この記事から分かること
- Jupiterに入金する方法
- Jupiterの各種機能の解説
- Jupiterの使い方
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
Jupiter(ジュピター)は、ソラナブロックチェーン上で最大規模の分散型取引所アグリゲーターです。

オンチェーン・オフチェーン様々な流動性を集約して最良の取引レートを提案・実行してくれます。

さとうJupiterの各種機能の概要は次の通りで、スワップ以外にも様々な使い方ができます。(総合DeFiプラットフォーム)
| 機能 | できること(概要) |
| Jupiter Swap (Ultra) | 最適なレートでのトークン交換 |
| Jupiter Perps | 暗号資産の無期限先物取引 |
| Jupiter Lend | 暗号資産の貸し借り |
| Offerbook | ユーザー間で直接条件を決めるP2Pクレジット |
| Jupiter Predict | 現実の出来事や短期価格変動を対象とした予測市場 |
| Jupiter Spend | 暗号資産を利用した実生活での決済 |
| Jupiter Wallet | 暗号資産の安全な自己管理(セルフカストディ) |
| Jupiter Stake | SOLのステーキング(ネイティブ / JupSOL) |
※日本での予測市場の利用は禁止されています。
Jupiterが発行する仮想通貨JUPやJupiterの概要は、下の別記事で詳しく解説しています。


Jupiterを使う際に用意するもの・入金方法


JupiterはSolanaの分散型取引所となっており、ファントムウォレット等のウォレットを接続して利用します。


※Jupiter自体に直接入金する形式ではない。



ファントムウォレット等のソラナ対応ウォレットに次のトークンを事前に入金しておきましょう。
ファントムウォレットに仮想通貨SOLを用意する方法は、下の別記事で詳しく解説しています。


Jupiterの現物スワップのやり方


Jupiterの仮想通貨スワップは次の4つのモードで行えます。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| Ultraモード(成行) | デフォルト。全て自動最適化される |
| マニュアルモード(成行) | 手動で自由に設定を変更できる |
| 指値 | 指定の価格等を条件にトリガーされる |
| DCA | DEX版の積立投資 |
標準で設定されているのが次の特徴がある「Ultra」です。スリッページ・手数料等の細かい設定が全て最適化されるので、Ultraのままスワップを行えば問題ないです。
- Juno Liquidity Engine:複数のルーティングエンジンやオフチェーン流動性を統合
- RTSE(リアルタイム・スリッページ推定):ボラティリティや流動性を分析し、スリッページを自動最適化
- Jupiter BeamとMEV保護:独自のトランザクション送信パイプラインによる高速処理と安全性確保
- ガスレスサポート:SOL残高不足時におけるガス代の自動負担





各スワップ方法のJupiter手数料は次の通りです。(バリデーターに支払う優先手数料等は除く)
| 機能 | 手数料 | 備考 |
| Ultra | 0~0.5% | トークンペアによって変動 新規トークンのみ0.5%で高く基本は安い |
| マニュアル | 0% | Jupiterのプラットフォーム手数料はなし |
| 指値注文 | 0.03~0.1% (ベース) + 0~0.5% (Ultra) | ベースはステーブルペアやペッグペアのは0.03% それ以外のペアでは0.1% |
| DCA注文 | 0.03~0.1% (ベース) + 0~0.5% (Ultra) | 指値と全く手数料体系が適用される |
スワップペア毎のUltra手数料はここを押すと表示されます
| ペアの種類 | 手数料 |
| SOL/ステーブル→JUP/JLP/JupSOL | 0% |
| LST ↔ LSTまたはステーブル↔ステーブル | 0% |
| Jupiter Lendの預入および引き出し | 0% |
| SOL↔ステーブル | 0.02% |
| LST↔ステーブル | 0.05% |
| その他のスワップ | 0.1% |
| 新規トークン売買(発行から24時間) | 0.5% |
マニュアルの場合Jupiterのプラットフォーム手数料が掛かりませんが、MEV保護といったUltra特有のサービスの対象外になる点は理解しておきましょう。
Ultraでもほとんど手数料は掛からないので、基本的にはUltraのまま利用するのがおすすめです。
Ultraモードのスワップのやり方
Jupiterにウォレットを接続したら、スワップ画面で「Market」と「Ultra」を選びます。


後はスワップ元とスワップ先の銘柄・数量を設定してスワップを実行するだけです。
細部の設定は全て自動最適化されるので不要です。
マニュアルモードのスワップのやり方
スワップ画面で「Market」を選んだら、画面右より設定画面を開きます。


「Ultra」から「Manual」に切り替えると、各種設定を全て手動で変更できるようになります。


「Max Slippage」では、許容するスリッページ度を設定できます。許容範囲外のスリッページが発生するスワップは自動で無効になります。
ミームコインのような価格変動の大きいスワップを成功させたい場合は許容度を広くしましょう。
「Max Cap」と「Exact Fee」の切り替えは特に不要です。Max Capの場合、設定した手数料は最大値を示し、Exact Feeを選ぶと正確な手数料を指定することになります。
「Priority Fee」と「Jito Tip」はどちら片方または両方を設定できます。
Priority Feeを付与すると、標準的なRPCを経由してバリデーターに届いた後、最終的にブロックを生成するリーダーバリデーターに取引が送信されます。(一般的)設定額が大きいと取引が優先処理されやすくなります。
Jito Tipを付与すると、Jitoの「Block Engine」という専用システム経由で「Jito RPC」を取ってリーダーバリデーターに直接取引を送信できるため、取引が優先処理されやすくなります。



Priority FeeとJito Tipを両方設定すると、両方のルートで取引が送信されるため、さらに取引が優先処理されやすくなります。
「Use wSOL」をオンにすると、SOLを取得するスワップを行う際に自動でラップされたwSOLを取得します。
「Routers」では、アグリゲーター機能で参照するスワップルートを自由に選択できます。
指値でスワップを行う方法
スワップ画面で「Limit」を選びます。
「Limit – Take Profit」の部分を選択すると注文方法の切り替えができます。


スワップ元とスワップ先の銘柄を選択したら、指値と注文の有効期間を決めて取引を実行しましょう。
注文が有効な間はスワップ元のトークンは「Vaultアドレス」に送信されます。(注文がキャンセルされると戻る)
※Vaultはプログラム所有で秘密鍵もないため安全
DCA(積立)でスワップを行う方法
スワップ画面で「DCA」を選びます。
スワップ元とスワップ先の銘柄を選んだら「Every」と「Over」積立間隔と積立回数を設定します。
任意で積立が有効になる価格区間を設定できます。


例えば上の画像のようにDCAの設定を行うと、1SOLをUSDCにスワップするという処理を、2週間の間隔で合計5回に分割して行うことになります。(0.2SOL×5回=1SOL)



初回分の積立はすぐに実行されるため、最後の5回目の積立は14日×4=56日後に実行されます。
DCAもLimitと同様に、売却するスワップ元のトークンは積立が有効な期間はVaultに保管されます。
JupiterのSOLステーキングのやり方


Jupiterはソラナの総合DeFiプラットフォームとなっており、次の2つの方法でSOLのステーキングを行えます。
| 比較項目 | ネイティブステーキング | リキッドステーキング |
| 保有するもの | ネイティブステークアカウント内にSOL (自身のウォレット内ではあるがロックされる) | JupSOL(LST) |
| 流動性・DeFi利用 | なし(ロックされる) | DeFiプロトコル全般での利用可 |
| アンステーク期間 | エポックベースの解除(約2日) | 即時スワップまたは約2日待つ(遅延解除) |
| インフレ報酬 | あり(自動複利) | あり(JupSOLの価値に反映) |
| MEV報酬 | あり(自動複利) | あり(JupSOLの価値に反映) |
| 優先手数料(チップ)報酬 | なし | あり(JupSOLの価値に反映) |
| 報酬の受取方法 | 自動で増える(エポック毎) | JupSOLとSOLの交換比率が上昇 (保有枚数は変わらない) |
| デポジット手数料 | 無料 | 無料 |
| 引出手数料 | 無料 | プールからの引き出し時に0.1% (スワップでは発生しない) |
| インフレ報酬の差引手数料 | 5% | 5% |
| MEV手数料 | 0% | 0% |
| Sanctumエポック手数料 | なし | インフレ報酬の5% |
ネイティブステーキング(ソラナの標準機能)では、Jupiterの「バリデーター」にSOLを直接ステーキングします。
ネイティブステーキングでは私たち自身がウォレットで所有する「ステークアカウント」内にSOLは留まり、Jupiterに転送されないため、ノンカストディアルになります。
優先手数料分の報酬はソラナの標準機能ではユーザーに反映されないため、貰うことができません。(リーダーバリデーターのみが貰う)



手数料はインフレ報酬分(仮想通貨SOLの新規発行報酬)から5%が差し引かれますが、これは一般的な水準です。
※例えば、ファントムウォレットアプリでファントムウォレットのバリデーターにSOLをステーキングする場合は、4%が差し引かれる。
「リキッドステーキング」を選ぶとSOLの返還申請に利用する「JupSOL」が同時に発行されるため、JupSOLを分散型取引所の流動性マイニングで再運用したり、Jupiter Lendで担保にできたりします。


リキッドステーキングはガス代の優先手数料の一部も私たちステーカーの報酬になるため、ネイティブステーキングと比べて0.5%程度年間利率(APY)が高くなることが多いです。
Jupiterは「Sanctum」と呼ばれる外部のリキッドステーキングプロトコルを活用してJupSOLを発行しているため、ステーキング報酬(インフレ報酬分)に対して追加で5%の手数料が発生します。



それでも優先手数料がもらえるメリットの方が大きいので、利回りを多くしたい場合はリキッドステーキングをおすすめします。
また、リキッドステーキングトークンであるJupSOLはJupiter経由で約2日待って償還しなくても、そのままJupiterで他の銘柄にスワップする選択肢があるので柔軟性は高いです。(この場合プライスインパクトが発生する)
SOLのネイティブステーキングのやり方
まずはJupiterにアクセスして「ファントムウォレット」などのSOLが入ったウォレットを接続しましょう。
次にメニューの「Stake SOL」より「Native」を選びます。


後はステーキングしたいSOLを入力して「Delegate(委任)」を押すと、JupiterのバリデーターにSOLが委任され、自動でSOLの枚数が増えます。
ステーキング済みのSOLは「Manage」より管理できます。



ちなみに、ネイティブステーキングしたSOL(ステークアカウント内)は、特別にJupiter Lendの担保にのみ利用できます。
※一般的なその他のSolanaのDeFi上では利用不可
SOLのリキッドステーキングのやり方
Jupiterの左メニュー「Stake SOL」より「JupSOL」を選びます。
あとはリキッドステーキングしたいSOLの枚数を入力して「Get JupSOL」を押すだけです。


例えば1SOLをリキッドステーキングすると1枚より少ないJupSOLが発行されますが、利回りを蓄積する分JupSOLの価値はSOLより高いので問題ありません。
このように、JupSOLはリワードベアリング型なのでJupSOLの枚数は増えません。



JupSOLとSOLの交換レートが上昇する形で利回りが反映されるので、SOLに戻す時に損益が実現する仕組みです。
「リキッドステーキングの仕組み」は、下の別記事で詳しく解説しています。


JupiterのJUPステーキングのやり方


仮想通貨JUPはJupiterが発行するガバナンストークンです。
Jupiterのガバナンスサイトでステーキングすることで、次の2つの特典を受け取れます。
- JUPの配布:四半期ごとに5,000万JUPをコミュニティ割当から分配
- 投票力の獲得:ステーキングによるDAO提案に対する投票権の付与





仮想通貨JUPのステーキング報酬はASR(Active Staking Rewards)と呼ばれ、5000万JUPが四半期に1回山分けされます。
JUPのステーキング枚数とステーキング期間が多いほど、もらえる報酬は多くなります。DAOでの投票の有無は特に報酬量には影響しません。
本記事更新でのJUPステーキングの年間利率(APY)は、17.71%となっています。
JUPのステーキングは「Jupiter DAOの公式サイト」より行えます。
「Connect Wallet」よりJUPが入ったウォレットを接続したら「Stake JUP Now」よりステーキングを行いましょう。


四半期に1回の報酬受取は手動で請求する必要があるので忘れないようにしましょう。報酬の受け取りはJupiterの「Rewards Hub」より行えます。
現在投票を受け付けている提案がある場合は、Jupiter DAO公式サイトの下部より投票が行えます。(ステーキング画面の下の方)


Jupiterが発行する仮想通貨JUPやJupiterの概要は、下の別記事で詳しく解説しています。



ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起

仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |






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