【ビットバンク】定期購入積立のスプレッド・手数料・始め方を解説！

ビットバンク（bitbank）で2025年7月8日より、ビットバンク販売所の取扱銘柄全てを自動積み立てできる「定期購入機能」が実装されました。

取引所名
積立銘柄	販売所の取り扱い銘柄全て
スプレッド	BTCで約2.5%（買い時）
最小積立額	100円/月
積立頻度	毎日or月1回or自由間隔
自動円入金	非対応

ビットバンク「定期購入」サービス概要表

仮想通貨は価格変動が激しく、どこで買うべきか判断が付きづらいケースが多いですが、ビットバンクの「定期購入機能」を利用すれば購入タイミングを気にせず購入額を平準化できる可能性が高くなります。

便利な機能である一方、定期購入（積立）を利用すると手数料相当の「スプレッド」が必ず発生するので、利用する前にサービス内容をよく理解しておく必要があります。

※国内アルトコイン取引量No.1：2023年1月～2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ

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ビットバンクの定期購入積立のスプレッドとは

ビットバンクの定期購入の手数料

結論、ビットバンクの定期購入（積立）を利用することで追加の手数料が発生することはありませんが、販売所で買うことになるため手数料相当の「スプレッド」が必ず発生します。

第3条 本個別サービスの概要

本個別サービスは、当社が運営する各暗号資産の販売所において、ユーザーがあらかじめ指定した暗号資産を、指定した時期に、指定した金額を対価として、当社から自動的に購入するサービスです。
本個別サービスのご利用に際しては、暗号資産の購入対価以外に費用は発生しません。

出典：利用規約(定期購入)

※他の国内の暗号資産交換業も同様ですが、積立機能は「取引所」ではなく「販売所」を利用することになり、ビットバンクから直接仮想通貨を買うことになります。

ビットバンクの「定期購入」で利用することになる販売所は、購入時にスプレッドで購入価格が活発な他の市場適正価格より少しだけ高くなります。

例えばビットバンクのBTC・ETH・XRPのスプレッドは売りと買い合計で約5%発生し、定期購入利用時には大体半分の2.5%が購入価格に上乗せされます。

※図は買いと売りの合計を表しており、実際は買いと売りでスプレッドは半分ずつ発生します。計算式は（1-売却価格/購入価格）×100です。

定期・定額で自動購入できる点はメリットですが、手数料相当のスプレッドによる損失はやや大きいため、利用前に「定期購入機能」が自分に合ったサービスが考えるようにしましょう。

定期購入により平均取得単価を下げることができ、発生するスプレッドを上回る利益を出せる可能性もあります。

「仮想通貨のスプレッド」については、下の記事でより詳しく解説しています。

お得に仮想通貨を取引する方法

「販売所」ではなくスプレッドが発生しない「取引所」を利用することでお得に仮想通貨取引ができます。

ビットバンクは「取引所」が使いやすく特徴的で、初心者から上級者まで幅広く利用される「Trading View」のチャートを採用している取引所です。

取引手数料はTakerで0.12%、板に取引を並べるMakerの場合は-0.02%で逆に手数料をもらうことができます。

積立機能でスプレッドを抑える方法

積立機能を利用したい場合、販売所のスプレッドが狭い日本の暗号資産交換業者「OKJ（オーケージェイ）」を利用するのがおすすめです。

例えばOKJのビットコインのスプレッドは約2%しかないため、積立機能を利用して購入した際は半分の約1%しかスプレッドが上乗せされません。

約1%のスプレッドであれば、積立機能でも問題ない範囲でしょう。

ビットバンクの定期購入積立の概要・特徴

ビットバンクと他社の積立サービスの比較は以下の通りです。

ビットバンクの定期購入積立の特徴は、次の通りです。

①スプレッドは他社と同程度の水準

ビットバンクの定期購入積立（販売所）のスプレッドは、他社と同程度の水準です。

以下の表は買いと売りの合計スプレッドの比較表となっており、ビットバンクのBTC積立であれば購入時に約2.5%のスプレッドが発生します。

売却時のみ「取引所」を利用することで、もう半分のスプレッドを発生させないことは可能です。

取引所名称	ビットコインのスプレッド
Coincheck	5.9%
bitFlyer	5.8%
bitbank	4.9%
GMOコイン	4.8%
BITPOINT	4.6%
SBI VCトレード	5.3%
ビットトレード	5.5%
OKJ	1.9%

2025年7月8日21時00分計測（JVCEA）

上図のようにビットバンクは「スプレッド」に変動が少ないため、定期購入の設定を行って放置しても想定外のスプレッドが発生することはないでしょう。

スプレッドを少しでも抑えたい場合、国内取引所でスプレッドがダントツで狭い「オーケージェイ」を使いましょう。

②最低積立額は1回100円から

ビットバンクでは、1回あたり100円から定期購入（積立）ができます。

取引所名称	最小積立金額
Coincheck	月1万円から
bitFlyer	月1円から
bitbank	月100円から
GMOコイン	月500円から
BITPOINT	月5000円から
SBI VCトレード	月500円から
ビットトレード	月1000円から
OKJ	月1000円から

積立投資はリスクが少ない投資方法ですが、自分の資産状況を見て無理のない積立額にすることが重要です。

ビットバンクは少額積立に対応しているため、最初は少額から始めて自分の資産状況に合わせて徐々に積立額を増やしていくといった使い方も可能です。

③積立頻度は自由に設定できる

ビットバンクの定期購入（積立）の頻度は、毎日と毎月に加えて「自由間隔」も選べる点が特徴です。

取引所名称	積立頻度
Coincheck	毎日 or 月1回
bitFlyer	毎日、毎週、月1回、月2回のどれか
bitbank	毎日、毎月、自由間隔設定のどれか
GMOコイン	毎日 or 月1回
BITPOINT	月1回
SBI VCトレード	毎日、毎週、月1回のどれか
ビットトレード	毎日、毎週、隔週、月1回のどれか
OKJ	毎日、毎週、隔週、月1回のどれか

60日間隔で設定すれば、約2か月間に1回の積立もできます。

積立のタイミングによってスプレッドや購入価格は変わる可能性がありますが、長期的な投資をする場合は最終的な投資パフォーマンスには大きく影響しません。

④販売所全ての銘柄を積立できる

名称	銘柄数
Coincheck	30銘柄
bitFlyer	37銘柄
bitbank	43銘柄
GMOコイン	19銘柄
BITPOINT	29銘柄
SBI VCトレード	38銘柄
ビットトレード	37銘柄
OKJ	43銘柄

ビットバンクは以下の全ての取り扱い銘柄で定期購入設定ができます。

※ビットバンクの取り扱い銘柄は販売所と取引所で同じ

ビットバンクは取り扱い銘柄数が多いため、BTC・ETH・XRPといった主要銘柄以外でも様々な「アルトコイン」の定期購入（積立）ができます。

⑤日本円の自動入金はできない

ビットバンクは仮想通貨の定期購入積立はできますが、日本円を自動で入金することはできません。

従って、定期購入で設定した日本円分がビットバンクの口座に入金されていないと、定期購入が行われません。

取引所名称	日本円の自動入金
Coincheck	できる
bitFlyer	できない
bitbank	できない
GMOコイン	できない
BITPOINT	できる
SBI VCトレード	できない
ビットトレード	できない
OKJ	できない

従って、定期購入前に日本円を銀行から振り込んでおく必要があります。

日本円の準備に手間を掛けたくない場合は「コインチェック」や「ビットポイント」といった日本円の銀行口座自動振替に対応した暗号資産交換業者を選ぶしかありません。

※国内アルトコイン取引量No.1：2023年1月～2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ

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ビットバンクの「定期購入」の始め方

ビットバンクの定期購入（自動積立）のやり方は、次の通りです。

①ビットバンクの口座を開設

ビットバンクの口座は下のリンクからお得に開設できます。

②ビットバンクに日本円を入金

ビットバンクは「銀行振込」による日本円入金に対応しています。

※コンビニ入金やクイック入金には対応していません。

ビットバンクのスマホアプリを開き、下タブ「メニュー」より「入金」をタップして、「JPY」を選びます。

振り込み先の口座が表示されるので、銀行振込で日本円の入金を行いましょう。

銀行の営業時間内であれば、すぐに入金が反映されます。

③ビットバンクで定期購入を設定

ビットバンクで仮想通貨の定期購入を行いましょう。本記事ではビットコインを例に解説します。

ビットバンクのスマホアプリを開き、下タブ「販売所」より定期購入したい銘柄を選び「買う」に進みます。

販売所の購入画面が表示されるので、右上より「定期購入」をタップしましょう。

最初に定期購入の画面を開いた場合は、利用規約に同意します。

ビットコインの定期購入画面が表示されるので、定期購入1回あたりの購入額を入力します。（頻度は後で設定）

定期購入の頻度設定は次の3つから選択できます。

「毎月」を選んだ場合は、毎月の購入日を指定できます。20日を選んだ場合は、毎月20日定期購入されます。

「自由に設定」を選んだ場合は、購入間隔を自由に設定できます。例えば60日ごとで設定すると、約2か月に1回ビットコインを定期購入できます。

定期購入の頻度を決めたら、「定期購入を設定する」をタップするとすぐに定期購入がオンになり、定期購入に必要な日本円が入金されていれば自動で仮想通貨が販売所で購入されていきます。

【補足】定期購入を中止する方法

ビットバンクの定期購入（自動積立）は、いつでも簡単に停止できます。

※定期購入の設定直後、初回の定期購入前に停止させることも可能。

ビットバンクのスマホアプリを開き、下タブ「販売所」より定期購入を停止したい銘柄を選び「買う」に進み、画面右上より「定期購入」の画面に進みましょう。

ビットバンクの「定期購入」に関するFAQ

積立の手数料は毎日と毎月で変わる？

ビットバンクの定期購入（積立）に手数料は発生しませんが、販売所での購入になるためスプレッドが必ず発生します。

毎日か毎月かでスプレッドが広くなったり狭くなったりする訳ではなく、積立時点のスプレッドによって決まります。

スプレッドが狭い日に積み立てることができればお得ですが、どちらを選べばスプレッドが狭くなるかは分からないので、どちらを選んでも問題ありません。

ビットバンクの積立のデメリットは？

ビットバンクの定期購入（積立）のデメリットは、銀行からの自動口座振替に対応していない点です。

積立日までに設定した積立額の日本円が口座に入っていないと、積立が実行されません。

完全放置で仮想通貨を積み立てたい場合は、コインチェックやビットポイントといった銀行からの自動引き落としに対応した暗号資産交換業者を選びましょう。

ビットバンクの積立手数料はいくら？

ビットバンクの定期購入（積立）を利用すると、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料相当が発生します。

BTCの場合、購入時に約2.5%のスプレッドが発生します。

ビットバンクの積立の評判は？

ビットバンクの定期購入（積立）は、積立可能な銘柄の種類が多く、積立頻度を自由に設定できる点が好評です。

積立手数料は他社と比べて高い？

ビットバンクのビットコインを積み立てると、約2.5%のスプレッドが発生します。

他社も同じくらいのスプレッド水準のため、とりわけ高くはありません。

積立のスプレッドを少しでも抑えたい場合は、OKJを利用するのがおすすめです。

積立手数料を安くする方法はある？

自動の定期購入サービスを利用せず、ビットバンクの取引所で自分で仮想通貨を買うしかありません。

ビットバンクは0.12%（Taker）の安価な取引手数料で取引所を利用できるため、手数料が気になる方はビットバンクの取引所を利用しましょう。

まとめ：スプレッドを理解して利用しよう

2025年7月8日に実装されたビットバンクの「定期購入」を利用すれば、ビットバンクが取り扱う全ての銘柄を定期・定額で自動購入できます。

「スプレッド」が発生する点には注意が必要ですが、まずは少額で積み立てから始めたい方にはおすすめです。

仮想通貨に慣れてきたら、手数料が安い取引所で自分で注文を出すのも良いでしょう。

※国内アルトコイン取引量No.1：2023年1月～2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ

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「暗号資産交換業者の積立サービスの比較」は、下の記事で詳しく行っています。

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