間の送金・ブリッジのやり方

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この記事から分かること

  • メタマスクの仮想通貨ブリッジのやり方
  • ブリッジの手数料を抑える方法
  • メタマスクのブリッジの仕組み
この記事を書いた人

2023年4月にメタマスクの新機能として追加された「ブリッジ(Bridge)」では、0.875%の手数料を別途メタマスクに支払うことで最小で10ドル相当分から仮想通貨のネットワーク間送金ができます。

※実装当初はブラウザアドオンのみ対応していましたが、現在はスマホアプリでも利用できます。

メタマスクの「ブリッジ」が対応しているネットワーク

手数料を気にする方は、「deBridge」や「cBridge」等の外部のブリッジサービスに直接メタマスクを接続してブリッジを行うと良いでしょう。

また、仮想通貨ブリッジはブリッジ元とブリッジ先の両方のチェーンの「ガス代」がかかるため、特にイーサリアムネットワークを含むブリッジをする場合は手数料が高額です。

メタマスクのネットワーク間送金・ガス代の手数料
さとう

手数料をかけずに送金する方法もあります。

マルチネットワークに対応している「ビットバンク」を利用すれば、MATICやBNBを手数料をほとんど掛けずに直接メタマスクに送金できるので便利です。

仮想通貨のブリッジに手数料を掛けたくない方は、取引所からの送金を検討しましょう。

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目次

※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。

暗号資産に関する注意事項は、金融庁消費者庁警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。

【スマホ】メタマスクのネットワーク間送金のやり方

メタマスクの「ブリッジ機能」を使ったネットワーク間送金(ブリッジ)の手順は、次の通りです。

※実装当初はブラウザアドオンのみ対応していましたが、現在はスマホアプリでも利用できます。

①送金元のチェーンのガス代を用意

メタマスクで仮想通貨のネットワーク間送金(ブリッジ)を行う前に、送金元チェーンのガス代を送金元チェーン上に用意しましょう。

ブロックチェーンガス代通貨
EthereumETH
ArbitrumETH
Poylgon NetworkMATIC
BNB Smart ChainBNB
Avalanceh C-ChainAVAX
各ブロックチェーンに対応するガス代リスト

例えばEthereumネットワークからPolygonネットワークにブリッジしたい場合は、送金元の「Ethereumネットワーク」のガス代ETHをメタマスクのEthereumネットワーク上に用意します。

下の記事で「お得にメタマスクにガス代を用意する方法」を解説しています。

さとう

送金先のチェーンのガス代は送金先の到着枚数から自動で差し引かれるので、用意しておく必要はありません。

②ブリッジの内容を設定・入力

メタマスクのスマホアプリを開いたら下の矢印アイコンをタップし、「ブリッジ」を選びます。

ブリッジ画面が開いたら、画面下の「Connect Wallet」でメタマスクと接続します。

ブリッジ元のネットワークとブリッジしたい銘柄を「From this Network」と「You send」の欄に設定し、「Enter an amount」にブリッジしたい枚数を入力します。($10以上)

ブリッジ先のネットワークと受け取りたい銘柄を設定します。

※ブリッジで送る銘柄で受け取り銘柄を変えることもできます。

③ガス代を支払ってブリッジを実行

全て設定が終わったら、画面した「Confirm」よりガス代を支払ってブリッジを実行しましょう。

【補足】受け取り通貨の一部をガス代に変換

受け取り先のネットワークでガス代以外のトークンを選択すると「Add gas on ××」という項目をオンにでき、受け取る通貨の一部が少量のガス代に自動で変換されます。

例えばネットワークをPoylgonで受け取り先にUSDCを選び、「Add gas on Poylgon」をオンにすることでUSDCの一部がMATICに自動変換されます。

受け取り先でMATICを事前に用意していない場合、USDCをブリッジしても何もできなくなるため、その場合はこの項目をオンにすると後からガス代を追加で送る必要がないので便利です。

【PC】メタマスクのネットワーク間送金のやり方

PCアドオン(拡張機能)メタマスクでネットワーク間送金を行う方法は、次のボックスを開くと表示されます。

①送金元のチェーンのガス代を用意

メタマスクで仮想通貨のネットワーク間送金(ブリッジ)を行う前に、送金元チェーンのガス代を送金元チェーン上に用意しましょう。

ブロックチェーンガス代通貨
EthereumETH
ArbitrumETH
Poylgon NetworkMATIC
BNB Smart ChainBNB
Avalanceh C-ChainAVAX
各ブロックチェーンに対応するガス代リスト

例えばEthereumネットワークからPolygonネットワークにブリッジしたい場合は、送金元の「Ethereumネットワーク」のガス代ETHをメタマスクのEthereumネットワーク上に用意します。

下の記事で「お得にメタマスクにガス代を用意する方法」を解説しています。

さとう

送金先のチェーンのガス代は送金先の到着枚数から自動で差し引かれるので、用意しておく必要はありません。

②ブリッジの内容を設定・入力

メタマスクを開いたら、「ブリッジ」を選択します。

メタマスクのブリッジ画面が表示されるので、左側に送金元のネットワークと送金元の仮想通貨を設定します。

右側には送金先のネットワークと送金先の仮想通貨を設定します。

設定が終わると、画面下に設定したメタマスクのブリッジに関する見積もりが表示されます。

メタマスクの仮想通貨のブリッジのやり方

見積もりの左側には、メタマスクがブリッジに利用する外部のブリッジサービスと到着時刻が表示されます。

画面右側には、ガス代やブリッジ先で到着する仮想通貨の金額が表示されます。

上の画像では到着する仮想通貨の金額は21.12ドルですが、追加のガス代や手数料を含めると42.81ドルの支払いが必要であることが記載されています。

③ガス代を支払ってブリッジを実行

見積りの内容を確認できたら、「Confirm」でガス代を支払ってメタマスクのブリッジを実行しましょう。

外部のブリッジ機能を使ったネットワーク間送金

メタマスクのブリッジ機能を使わずに、仮想通貨のネットワーク間送金を行う方法を解説します。

外部のブリッジサービスを直接使うとお得

外部のブリッジサービスに自分で直接アクセスし、メタマスクを接続して利用すれば、余計な手数料0.875%を支払う必要がないのでお得です。

特に操作も難しくないので、手数料が気になる方は直接ブリッジサービスを利用しましょう。

ブリッジサービスはdeBridgeがオススメ

仮想通貨のブリッジサービスは「deBridge」がオススメです。

出典:deBridge公式サイト

deBridgeは主要なブロックチェーン・仮想通貨全ての銘柄のブリッジに対応しています。

deBridge 対応ブロックチェーン
  • Ethereum
  • BNB Smart Chain
  • Polygon Network
  • Arbitrum
  • Optimisim
  • Avalanche
  • Solana
  • Linea
  • Base
  • Neon

ブリッジ画面もシンプルで、仮想通貨ブリッジが初めての方でも直感的に操作できます。

deBridge ブリッジ画面

deBridgeのネットワーク間送金のやり方

ここからdeBridgeのブリッジ画面にアクセスし、以下の手順でブリッジします。

  • メタマスクを接続する
  • ブリッジ元とブリッジ先ネットワークを選択
  • ブリッジ元とブリッジ先の仮想通貨を選択
  • 「Confirm Trade」でブリッジの実行

仮想通貨ブリッジ画面では、ブリッジ元とブリッジ先のブロックチェーンと銘柄を直感的に設定できるので、初めての方でも簡単につかいこなせるはずです。

さとう

deBridgeの詳細」は、下の記事で解説しています。

メタマスクのブリッジ機能の仕組み

メタマスクの「ブリッジ」を活用するとメタマスクに追加の手数料を支払うことで、メタマスクが代わりに外部のブリッジサービスに繋いで仮想通貨のブリッジを行ってくれます。

ブリッジでは、「Celer Network」等のブリッジプロトコルが異なるブロックチェーン間のハブの役割を担います。

仮想通貨のブリッジプロトコル側では、「分散型取引所」と同じように流動性プールを保有しています。

仮想通貨のブリッジとは
さとう

投資家側は流動性プールに仮想通貨を預けることができ、ブリッジサービスの運営に協力した報酬として利用者の手数料をもらっています。

ブリッジ利用者が仮想通貨のブリッジを行うと送金元チェーン側の流動性プールに仮想通貨が貯まり、送金先のチェーンの流動性プールから仮想通貨が出ていく仕組みです。

メタマスクはブリッジプロトコルを複数比較し、最も効率よくブリッジできるプロトコルを選択して実行しています。

仮想通貨のブリッジの仕組み」は、下の記事でさらに詳しく解説しています。

まとめ:手数料に注意してブリッジしよう

2023年4月にメタマスクの新機能として追加された「Bridge」では、0.875%の手数料を追加でメタマスクの運営に支払うことで仮想通貨のネットワーク間送金ができます。

また、仮想通貨ブリッジはブリッジ元とブリッジ先の両方チェーンのガス代がかかるため、特にEthereum Networkを含むブリッジする場合はガス代が高額です。

メタマスクのネットワーク間送金・ガス代の手数料
さとう

手数料をかけずに送金する方法もあります。

マルチネットワークに対応している「ビットバンクを利用すれば、直接MATICやBNBをメタマスクに手数料をほとんど掛けずに送金できるので便利です。

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🐼 ビットバンク公式サイト:https://bitbank.cc/

出典:ビットバンク 公式サイト

仮想通貨に関する注意喚起

さとう

仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。

消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • お世話になります。
    質問はよろしいでしょうか。
    メタマスクのアカウント1からアカウント2に送金する場合、ガス代はいくらになるでしょうか。例えばアカウント1のARBコインをアカウント2へ送金したい場合。
    先日、これを実行したところETHが足りないとメッセージがでてきました。
    この時のETHはARBチェーンのETHのことなのか、それともETHチェーンのETHなのかどちらなのでしょうか。先日の時はETHで10ドル前後のガス代はあったと思います。
    おわかりでしたらご教示いただきたく宜しくお願いいたします。

    • お問い合わせありがとうございます。

      ブリッジではなく、ArbtitrumチェーンのARBをアカウント1からアカウント2に
      送金したいということでよろしいでしょうか。
      Arbitrumのガス代はETHのため、Arbitrumチェーン上にETHが必要になります。
      Arbitrumはほとんどガス代が掛からないので、数十円分あれば十分です。

      異なるチェーンにブリッジする際のガス代の基本は、次の2点です。
      ・ブリッジ元チェーンのガス代をブリッジ元チェーン上に用意する
      ・ブリッジ先チェーンのガス代相当額は送金通貨から自動で差し引かれるので用意不要

      仮に、ArbitrumチェーンのARBをETHチェーンにブリッジする場合、
      ブリッジ元チェーンのArbitrumチェーン上にのみガス代ETHの用意が必要です。
      ブリッジ先チェーンのETHのガス代相当額は、ARBから自動で差し引かれます。

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