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【方法あり】GMOコインからBybitに送金できない?やり方を解説!

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この記事から分かること

  • GMOコインからBybitに送金できない原因
  • GMOコインからBybitに送金する方法
この記事を書いた人

※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。

結論、2023年6月1日に国内の法改正に伴いトラベルルール対応が強化されましたが、GMOコインからBybitへの送金はこれまで通り問題なく可能です。

以下の通り、GMOコインは金融庁通知対象国への送金を全て禁止していますが、私たち日本人が利用するBybit(Bybit Global)は「Bybit Fintech Limited」と呼ばれる情報通知対象国外の「セーシェル」登記の企業が提供するサービスだからです。

通知対象国・地域に所在する暗号資産交換業者へは送付いただけません。日本国内で登録を受けず暗号資産交換業を行っている事業者も含まれております。無登録業者とのトラブルが多発しておりますので、十分にご注意ください。

GMOコイン公式サイト 「トラベルルールについて」

「アラブ首長国連邦」がトラベルルールにおける情報通知対象国に追加されたため、送金できなくなったという誤った情報も出回っていますが、日本人には特に関係がありません。

「Bybit Fintech Limited」がセーシェル登記である旨は、例えば世界の企業情報のデータベース「Dun & Bradstreet」に掲載されています。

出典:Dun & Bradstreet

実際にセーシェルの「金融サービス局サイト(FSA)」上でも、「Bybit Fintech Limited」がセーシェル登記の「Active Company」である旨が記載されています。

出典:Financial Services Authority Press Release 17th September 2024

ちなみに、日本人が利用するBybit(Bybit Global)のサービス提供元が「Bybit Fintech Limited」であることは、App Storeの画面等でも確認できます。

出典:App Store

アラブ首長国連邦(ドバイ)にあるのはBybit本社であり、実際の事業の所在・登記は「セーシェル」となるため、日本人としてBybitを利用しているのであれば、セーシェルで宛先を作成すれば問題ありません。

さとう

下記の通り宛先「セーシェル」作成で問題なく送金できます。

送金テスト結果

宛先を「アラブ首長国連邦」で設定する等、通知対象国への送金は原則通りできないので注意しましょう。

以下の3社は、主要な海外仮想通貨取引所への送金制限がありません。

Bybitへの送金に対応しているおすすめの国内取引所は、「ビットバンク」です。

送金能力に優れた「仮想通貨XRP」を0.12%の安価な手数料で購入でき、送金手数料も0.1XRPで済みます。

また、ビットバンクは送金できない海外取引所を公表していますが、主に日本人が使う海外取引所は含まれません。

ビットバンク 出金できない海外取引所リスト
  • Bithumb
  • UPbit
  • Korbit
  • ProBit
  • CoinOne
  • GOPAX
  • Kraken
  • Coinbase
  • Binance.us
  • CoinList
  • Gemini
  • Bitstamp.net US
  • Luno
  • Independent Reserve.
  • Crypto.com
  • B2C2.com
  • LMAX Digital
  • HTX.com Gibraltar
  • OSL.com
  • BlockFi.com
  • Bitfinex.com Bahamas
  • OKX.com Bahamas
  • Bitfinex.com Bahamas

※上記は一部抜粋(Bybit.com UAEには出金できませんが、私たち日本在住者が利用するBybit.com Globalへは問題なく出金可能です。)

さとう

2024年4月30日以降もBybitに送金可能である旨は、ビットバンク公式サイトにも記載されています。

※Bybit.com Global(バイビットグローバル)は引き続き送付は可能となります。

bitbank support 「暗号資産の直接送付ができない暗号資産交換業者」

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目次

GMOコインからBybitに送金することは可能

結論、GMOコインから海外取引所Bybit(バイビット)に仮想通貨を直接出金・送金することは問題なく可能です。

GMOコインはの通知対象となっている国への出金を全て制限していますが、日本人が利用するBybitは通知対象国外であるセーシェル登記の海外取引所だからです。

2024年5月23日実施の送金テスト結果

23年6月1日対応開始のトラベルルールとは

マネーロンダリング等の対策案を示す国際的な共通ルール「トラベルルール」に遵守するため、2023年6月1日に国内で法改正が行われました。

ぱんだ

トラベルルールってどんなルールなの?

GMOコインが対応しているトラベルルールとは、FATF(Financial Action Task Force、金融活動作業部会)と呼ばれる国際機関により、マネーロンダリングやテロ資金供与対策を目的として各国で導入が進められている取り決めのことです。

トラベルルールとは、「利用者の依頼を受けて暗号資産の出金を行う暗号資産交換業者は、出金依頼人と受取人に関する一定の事項を、出金先となる受取人側の暗号資産交換業者に通知しなければならない」というルールです。

bitbank Support トラベルルールとはなんですか
トラベルルール導入までの簡単な経緯
1989年6月マネロン対策の国際的な枠組み「FATF」がフランスで設立。
2015年6月G7サミットで暗号資産に対する規制の導入が宣言され、各国の暗号資産業者は登録・免許制になり、利用者も本人確認が必要になる。日本でも暗号資産業者は登録制に。
2018年10月FATF勧告15「新技術の悪用防止」が改訂され、暗号資産業者はマネロン等の規制が必要になる。
2019年6月FATF勧告16「電信送金」が改訂され、送付側と受取側に関する情報の通知が必要になり、このFATF勧告16がトラベルルールと呼ばれている。
2023年6月犯罪による収益の移転防止に関する法律が改正され、日本の暗号資産交換業者はトラベルルールへの対応が必要になる。

「トラベルルール」は、国際的なルールである「FATF勧告16」の通称となります。(FATFはマネロン対策等を行う国際機関)

既に日本も勧告は受けていましたが、2023年6月1日の法令改正に伴いより厳しく遵守するようになり、金融庁指定の国への送金には情報の通知が義務化されました。

これにより、情報の通知を適切に行えない取引所間では仮想通貨の送金に制限が掛かるようになっています。

さとう

仮想通貨のトラベルルールは、下の記事で詳しく解説しています。

通知する必要がある国や地域は法改正の内容に具体的に定められていますが、GMOコインは「通知対象国に対する出金は全て制限する」としています。

Bybitは金融庁の通知指定対象国外である「セーシェル登記」となっているので、GMOコインから仮想通貨を出金・送金すること問題なく可能です。

通知対象国へは一切出金不可

原則通り、GMOコインは金融庁指定の通知対象国の取引所には一切送金できません。

以下の3つの国内取引所は主要な海外取引所への送金制限がなく、Bybitへの送金に対応しています。

※コインチェックはGMOコインからは送金できません。

おすすめはビットバンクです。

送金能力に優れた仮想通貨XRPを0.12%の安価な手数料で購入でき、送金手数料も0.1XRP(数円)で済みます。

※ビットバンクの取引手数料:Takerは0.12%、Makerは-0.02%(一部銘柄を除く)

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GMOコインから通知対象国に出金したい場合

GMOコインから直接出金・送金できない状況でも、ビットバンク等の主要な海外取引所への出金制限がない別の国内取引所を経由すれば問題ありません。

GMOコイン内の仮想通貨XRPをビットバンクに送金し、海外取引所に送金する例をご紹介します(仮想通貨XRPの送金を例に挙げる)

手順①:bitbankの入金アドレスを確認

ビットバンクのアプリを開き、下の「メニュー」タブから「入金」を選択しましょう。

仮想通貨XRP(リップル)の入金アドレスと宛先タグをコピーします。

さとう

取引所間の仮想通貨の移動には、宛先タグが必須です!

手順②:GMOコインから仮想通貨を移す

GMOコインのアプリを開き、ホーム画面から「預入/送付」をタップして、送金したい仮想通貨を選びます。

GMOコインの資金を移す方法

「宛先リスト」より、新しい宛先としてビットバンクを追加します。このとき、ビットバンクのアプリでコピーしたアドレスと宛先タグを使いましょう。

送付タブより作成したアドレスを選択したら、送金数量等を入力して、送金を実行しましょう。

手順③:ビットバンクから海外取引所に送金

ビットバンクからMEXCに送金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:セーシェル宛先で出金しよう

本記事では、GMOコインから仮想通貨を海外取引所Bybitに送金するやり方をご紹介してきました。

結論、2023年6月1日に国内の法改正に伴いトラベルルール対応が強化されましたが、GMOコインからBybitへの送金はこれまで通り問題なく可能です。

以下の通り金融庁通知対象国への送金をGMOコインは全て禁止していますが、Bybitは通知対象国外であるセーシェル登記のため、セーシェルで宛先を作成すれば問題ありません。

ドバイ等の通知対象国で宛先を作成すると出金できないので、注意しましょう。

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・特徴③:最短10分で口座開設できる

・特徴④:信頼と実績のGMOグループ

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※2024年8月1日以降に口座を開設する方のみ対象

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GMOコインの暗号資産口座を開設していないと本キャンペーンには参加できないので、これを機にFX口座も開設しておくとお得です。

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下のツールを利用することで、トラベルルール対応後の国内取引所から海外取引所への送金状況と、送金できないときの解決方法を簡単に調べることができます。

さとう

送金元の国内取引所と送金先の海外取引所をリストから選択し、確認を実行すると送金可否が表示されます。

送金可否確認ツール

簡単!送金状況の確認ツール(by ぱんだくりぷと)

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海外取引所への送金メタマスクへの送金
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ご覧いただきありがとうございました。

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仮想通貨に関する注意喚起

さとう

仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。

消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • こんにちは。
    こちらのサイトを見ながら
    GMOコインからBYBITへXRP送金を試みてますが
    GMOコインの相手先リスト登録で送付先の名称選びにて
    BYBITがなく登録ができません。
    BITBANK経由でなければいけないくなったのでしょうか?

    • こんにちは。
      ご質問ありがとうございます。

      おそらく送付先の所在地で日本を選択しています。
      以下を参考に登録してみて下さい。

      送付先:GMOコイン以外
      送付先ウォレット:取引所指定のウォレット
      受取人:ご本人さま
      宛先名称:なんでも可
      リップルアドレス:Bybitから貼り付け
      宛先タグ:Bybitから貼り付け
      送付先の所在地:日本以外
      送付先の住所:セーシェル
      送付先の名称:Bybit

  • はじめまして。
    こちらの記事読ませていただきました。非常に有用で裏付けもあり助かっております。

    ところで、Bybit Fintech LimitedはAppleのアプリでの話で、GoogleだとBybit Fintech FZEとなっており送金不可能です。この場合は提示されている別経由の送金しか無いでしょうか?それとも他のコメントであるようにセーシェルにすれば同期されますか?

    • はじめまして。
      ぱんだくりぷとのさとうです。

      特にアプリの提供元は関係ないので、Bybit Fintech Limitedの
      セーシェルに送金していただいて大丈夫です。

      また、どこの国で送金しても同期されないことはないので、
      その点も安心していただいて大丈夫です。

      情報通知対象国を設定するとGMOコインに対して行う
      送金の申請が弾かれてしまうだけになります。

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