この記事から分かること
- Uniswapのスワップ機能の使い方
- Uniswap流動性提供機能の使い方
- Uniswapのスマホアプリの使い方
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
ユニスワップ(Uniswap)は主にイーサリアム上で構築・利用されている分散型取引所(DEX)で、スマートコントラクトと自動マーケットメイカーで仮想通貨の取引を行えます。

分散型取引所は「メタマスク」などの仮想通貨ウォレットを接続して利用するため、中央集権型の取引所とは違い自分の資産の秘密鍵を自分で管理したままセルフカストディでスワップができます。

ユニスワップの概要は次の通りです。
| 比較項目 | ユニスワップ(V3) |
|---|---|
| 開発企業 | Uniswap Labs |
| ガバナンストークン | UNI |
| 対応チェーン | Ethereum/Polygon/Arbitrum…etc |
| AMMの仕組み | xy=k(集中流動性) |
| スワップ手数料 | 0.01%~1.00% |
| プロトコル手数料 | スワップ手数料から一部引かれる |
| インターフェース手数料 | 0.25%(一部銘柄を除く) |
| ユニスワップ公式サイト | https://about.uniswap.org/ |
| ユニスワップ公式X | https://x.com/Uniswap |
| ユニスワップのスワップ画面 | https://app.uniswap.org/swap |
ユニスワップ対応ブロックチェーンリストはこちら
- Ethereum
- Unichain
- Base
- Arbitrum
- Polygon
- OP Mainnet
- BNB Chain
- Avalanche
- World Chain
- ZKsync
- Soneium
- Zora Network
- Celo
- Blast
ユニスワップは全ての分散型取引所の中で、次のブロックチェーンで直近30日間取引量がトップになっており、流動性提供量(TVL)もトップです。(2025/11/04時点 DefiLlama)
つまり、ユニスワップは上記のブロックチェーンを利用したスワップで価格が特に安定しやすく、公正な価格で仮想通貨を交換しやすくなり、他の分散型取引所を利用するより有利になります。

【スマホ】Uniswapのアプリの使い方

ユニスワップのスマホアプリでは仮想通貨のスワップ(交換)を行えます。
さとうスマホアプリは流動性マイニングで仮想通貨の運用ができないので、運用もしたい方は「ブラウザ版」を利用して下さい。
ユニスワップのスマホアプリでスワップを行う手順は、次の通りです。
①スマホアプリをインストールする
ユニスワップのスマホアプリは下のリンクからインストールできます。
ウォレットを作成すると名前を付けることができますが、スキップしても良いです。


※既存のメタマスク等のウォレットを追加して使うこともできます。
通知をオンにできますが右上からスキップしても良いです。
ユニスワップのウォレットは生体認証でログインができるので、必要な場合は有効にしましょう。
ユニスワップのウォレットはセキュリティ設定なしでも使えてしまうので、生体認証をスキップすると端末を開いた人は誰でも利用できてしまうので、注意して下さい。


※リカバリーフレーズは画面右上の「歯車マーク」よりいつでも表示・メモできます。資産を入れる場合は事前にメモしておきましょう。
②ガス代(手数料)を入金する
メタマスクでスワップを行うためには、スワップ元の仮想通貨とガス代(手数料)の2つを用意する必要があります。


ガス代として支払う銘柄・金額は利用するブロックチェーンによって異なります。
| ブロックチェーン | ガス代目安 | ガス代銘柄 | 見積りサイト |
|---|---|---|---|
| イーサリアム | 数百円 | ETH | Ethereum Gas Tracker |
| アービトラム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| オプティミズム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| ポリゴン | 数円 | POL | Polygon PoS Gas Tracker |
| BNB Smart Chain | 数円 | BNB | BNB Chain Gas Tracker |
チェーン別 ユニスワップのスワップガス代目安
イーサリアムはガス代が高く、そもそも一般ユーザーが日常的に利用するものとして開発されているものではないため、基本的にはおすすめしません。
「アービトラム」や「BNB Smart Chain」のガス代がほとんど掛からないブロックチェーンでガス代を入金して、スワップを行うのが理想です。
例えばアービトラムで入金する場合は、スワップ元の資産とガス代の合計額のETHをアービトラムで送金する流れになります。(ガス代は数円なのでほぼスワップ元資産分)
アービトラムやBNB Smart Chainといったイーサリアム以外のマルチネットワーク入金に対応している日本の取引所は、次の2か所です。
おすすめは初心者から上級者まで使いやすく、取引手数料が安いビットバンクです。



ビットバンクの口座は下のリンクからお得に開設できます。




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※国内アルトコイン取引量No.1(シェア46%):2023年1月~2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ


ユニスワップのウォレットの入金アドレスは、画面上部の「受け取る」より確認できます。
ここに表示される「0x~」のアドレスに国内取引所から仮想通貨を入金することになります。
※全てのブロックチェーンでアドレスは共通なので切り替えるような機能はありません。


「ビットバンクから仮想通貨を出金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


③ユニスワップでスワップを行う
ユニスワップスマホアプリの画面下「スワップする」をタップします。
上側がスワップ元で下側スワップ先です。ここに銘柄とスワップ枚数を設定していきます。


銘柄選択画面では、画面右上から「ブロックチェーン」の絞り込みを行えます。
例えば「アービトラム」で仮想通貨ETHを入金した場合は、ここで「Arbitrum」で絞り込みを行ってArbitrum上の仮想通貨ETHを選択する必要があります。


スワップ枚数を入力したら、ガス代を支払ってスワップを実行しましょう。
スワップの見積もり画面の見方は長くなるので、下の別の記事で詳しく解説しています。


【PC】Uniswapの使い方:スワップ


PCブラウザからユニスワップで仮想通貨スワップを行う手順は、下のボックスを開くと表示されます。
①スワップするためのガス代を用意
ユニスワップを含む全ての「分散型取引所」では、スワップを1回実行する毎に「ガス代」と呼ばれる少額の手数料を仮想通貨で支払う必要があります。





事前に自分がユニスワップで利用したいブロックチェーンのガス代を用意しておきましょう。
| ブロックチェーン | ガス代目安 | ガス代銘柄 | 見積りサイト |
|---|---|---|---|
| イーサリアム | 数百円 | ETH | Ethereum Gas Tracker |
| アービトラム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| オプティミズム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| ポリゴン | 数円 | POL | Polygon PoS Gas Tracker |
| BNB Smart Chain | 数円 | BNB | BNB Chain Gas Tracker |
チェーン別 ユニスワップのスワップガス代目安
「メタマスクのガス代をお得に用意する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


②メタマスクを接続する
③利用するネットワークを選択
ウォレットのすぐ隣のアイコンを選択すると、ブロックチェーンを切り替えることができます。
利用したいブロックチェーンを選択しましょう。


④スワップする通貨・枚数を選択
スワップ元・スワップ先の仮想通貨を一覧から選択して、スワップしたい枚数を入力します。


初めてユニスワップ上で利用する仮想通貨の場合、少量のガス代を支払って「Approve(承認)」を行います。


⑤ガス代を支払ってスワップを実行
「スワップ」を選択して見積もり内容を確認したら、「スワップの確認」を選択します。


メタマスクのガス代支払い画面が表示されるので、ガス代を支払ってスワップを実行しましょう。


Uniswapのスワップ時の注意点とは


ユニスワップでスワップを行うときの注意点は次の3つです。
プライスインパクトには要注意
ユニスワップでは価格への影響(プライスインパクト)が発生する場合、警告が表示されてスワップを推奨しない旨が表示されます。


分散型取引所におけるプライスインパクトとは、あなた自身のスワップによるスワップ価格の変化を表し、見積もりに表示されるパーセンテージ分だけ不利な価格で取引をする必要があります。


分散型取引所は流動性プールに対して取引を行いますが、流動性の提供量が少ないとそれだけ不利なスワップレートになりやすいため、ユニスワップが事前に警告してくれている訳です。



これは中央集権型の取引所で注文板が薄く、大きな価格変化が起きやすい状況になっているのとまったく同じです。
流動性が少ない=流動性マイニングでその銘柄を保有して運用するメリットがないことになるため、プライスインパクトの問題が時間経過で解決することは基本ありません。
プライスインパクトを解決する方法は次の2つです。
- 少額でスワップする
- 流動性が多い他の分散型取引所を探す
- 中央集権型取引所で取引する


「分散型取引所の価格影響とスリッページ」は、下の記事でも詳しく解説しています。


スリッページには要注意
ユニスワップでスワップを実行してから実際に処理されるまでの間に、設定した「スリッページ許容度」を超える価格変動が起きると、スワップが失敗してスワップできません。
ユニスワップの画面上では実行できたのにも関わらず、何故かスワップできない場合は「スリッページ」が原因であるケースが多いです。


前提として、あなたがスワップ見積もり取得し実行してから、実際にブロックチェーンでスワップ取引が完全に処理されるまでには様々な工程を踏む必要があり時間が掛かります。
分散型取引所の「スリッページ」とは、あなたが注文を送信してから発生するあなた以外の取引による全ての価格変化を指し、スワップ画面の見積もりでは予測されずに発生します。
例えばスワップ見積もりを取得してから有効期限ギリギリまで確認してから実行した場合、見積もり確認中に他の人の取引が先に処理されやすくなり、実際の取引価格と見積もり価格が乖離しやすくなります。


ージ以上のスリッページが発生するスワップは自動でキャンセルされる仕組みになっています。
もし価格変動が大きい「ミームコインや草コイン」のスワップが失敗するときは、スリッページ許容度の設定を上げてみましょう。
画面右上の歯車マークから「スリッページの許容範囲」を設定できます。5%~10%程度で設定すればどんな銘柄でも高い確率でスワップできます。


流動性がない銘柄は取引できない
ユニスワップはペアで提供される流動性プールを取引対象にスワップを行うため、そもそも流動性プールが存在しないペアのスワップは行えません。


例えばユニスワップで流動性プールが存在しない仮想通貨KOGEのスワップを行おうとすると、「利用可能なルートがありません」と表示され、スワップができません。


例えば現在誰も興味を持っていないミームコインや、偽物のトークンは流動性プールが存在しないため、利用可能なスワップルートがありません。
他の分散型取引所や中央集権型取引に上場している可能性もありますが、ユニスワップは最大規模の分散型取引所のため、ユニスワップでスワップできない場合はおそらく他でも取引できません。



流行の過ぎたミームコインや詐欺トークンの売却は諦めましょう。
「ユニスワップのスワップにおける注意点」は、次の記事でも詳しく解説しています。


【PC】Uniswapの使い方:流動性提供


ユニスワップのステーキング(流動性マイニング)のやり方は、次の通りです。
※下のボックスを開くと詳しい手順が表示されます。
①ガス代を用意する
ユニスワップで取引を実行するためには、ブロックチェーン上で手数料となる「ガス代」の支払いが必要です。
事前に自分がユニスワップで利用したいブロックチェーンのガス代をメタマスクに入金しておきましょう。
| ブロックチェーン | ガス代目安 | ガス代銘柄 | 見積りサイト |
|---|---|---|---|
| イーサリアム | 数百円 | ETH | Ethereum Gas Tracker |
| アービトラム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| オプティミズム | 数円 | ETH | l2fees.info |
| ポリゴン | 数円 | POL | Polygon PoS Gas Tracker |
| BNB Smart Chain | 数円 | BNB | BNB Chain Gas Tracker |
チェーン別 ユニスワップのスワップガス代目安
スワップの需要と流動性提供の需要はある程度自動的にバランスするため、どこのブロックチェーン上の流動性プールの利率が高いというのはありません。
※利率の高い低いは本質的には全て価格変動リスクで決まります。
「イーサリアム」はガス代が高いので、アービトラムやBNB Smart Chainなど、ガス代がほとんど掛からないブロックチェーンを利用するのがおすすめです。
イーサリアム以外のガス代を用意するためには、マルチネットワークに対応した国内取引所からガス代を送金する必要があります。
国内取引所「ビットバンク」であれば、アービトラムでETHを送金したり、BNB Smart ChainでBNBを送金したりできるので、メタマスクへのガス代の用意に最適です。



ビットバンクの口座は下のリンクからお得に開設できます。




\ 口座開設で1000円が貰えるキャンペーン開催中/
🐼 ビットバンク公式サイト:https://bitbank.cc/
※国内アルトコイン取引量No.1(シェア46%):2023年1月~2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ


「ビットバンクから仮想通貨を出金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。


②メタマスクを接続
下のリンクから、Uniswapの流動性プール一覧を開けます。
画面右上より「メタマスク」などのウォレット接続できます。
下のタブを「プール」に切り替えると、ユニスワップの流動性プールの一覧が表示されます。


③提供したい流動性プールを選択
自分で既に提供したい流動性ペアが決まっている場合は、画面右上の「流動性を追加」から自由にペアを決めて流動性を提供できます。
しかし、最初は既存の人気の流動性プールに預け入れるのが無難です。
※利用されない流動性を提供しても報酬が入らないので注意が必要。


画面上から「トークン名」で絞り込みを行えます。画面右上からは「ブロックチェーン」で絞り込みを行えます。
TVLは既に提供されている流動性額なので、降順にすれば人気の流動性プールが分かります。



TVL降順で自分が提供したい流動性プールがあれば、それを選択するのもおすすめです。
「プロトコル」は流動性プールのバージョンを示します。
V3とV4が今ほとんどの流動性プールで利用されている集中流動性の仕組みです。V2は既にあまり利用されていない仕組みの流動性なので、預け入れる場合は取引ボリュームやTVLが十分か確認しましょう。
流動性プールを押すと、流動性の作成画面に進めます。
「ユニスワップのV2・V3・V4プロトコルの違い」は下の記事で詳しく解説しています。


④手数料・価格範囲・提供枚数の設定
流動性のトークンペアと手数料区分を設定する画面が最初に表示されます。
既存の人気プールを選んだ場合は、特にいじらずに続行すれば問題ありません。


手数料区分については本記事後半で仕組みを解説しています。
価格範囲の設定画面では、縦が価格で横が時間軸になっています。
右のバーを上下に広げたり狭めたりすることで、提供する流動性の価格範囲を設定できます。(上手な価格範囲の設定方法は本記事後半で解説)


価格範囲を決めたら、提供する流動性の枚数を入力しましょう。
集中流動性では片方の流動性の枚数を入力すると、もう片方の枚数も自動で入力されます。
枚数比の関係は価格範囲の設定に基づいています。(本記事後半で仕組みは解説)


全て設定が終わったら「レビュー」を押して、ガス代を支払って流動性の提供を実行しましょう。
【補足】報酬の受取とステーキング解除方法
自分の流動性提供の「ポジション画面」から、報酬を受け取れます。
アクセスすると自分がステーキングしたポジションが表示されるので、選択します。


画面右上から流動性を解除でき、右下からスワップ手数料を報酬として受け取れます。
報酬手数料は、スワップが行われれば行われるほど多くなります。



流動性の解除と報酬の請求にはガス代が必要になるので、頻繁に報酬を請求するのは控えましょう。
集中流動性に提供している場合、現在価格が価格範囲を外れたままだと手数料報酬が入らなくなってしまいます。
この場合、価格が戻るまで待つか流動性を解除して適切な価格範囲で流動性を配置しなおすことになります。
「ユニスワップの流動性提供で報酬を得る方法」は、下の記事でも詳しく解説しています。


Uniswapの流動性提供時の注意点とは


ユニスワップの流動性提供の注意点は次の2つです。
価格範囲から外れると報酬ゼロ
現在のユニスワップ(V3)で採用されている集中流動性では、価格範囲を設定して流動性を提供する必要があります。
現在価格が価格範囲内に入っているときのみスワップ手数料が報酬として入る仕組みになっており、価格範囲から外れると報酬がゼロになります。



自分の利率は次の式で計算されるため、価格範囲を狭めれば狭めるほど利率が高くなりますが、価格範囲から外れるリスクが高まります。


価格範囲を外れて報酬が入らないときは、次のいずれかの対応を取る必要があります。
- 現在価格が価格範囲に戻るまで待つ
- 一度流動性を解除して再配置する
- 流動性を解除して撤退する
頻繁に流動性を再配置することに抵抗がある場合は価格範囲を広めにしたり、価格範囲の設定の必要がないステーブルコイン同士の流動性を提供するのがおすすめです。
「価格範囲を上手に設定するコツ」は、下の記事で詳しく解説しています。


価格変動によるインパーマネントロス
誰かが分散型取引所でスワップを行い価格が変わると、あなたが提供した流動性の構成枚数も同時に変わってしまうため、このときに未確定の一時損失「インパーマネントロス」が発生します。


インパーマネントロスは価格上昇と価格下落の両方で必ず発生し、流動性の構成枚数が変わる時にプラスの利益として出ることはありません。


従って「流動性を提供して運用するとき」は、利回りがインパーマネントロスを上回るかどうかが運用成功の判断基準になります。



例えばBTCとUSDTを流動性として提供するときの、下限と上限価格に対応するインパーマネントロスの発生率は次の表になります。
| 下限価格 (BTC/USDT) | 現在価格 (BTC/USDT) | 上限価格 (BTC/USDT) | インパロス (通常) | インパロス (集中流動性) | 損失倍率 (通常vs集中) |
|---|---|---|---|---|---|
| 95,238 | 100,000 | 105,000 | 0.03% | 1.23% | 41.5倍 |
| 90,909 | 100,000 | 110,000 | 0.11% | 2.44% | 21.5倍 |
| 83,333 | 100,000 | 120,000 | 0.41% | 4.75% | 11.5倍 |
| 66,667 | 100,000 | 150,000 | 2.02% | 11.01% | 5.4倍 |
| 50,000 | 100,000 | 200,000 | 5.72% | 19.53% | 3.4倍 |
| 33,333 | 100,000 | 300,000 | 13.40% | 31.70% | 2.4倍 |
| 25,000 | 100,000 | 400,000 | 20.00% | 40.00% | 2.0倍 |
集中流動性インパーマネントロス 早見表
※この表はインパーマネントロスのイメージを出来るだけ分かりやすくするため、「現在価格と下限価格」「現在価格と上限価格」の比率を同じにしています(現在価格/上限価格=下限価格/上限価格)。上限価格まで価格が変化した場合と、下限価格まで価格が変化した場合のインパロスが同じになるからです。
一番上の行で例えると、現在価格が100,000USDT/BTCのときに、下限価格を「95,238USDT」、上限価格を「105,000」で提供した場合、価格が上限価格または下限価格まで変化した場合のインパーマネントロスの発生割合を示します。
価格範囲の設定がない通常の流動性(V3以前)であれば0.03%ですが、集中流動性では41.5倍の1.23%のインパーマネントロスが発生します。
この時点で流動性提供を解除すると、流動性を提供していなかった場合の資産額×1.23%の損失が確定するため、この1.23%分より高い利回りを稼いでいるかどうかが運用成功の判断基準になる訳です。
「集中流動性のインパーマネントロス」の詳細は、下の記事で解説しています。


集中流動性以前の「通常のインパーマネントロス」を理解した方が分かりやすいので、次の記事も参考にして下さい。


まとめ:おすすめの分散型取引所ユニスワップ


2018年11月にローンチされたユニスワップは、流動性プールとxy=kに基づく流動性・価格管理を導入して普及させた最初の分散型取引所です。
代表的な分散型取引所もユニスワップの「xy=k」の定積AMMや集中流動性をベースに開発されており、ユニスワップの使い方さえ分かれば他の全ての分散型取引所を使いこなせます。
ユニスワップでガス代の安い「Arbitrum」や「BNB Smart Chain」といったブロックチェーンを利用する場合、対応するガス代を専用のブロックチェーン上に入金する必要があります。



マルチネットワーク対応の「ビットバンク」なら、上記のブロックチェーンにガス代を入金できるので便利です。
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🐼 ビットバンク公式サイト:https://bitbank.cc/
※国内アルトコイン取引量No.1(シェア46%):2023年1月~2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ


「メタマスクにガス代をお得に入金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。





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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起

仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |







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