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メタマスクのネットワーク間送金ブリッジのやり方・ガス代・仕組みを解説!

この記事から分かること

  • メタマスクのブリッジのやり方
  • メタマスクのブリッジの仕組み
  • メタマスクのブリッジの手数料
この記事を書いた人

※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。

2020年11月にリリースされたメタマスクの「ブリッジ」とは、メタマスクの仮想通貨を次のブロックチェーン間で移動できる機能です。

  • Ethereum mainnet
  • Solana
  • BNB Smart Chain
  • Avalanche C-Chain
  • Polygon
  • Optimism
  • Arbitrum
  • zkSync Era
  • Linea
  • Base
  • Sei

※上記以外では行えません。(参照:metamask.io “User Guide: Swaps“)

現在はメタマスクの画面上では「スワップ機能」と統合されており、スワップ画面で別のブロックチェーンを選択することでブリッジができるようになります。(同時にスワップも可能)

メタマスクのブリッジ機能は「外部の仮想通貨ブリッジプロトコル」から見積もりを一括で取得し、最適なブリッジルートを提案して実行する仕組みです。

メタマスクが対応するEVMチェーンとその銘柄の多くを自由にブリッジできます。(外部のブリッジプロトコルが対応していない銘柄は見積もり取得不可でブリッジも不可)

さとう

ちなみに、メタマスクの「スワップ」や「ブリッジ」の利用は無料だと誤解されがちですが、ウォレットの中では珍しく有料です。

メタマスクをリリースした「Consensys」は、2020年8月よりメタマスクのコードをオープンソースから専有ライセンスに変更しており、「スワップ」や「ブリッジ」の利用は0.875%の追加手数料が発生します。

>>support.metamask.io “How are fees calculated?

従って、メタマスクのブリッジ機能は4つの手数料が発生することにななります。

手数料の種類正規ブリッジ外部ブリッジメタマスク
ガス代(ブリッジ元)変動変動変動
ガス代(ブリッジ先)変動変動変動
プロトコル利用料なし0.1%前後0.1%前後
メタマスク利用料なしなし0.875%

ブリッジ方法別 発生手数料金額一覧

特に「外部ブリッジプロトコル利用手数料」と「メタマスクの追加手数料」はブリッジ金額×割合(%)計算のため、ブリッジ金額が大きいと多額の手数料を払うことになるので注意しましょう。

必要な時間など他の情報も加えると、次の通りです。

スクロールできます
送金方法ブリッジルート対応銘柄待機時間手数料の種類手数料金額スリッページ
(Price Impact)
正規ブリッジ
(Ethereum⇔L2)
L1⇒L2主にETH短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
普通なし
L2⇒L1主にETH長い(約7日間)L1ガス代
L2ガス代
普通なし
外部ブリッジL1⇒L1 / L1⇒L2
L2⇒L2 / L2⇒L1
多め短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
プロトコル手数料
L1⇒L2:高め
L1⇒L2:高め
L2⇒L2:安い
L2⇒L1:高め
あり
メタマスクブリッジL1⇒L1 / L1⇒L2
L2⇒L2 / L2⇒L1
多め短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
プロトコル手数料
メタマスク手数料
L1⇒L2:高め
L1⇒L2:高め
L2⇒L2:普通
L2⇒L1:高め
あり
取引所
(ブリッジではない)
直接送金少なめ短い(数分~数十分)送金手数料L1に送る:高め
L2に送る:安い
なし

仮想通貨ブリッジ比較(詳細)

正規(標準)ブリッジは「イーサリアム」と一部の「レイヤー2」間でのみ行える、ブロックチェーン備え付けのブリッジ方法です。

外部のブリッジプロトコルを一切利用しないため「ガス代」のみでブリッジを実行できます。

処理自体が重くガス代は少し高いですが、割合掛けで発生する手数料がないため高額のブリッジに特に最適です。

さとう

直接取引所から送金する場合は、ガス代ではなく固定の送金手数料が掛かるだけで混雑時でも安価な手数料で送金できるのがメリットです。

  • 高額なブリッジは正規ブリッジがおすすめ
  • 少額なブリッジならメタマスクも十分あり
  • 簡単で手数料が安い取引所からの送金も検討

正規ブリッジと外部のブリッジの仕組み・使い方」は、下の記事で詳しく解説しています。

Arbitrum」「Optimism」「BNB Smart Chain」など、様々なEVMチェーンの出金に対応している国内取引所「ビットバンク」を使った仮想通貨出金は、下の記事で解説しています。

目次

【スマホ】メタマスクの仮想通貨ブリッジのやり方

メタマスクの仮想通貨ブリッジ(ネットワーク間送金)のやり方は、次の通りです。

①ガス代を用意する

メタマスクの仮想通貨ブリッジ機能では、次の4つの手数料を支払います。

手数料の種類支払うタイミング
ガス代(ブリッジ元)最初
ガス代(ブリッジ先)ブリッジ通貨から差し引き
プロトコル利用料ブリッジ通貨から差し引き
メタマスク利用料ブリッジ通貨から差し引き

最初に支払うブリッジ元のガス代以外は全てこれからブリッジを行う仮想通貨から差し引かれる形で自動で支払うので、事前に用意するのはブリッジ元チェーンのガス代だけで問題ありません。

例えば「Ethereum Mainnet」ならETH、「BNB Smart Chain」ならBNBがガス代となります。

メタマスクにガス代を入金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。

②ブリッジ注文を作成

メタマスクのスマホアプリを開いたら、画面上の「スワップ」をタップします。

ブリッジ元とブリッジ先のネットワーク&銘柄を選んで、ブリッジする枚数を入力します。

③見積もりを確認してブリッジ実行

見積もりが表示されたら、内容を確認してブリッジを実行しましょう。

さとう

本記事更新時点では、スマホアプリ版ではクォート(見積もり)を変更することはできません。

自分がどの外部ブリッジプロトコルを利用することになるのか、他のルートのクォートも確認したい方は、PCなどでブラウザ版を利用するしかありません。

※「プライスインパクト」は、あなたのブリッジ取引が外部ブリッジプロトコルの流動性を利用することによる交換レートの影響(価格影響)を示し、この%分だけあなたのブリッジ先で受け取れる仮想通貨の枚数が減ります。

※「スリッページ」は、あなたの最終見積もりからずれても許容できる割合を示します。あなたのブリッジ注文を実行するまでに割り込んだ取引により、プライスインパクトが発生し交換レートが変化した場合、設定スリッページ以上の変化であればそのブリッジは自動キャンセルされます。

利用しているブロックチェーンとその混雑状況によっては、ブリッジはすぐに反映されない場合があります。

短ければ数分、長いと数十分掛かります。スマホアプリ下「Activity」より、ブロックチェーンの処理状況を確認できます。(確定済みになっていなければまだ処理中)

【PC】メタマスクの仮想通貨ブリッジのやり方

PC・ブラウザ拡張機能のメタマスクの仮想通貨ブリッジのやり方は、下のボックスを開くと詳細が表示されます。

①ガス代を用意する

メタマスクの仮想通貨ブリッジ機能では、次の4つの手数料を支払います。

手数料の種類支払うタイミング
ガス代(ブリッジ元)最初
ガス代(ブリッジ先)ブリッジ通貨から差し引き
プロトコル利用料ブリッジ通貨から差し引き
メタマスク利用料ブリッジ通貨から差し引き

最初に支払うブリッジ元のガス代以外は全てこれからブリッジを行う仮想通貨から差し引かれる形で自動で支払うので、事前に用意するのはブリッジ元チェーンのガス代だけで問題ありません。

例えば「Ethereum Mainnet」ならETH、「BNB Smart Chain」ならBNBがガス代となります。

メタマスクにガス代を入金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。

②ブリッジ注文を作成

メタマスクを開いたら「スワップ」を押します。

ブリッジ元のネットワーク&銘柄、ブリッジ先のネットワーク&銘柄を選びます。

③見積もりを確認してブリッジ実行

ブリッジする枚数を入力すると、自動で最適な見積もり(クォート)が表示されるので、確認して「送信」を押すとすぐにブリッジが実行されます。

「他のクォート」から他のブリッジプロトコルを選択することもできます。

Slippage(スリッページ)、Price Impact(プライスインパクト)は、下の記事で詳しく解説しています。

メタマスクの仮想通貨ブリッジの仕組み

2020年11月にメタマスクに機能追加された「ブリッジ」では、仮想通貨を別のEVMブロックチェーン上に移動させることができます。

※現在は「スワップ」と統合されており、スワップ画面からブリッジも同時に行えます。

実際にはメタマスクがブリッジを担当している訳ではなく、メタマスクが外部のブリッジプロトコルから見積もりを取得し、最適なブリッジルートをあなたに提案しているだけです。

手数料が一番安いまたは速度が一番早い等で提案されたブリッジルートから一つを選択すると、外部のブリッジプロトコルにあなたの仮想通貨が転送されます。

その後、外部のブリッジプロトコルがブリッジ先の適切な流動性に割り当てを行い、その流動性からあなたのアドレスに仮想通貨が転送される仕組みです。

外部の仮想通貨ブリッジプロトコルの仕組み・お勧めサイト」は、下の記事で詳しく解説しています。

メタマスクの仮想通貨ブリッジの手数料

メタマスクのブリッジ(ネットワーク間送金)では、次の4つの手数料が全て発生します。

手数料の種類正規ブリッジ外部ブリッジメタマスク
ガス代(ブリッジ元)変動変動変動
ガス代(ブリッジ先)変動変動変動
プロトコル利用料なし0.1%前後0.1%前後
メタマスク利用料なしなし0.875%

ブリッジ方法別 発生手数料金額一覧

ガス代(ブリッジ元)のみメタマスクのポップアップで表示される画面から別途支払いを行い、その他の手数料は全てブリッジを行う仮想通貨から差し引かれます。

ブリッジ元とブリッジ先のガス代は、利用する「ブロックチェーン」とその混雑状況で変わりますが、高額なイーサリアムで数ドル程度です。(詳細はこちら

外部の仮想通貨ブリッジプロトコル手数料は、メタマスクが提案するブリッジルートにより異なりますが、どのプロトコルでも概ね0.1%程度です。

さとう

メタマスクの利用手数料はブリッジ金額×0.875%で固定です。

仮に100万円のブリッジを0.1%+0.875%=0.975%で行った場合、9,750円の手数料がガス代とは別に掛かります。ブリッジ金額が大きい場合は要注意です。

メタマスクを開発した「Consensys」は、2020年8月からメタマスクのコードのライセンスを、誰でも自由に商用利用できるMITライセンスから専有ライセンス(Proprietary License)に切り替えました。

※1万人以上のユーザーへのサービス提供を行うウォレットはConsensysとの契約が必要。

専有ライセンス化以降にリリースされたスワップ機能(2020年10月リリース)、ブリッジ機能(2020年11月リリース)は一律で0.875%の利用手数料が必ず発生します。

専有ライセンスを保有したことでメタマスクと同様の機能を持った無料ウォレットを複製して大規模にリリースすることはできないため、手数料を設けてもユーザーの流出の懸念がありません。

「Consensys」はオープンソースでは開発費を確保できず、競合ウォレットとの競争に勝てないことを危惧していましたが、現在はスワップ・ブリッジ手数料等から多くの利益を出すことができています。

実際に2021年のメタマスクの収益は200万ドルを超えました。(詳細はこちら

さとう

メタマスクの専有ライセンス化の経緯は、以下のConsensysのCEO「Dan Finlay」のMediumで詳しい解説があります。

>> Evolving our License for the Next Wave of MetaMask Users(Medium)

まとめ:大きな金額のブリッジは手数料に注意

目的のブロックチェーンに移動させる方法は、次の4つです。

スクロールできます
送金方法ブリッジルート対応銘柄待機時間手数料の種類手数料金額スリッページ
(Price Impact)
正規ブリッジ
(Ethereum⇔L2)
L1⇒L2主にETH短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
普通なし
L2⇒L1主にETH長い(約7日間)L1ガス代
L2ガス代
普通なし
外部ブリッジL1⇒L1 / L1⇒L2
L2⇒L2 / L2⇒L1
多め短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
プロトコル手数料
L1⇒L2:高め
L1⇒L2:高め
L2⇒L2:安い
L2⇒L1:高め
あり
メタマスクブリッジL1⇒L1 / L1⇒L2
L2⇒L2 / L2⇒L1
多め短い(数分~数十分)L1ガス代
L2ガス代
プロトコル手数料
メタマスク手数料
L1⇒L2:高め
L1⇒L2:高め
L2⇒L2:普通
L2⇒L1:高め
あり
取引所
(ブリッジではない)
直接送金少なめ短い(数分~数十分)送金手数料L1に送る:高め
L2に送る:安い
なし

仮想通貨ブリッジ比較(詳細)

  • 高額なブリッジは正規ブリッジがおすすめ
  • 少額なブリッジならメタマスクも十分あり
  • 簡単で手数料が安い取引所からの送金も検討

Arbitrum」「Optimism」「BNB Smart Chain」など、様々なEVMチェーンの出金に対応している国内取引所「ビットバンク」を使った仮想通貨出金は、下の記事で解説しています。

さとう

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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。

仮想通貨に関する注意喚起

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • お世話になります。
    質問はよろしいでしょうか。
    メタマスクのアカウント1からアカウント2に送金する場合、ガス代はいくらになるでしょうか。例えばアカウント1のARBコインをアカウント2へ送金したい場合。
    先日、これを実行したところETHが足りないとメッセージがでてきました。
    この時のETHはARBチェーンのETHのことなのか、それともETHチェーンのETHなのかどちらなのでしょうか。先日の時はETHで10ドル前後のガス代はあったと思います。
    おわかりでしたらご教示いただきたく宜しくお願いいたします。

    • お問い合わせありがとうございます。

      ブリッジではなく、ArbtitrumチェーンのARBをアカウント1からアカウント2に
      送金したいということでよろしいでしょうか。
      Arbitrumのガス代はETHのため、Arbitrumチェーン上にETHが必要になります。
      Arbitrumはほとんどガス代が掛からないので、数十円分あれば十分です。

      異なるチェーンにブリッジする際のガス代の基本は、次の2点です。
      ・ブリッジ元チェーンのガス代をブリッジ元チェーン上に用意する
      ・ブリッジ先チェーンのガス代相当額は送金通貨から自動で差し引かれるので用意不要

      仮に、ArbitrumチェーンのARBをETHチェーンにブリッジする場合、
      ブリッジ元チェーンのArbitrumチェーン上にのみガス代ETHの用意が必要です。
      ブリッジ先チェーンのETHのガス代相当額は、ARBから自動で差し引かれます。

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