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この記事から分かること
- NFTゲームのリスクと対策方法
- リスクを回避するために大切な意識
- リスクが低いNFTゲームの5つの特徴
NFTゲームには、次のリスクがあります。
- 稼いだ仮想通貨の価格の下落
- ビットコインの価格の下落
- 運営が逃げる(ラグプル)
- 報酬プールのハッキング
- 公式コミュニティの乗っ取り
- 偽の公式SNSからのDM等による詐欺
- 向いていないゲームを選ぶ
NFTゲームはゲームで遊んで仮想通貨を稼げる革新的な技術ですが、リスクも抑えて遊びましょう。
この記事を最後まで読むことで、NFTゲームのリスクについて理解し、マイナス面も理解した上で始めるべきか判断できるようになります。
※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
NFTゲームの7つのリスクとその対策
リスク①:稼いだ仮想通貨の価格の下落
NFTゲームをプレイして稼いだ仮想通貨は主に「分散型取引所」で売却することになります。
NFTゲームで稼げる仮想通貨は「中央集権取引所」では取り扱われていないことが多いからです。
仮想通貨はNFTを購入するときや、NFTゲーム内のアイテムを購入するときにも使われ、この時は逆に分散型取引所で購入することになります。
この需要と供給のバランスが崩れ、供給が多くなり仮想通貨が売られ過ぎると価値がなくなり、稼げなくなります。
- ゲームプレイの報酬が多すぎる
- 追加でNFTを購入したくなる仕組みがない
- ゲームの人気がなく、新規が参入しない
一度売られ過ぎて仮想通貨の価値がなくなると稼げなくなり、新規の参入が少なくなりさらに価値が下がるという悪循環に陥ることも多いです。
対策方法は次の2つです。
- 既に長く続いているゲームを選ぶ
- 余剰資産&少額でNFTを買って遊ぶ
スタートしたばかりのゲームはバランス調整が上手く行っていない方が多く、報酬を多く設定し過ぎてしまい仮想通貨の価格が右肩下がりになることが多いです。
一方、サービスが長く続いてるゲームはアップデートが調整が繰り返され、安定しています。
特に最初からバランスの良いNFTゲームを見極めるのは難しいので、少額から始めることをオススメします。
リスク②:ビットコインの価格の下落
ビットコインの価格が下がると、ビットコイン以外の「アルトコイン」全ての価格が下がる傾向があります。
ビットコインの価格下落は相場全体に影響するため、NFTゲームで稼げる仮想通貨の価値も下がることが多いです。
詳しい解説は下の記事で行っています。
対策方法は次の2つです。
- 仮想通貨市場全体の動向に注意する
- 余剰資産&少額でNFTを買って遊ぶ
ビットコインのバブル手前でNFTゲームを始めることができれば、稼げる金額がどんどん増える可能性があります。
また、最初は余剰資産&少額で遊ぶことも重要です。
リスク③:運営が逃げる(ラグプル)
運営が事前の予告なしに報酬プールの仮想通貨を自ら売って逃げることがあります。
「分散型取引所」の市場は「流動性プール」と呼ばれ、運営側が提供する仮想通貨が大きな部分を占めます。
運営が流動性を自ら売却してプロジェクトから逃げると、仮想通貨を売れないため稼げなくなります。
プールが急に垂直に減って無くなっていることが分かりますね。
この詐欺手口はラグプル(Rug Pull)と言われ、カーペットを引っ張り(運営が売り逃げ)、上にいる人が転ぶ(購入したNFTの価値がなくなる)ことが由来です。
運営がラグプルするかどうかを事前に判断することは正直難しいですが、いくつか兆候はあります。
- NFTを販売し後ゲームが始まるまでが長い
- 明らかにゲーム開発に力を入れていない
- 運営がSNS等で発信する頻度が減ってきた
- 運営が身元を一切公表していない
- 分散型取引所の流動性プールをロックしていない
①は、NFTでお金だけかき集めてラグプルするパターンの典型です。
②は、ラグプルするつもりなので開発にこだわる必要がありません。
③は、撤退が視野に入り始めたので、運営側のやる気がなくなっています。
④は、ラグプルする前提なので身元を明かすとデメリットしかないです。
⑤は、LPロックを使って安全性を証明する気がないということです。
流動性プールは専用のサービスを使ってロックをかけることができ、参加者にラグプルを行えない状況であることを証明できます。
運営側は半年・1年間といった形でロックする期間を決めてからロックするため、このロック期間が解除されるタイミングがラグプルする可能性が高くなrます。
ちなみに上に挙げたNFTゲームは、このロック期間が切れたタイミングでラグプルしました。
NFTゲームを始める前は必ずロックされているかどうかと、そのロック期間を確認しましょう。
ロックの確認方法は下の記事で詳しく書いています。
リスク④:分散型取引所のハッキング
NFTゲームで稼ぐ仮想通貨は「分散型取引所」の流動性プールで売却することになります。
しかし、分散型取引所がハッキングされ、流動性プール内の仮想通貨が盗まれると、仮想通貨を売却できません。
高額のNFTを買ったにも関わらず原資の回収ができなくなっても、補償されることもないです。
対策方法は次の2つです。
- 1つのNFTゲームに資金を入れ過ぎない
- 余剰資産&少額で遊ぶ
1つのNFTゲームだけに大量の資金をつぎ込むことはオススメしません。ハッキング等のどうすることもできないリスクで大きく損することがあるからです。
ハッキングのような外部リスクは特に対処が難しいので、無理のない範囲でNFTゲームを遊びましょう。
リスク⑤:公式コミュニティの乗っ取り
NFTゲームは「Discord」と呼ばれるコミュニティツールで運営され、情報発信が行われることが多いです。
Discordの運営陣のアカウントが乗っ取られ、公式のアナウンスとして詐欺サイトが掲載され、アクセスしてしまいNFTを盗まれることがあります。
事例を挙げると、キングコングの西野さんが運営するNFTコミュニティ「CHIMNEY TOWN DAO」が2022年11月に乗っ取られました。
多くの方が被害に遭い、高価なNFTが大量に盗まれた事例です。
対策方法は次の2つです。
- メタマスクのシードフレーズを入力しない
- SET APPROVAL FOR ALLへ署名しない
メタマスクを詐欺サイトに接続すると、「SET APPROVAL FOR ALL」の電子署名を求められることがあります。
「SET APPROVAL FOR ALL」への署名はイーサリアム上のルールで「特定のアドレスに全ての資産の譲渡を許可する」ことに対して署名することを意味しています。
「全ての資産を譲渡する許可」を通常の利用の範囲で署名することはないので、この表示が出たらまず詐欺を疑って下さい。
セキュリティ意識を高めてNFTゲームを楽しみましょう。
リスク⑥:偽公式SNSのDMによる詐欺
公式そっくりに作成した偽のSNSアカウントからDM・リプライ・ツイートがきて、質問に親切に回答する流れでシードフレーズを聞かれたり、詐欺サイトへ誘導され、NFTが盗まれることがあります。
TwitterでNFTゲーム関連の質問をツイートした方に、リプライでヘルプデスク先としてメールアドレスを記載し、メールのやり取りの過程でシードフレーズを聞き出す事例が多いです。
始めたばかりで困ってたらメールしたくなるかもね。
偽の公式アカウントかどうかは、下の3つの要素から判断しましょう。
- 公式マークが付いているか
- フォロワー数が少な過ぎないか(偽装も出来るので注意)
- シードフレーズ入力やサイト誘導をさせてこないか
1つの要素だけで公式と判断して詐欺に合った事例もあるので、全ての要素を見て複合的に判断する必要があります。
フォロワー数の偽装は最も公式だと勘違いしやすい要素です。
フォロワー数の多い著名人のアカウントを乗っ取ったり、アカウントを買ったりして、アイコンやIDを公式とそっくりなものに修正することですぐに偽アカウントが出来上がります。
例えば世界的に有名なNFTであるPudgy Penguinsは公式と同規模のフォロワーがいる詐欺アカウントがたくさんあります。
新規NFTを早い者勝ちで獲得できるツイートが流れてきて、フォロワー数を確認して数万フォロワーだったため、公式と勘違いしてしまい接続してしまった事例も多いです。
公式マークが付いているかどうかの確認は必須です。
リスク⑦:向いていないゲームを選ぶ
NFTゲームはたくさんの種類がありますが、そもそも自分に向いていないNFTゲームを選んでしまうと続かずに稼げなくなってしまうことがあります。
ゲームによって異なりますが、NFTの購入代金を回収するためには3か月程度は毎日プレイが必要になります。
長期間継続できず、稼ぐ前に辞めてしまうと損失確定です。
対策方法は次の2つです。
- 自分に合ったNFTゲームを選ぶ
- 余剰資産&少額で遊ぶ
毎日続けることが難しいものを選んでしまい、原資回収できずに辞めてしまうことを防ぐために、始める前に続けることができるか検討しましょう。
NFTゲームの稼ぎ方には様々な種類があります。
- 歩くと稼げる
- 毎日ログインすると稼げる
- ゲームを起動しておくと稼げる
- 1日に何回かタップ/クリックすると稼げる
- 1日に何回かバトルに勝利すると稼げる
- 1日にいくつかミッションをこなすと稼げる
毎日ログインするだけだったり、1日に何回タップするだけで稼げるタイプは忙しい方でも続けやすいです。
バトルに勝利する必要があるものは、苦手だと続けにくいので注意が必要です。
自分に合ったNFTゲームを選びましょう。
リスクの小さいNFTゲーム5つの特徴
これまで20作以上のNFTゲームをプレイした私が感じるリスクの少ないNFTゲームの特徴を5つをご紹介します。
①長期的に運営が継続している
ゲームの運営が長く続いているゲームは、次のリスクが低いです。
- 運営が逃げるリスク
- 稼いだ仮想通貨の価格下落リスク
長期的に運営が続いている場合、運営が資金を持ち逃げするラグプルのリスクが低いです。
ラグプルが起きやすいタイミングはゲーム開始直後が多く、すでに安定した運営になっているため今後も起きにくいと判断できます。
また、長く続いているゲームは稼げる仮想通貨の需給の調整を何度も行っていることが多く、稼いだ仮想通貨の価格変動リスクも抑えられている可能性が高いです。
NFTゲームは歴史が短く数が少ないですが、2年・3年以上続いていると長期運営に成功している部類に入ります。
②SNSで情報発信が頻繁に行われている
DiscordやTwitterで運営から情報発信が頻繁に行われているNFTゲームは、次の2つのリスクが低いです。
- 運営が逃げるリスク
- 稼いだ仮想通貨の価格下落リスク
運営がラグプルするパターンの多くは、途中で仮想通貨の需給バランスが崩れ、運営が難しくなることです。
BCGを20作以上プレイしてきた私の経験上、どの運営もラグプル前は情報発信が少なくなります。
運営を継続すること自体を迷っているため、情報発信を積極的に行う意味がないからです。
運営が情報発信を行うことでプレイヤー側が安心し、新規の買いも増える傾向があります。
運営からの発信が少ないと、プレイヤー側はラグプルを警戒したり、ゲーム内容の改善が進んでいないのではないかという不安を感じていきます。
③運営が身元を公開している
運営が身元を公開しているNFTゲームは、以下の2つのリスクが少ないです。
- 運営が逃げるリスク
- 稼いだ仮想通貨の価格下落リスク
これは②と同様の理由です。
BCGを20作以上プレイしていきた私の経験上、ラグプルを前提とするプロジェクトは全て顔出しをしていません。
また、顔出しをして情報発信している方がユーザーも安心するので、新規の買いも入りやすくなります。
公式アナウンス等を顔出し動画で発信しているプロジェクトもありますが、そうったプロジェクトは長続きする場合が多いです。
④ユーザー数が多い人気ゲーム
ユーザー数が多い人気ゲームは、稼いだ仮想通貨の下落リスクが低いです。
人気でユーザー数が多いゲームは、新規が入ることで仮想通貨の価格が右肩上がりになり、それを見てさらに新規が入るという好循環になりやすいです。
ユーザー数が多いかどうかは公式で公表しているユーザー数が多い以外に、単純にSNSで盛り上がっているかどうかで判断すると良いでしょう。
人気なNFTゲームは根強いファンも多く、常にある程度の盛り上がりを見せていることが多いです!
⑤稼げ過ぎないゲーム
稼げ過ぎないゲームは、稼いだ仮想通貨の価格の下落リスクが低いです。
稼げる過ぎるかどうかは、購入したNFTの購入代金を3か月で回収できるかどうかが目安です。
例えば、1カ月未満のように極端に原資回収ができるNFTゲームは、仮想通貨が売られやすいということです。
一度右肩下がりになると新規が入りづらくなり、さらに右肩下がりになる悪循環に陥りやすくなります。
最終的には運営自体が厳しくなり、ラグプルする可能性もあるでしょう。
運営が長く続いているNFTゲームは原資回収期間が長いものが多く、その方が需給バランスの調整もしやすいです。
NFTゲームに関するQ&Aまとめ
まとめ:リスクも知ってNFTゲームを始めよう
本記事では、NFTゲームの7つのリスクとその対策をご紹介してきました。
- 稼いだ仮想通貨の価格の下落
- ビットコインの価格の下落
- 運営が逃げる(ラグプル)
- 報酬プールのハッキング
- 公式コミュニティの乗っ取り
- 偽の公式SNSからのDM等による詐欺
- 向いていないゲームを選ぶ
特に次の3つを意識すると、NFTゲームで大きく損することは防げます。
- 最初は余剰資金&少額で遊ぶ
- 定期的に稼いで仮想通貨を換金する
- メタマスクのセキュリティ意識を高く持つ
仮想通貨に関する注意喚起
仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
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