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この記事から分かること
- DMMビットコインからBitgetに送金する方法
- Bitgetに送金できない原因と対策方法
DMMビットコインはDMM.comグループが運営する2016年11月に設立された国内最大規模の仮想通貨取引所で、豊富な取引ツールと使いやすいインターフェースが特徴です。
結論、DMMビットコインはトラベルルールとコンプライアンスリスクの観点から海外取引所の送金に制限を掛けているため、直接Bitget(ビットゲット)に送金はできない状況です。
「トラベルルールの詳細」についてはこちらで解説しています。
DMMビットコインのトラベルルール対応の沿革は次の通りです。
最新の各国内取引所から海外取引所への送金状況をまとめると、次の通りです。
以下の3社は、主要な海外仮想通貨取引所への送金制限がありません。
Bitgetの送金に対応しているおすすめの国内取引所は、「ビットバンク」です。
ビットバンクは送金できない海外取引所を公表していますが、主に日本人が利用する海外取引所は含まれていません。
ビットバンクは送金能力に優れた仮想通貨XRPを取引手数料0.12%で購入でき、送金手数料も0.1XRPで済みます。
※ビットバンクの取引手数料:Takerは0.12%、Makerは-0.02%(一部銘柄を除く)
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「ビットバンクからBitgetに送金する方法」は、下の記事で解説しています。
※当メディアでは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けており、「関東財務局」に登録されている仮想通貨取引所の利用を推奨しています。また、当メディアの「仮想通貨」は「暗号資産」のことを指します。
暗号資産に関する注意事項は、金融庁・消費者庁・警察庁による「暗号資産の利用者のみなさまへ」を是非ご覧ください。
DMMビットコインからBitgetには送金できない
結論、DMMビットコインから海外取引所Bitget(ビットゲット)に仮想通貨を直接送金することはできません。
DMMビットコインは日本国内で金融庁に未登録で暗号資産交換業を行う業者への送金に制限を設けているからです。
DMMビットコインに問い合わせました
下の画像は、私がDMM Bitcoinのカスタマーサポートに、Bitget(ビットゲット)等の海外取引所の送金できない理由について問い合わせた結果です。
- 日本国内で金融庁に未登録で暗号資産交換業を行っている業者への送金はできない
- コンプライアンスリスクの観点から差し止め
- 今後の上記の措置に変更の予定はない
このように、金融庁に未登録の状態で日本国内で暗号資産交換業を営み、日本語でインターネットを通じて勧誘を行っている業者にDMM Bitcoinから仮想通貨を送金することはできません。
Bitget(ビットゲット)は金融庁に無登録
本記事を更新した時点では、Bitget(ビットゲット)は金融庁に無登録となっています。
こちらの金融庁公式サイトから、最新の暗号資産交換業者登録一覧を確認できます。
下の画像は暗号資産交換業者登録一覧の抜粋ですが、海外取引所は登録されていないことが分かります。
日本で暗号資産交換業者として登録するためには、以下のような資金決済法が定める要件を満たす必要があります。
- 顧客資産の分別管理
- 金融庁への定期報告
- 適切な資本基準
- リスク管理の徹底
- 広告・表示に関するルール
現状では海外仮想通貨取引所がこれに準拠することは難しいです。
例えば、日本の資金決済法では利用者保護の観点で「顧客資産の分別管理」を定めていますが、海外仮想通貨取引所とは顧客資産の保証の仕方が異なることがあります。
暗号資産交換業者は、その行う暗号資産交換業に関して、暗号資産交換業の利用者の金銭を、自己の金銭と分別して管理し、内閣府令で定めるところにより、信託会社等に信託しなければならない。
資金決済法「第六十三条の十一 利用者財産の管理」より
国内仮想通貨取引所では、私たちが預けた資産は取引所の資産とは分別して信託会社に信託され、破産時でも返還が優先されるようになっています。
しかし、海外仮想取引所では分別管理という形ではなく「プルーフオブリザーブ」等のまったく別の方法で資産を保護しているケースが多く、日本の法制度に適用することが難しい現状があります。
※海外取引所の管理方法も十分安全なものですが、日本とはやり方が大きく異なるという意味です。
日本の法に適用するためだけに、海外取引所側が運営の仕組みを大きく変える訳にも行きません。
23年6月1日の法改正でさらに厳しくなる
マネーロンダリング等の対策案を示す国際的な共通ルール「トラベルルール」に遵守するため、2023年6月1日に国内で法改正が行われました。
これにより、取引所間で適切な情報通知を行う必要が出てきたため、海外取引所へ送金制限を掛ける国内取引所が増えてきています。
DMMビットコインも対応しているトラベルルールとは、FATF(Financial Action Task Force、金融活動作業部会)と呼ばれる国際機関により、マネーロンダリングやテロ資金供与対策を目的として各国で導入が進められている取り決めのことです。
トラベルルールとは、「利用者の依頼を受けて暗号資産の出金を行う暗号資産交換業者は、出金依頼人と受取人に関する一定の事項を、出金先となる受取人側の暗号資産交換業者に通知しなければならない」というルールです。
bitbank Support トラベルルールとはなんですか
トラベルルール導入までの簡単な経緯
1989年6月 | マネロン対策の国際的な枠組み「FATF」がフランスで設立。 |
2015年6月 | G7サミットで暗号資産に対する規制の導入が宣言され、各国の暗号資産業者は登録・免許制になり、利用者も本人確認が必要になる。日本でも暗号資産業者は登録制に。 |
2018年10月 | FATF勧告15「新技術の悪用防止」が改訂され、暗号資産業者はマネロン等の規制が必要になる。 |
2019年6月 | FATF勧告16「電信送金」が改訂され、送付側と受取側に関する情報の通知が必要になり、このFATF勧告16がトラベルルールと呼ばれている。 |
2023年6月 | 犯罪による収益の移転防止に関する法律が改正され、日本の暗号資産交換業者はトラベルルールへの対応が必要になる。 |
「トラベルルール」は、国際的なルールである「FATF勧告16」の通称となります。(FATFはマネロン対策等を行う国際機関)
既に日本も勧告は受けていましたが、2023年6月1日の法令改正に伴いより厳しく遵守するようになり、金融庁指定の国への送金には情報の通知が義務化されました。
「仮想通貨のトラベルルール」は下の記事で詳しく解説しています。
他の国内取引所からBitgetに送金しよう
DMMビットコインからBitgetには送金できないので、他の国内取引所からBitgetに仮想通貨を送金しましょう。
例えば以下の国内取引所であれば、Bitget(ビットゲット)に仮想通貨を送金できます。
おすすめは、国内取引所「ビットバンク」から仮想通貨を送金する方法です。
ビットバンクは送金できない海外取引所を公開しており、日本人が利用する主な海外取引所は含まれていません。
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「Bitgetに送金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。
DMMビットコインからBitgetに経由送金する方法
DMMビットコインからBitgetに資産を移動させたい場合、別の国内取引所を経由すれば問題ありません。
DMMビットコインは入出金に関する情報通知のシステムとして「SYGNA」を利用していますが、同じSYGNAを利用している国内取引所であれば、DMMビットコインから送金できます。
DMMビットコインからビットバンク経由でBitgetに送金する方法は、次の通りです。
手順①:bitbankの入金アドレスを確認
ビットバンクのアプリを開き、下の「メニュー」タブから「入金」を選択しましょう。
仮想通貨XRP(リップル)の入金アドレスと宛先タグをコピーします。
取引所間の仮想通貨の移動には、宛先タグが必須です。
手順②:DMMビットコインからbitbankに送金
次に、仮想通貨リップルをDMMビットコインから出金します。
下の手順でリップルの出金先アドレスに、先ほどコピーしたアドレスと宛先タグを追加しましょう。
手順③:bitbankからBitgetにXRPを送金
「ビットバンクからBitgetに仮想通貨を送金する方法」は、下の記事で詳しく解説しています。
BitgetからDMMビットコインに送金はできる
Bitget(ビットゲット)からDMMビットコインへの送金は問題なく行えます。
Bitgetから送金申請を行うだけではDMMビットコインの口座に反映されないので、反映させる方法をご紹介します。
BitgetからDMMビットコインに送金を行うと、一時的に口座への入金の反映が差し止められて入金元情報の登録依頼のメールがDMMビットコインから届きます。
DMMビットコインのアプリを開き、メニューバーより「エックスアールピー入金」をタップします。
未反映入金リストのところに「入金元アドレス登録依頼中」となっている項目があるので、タップします。
送金元の取引所名を「Bitget」または「ビットゲット」で入力しましょう。その他の入力項目は、送金元の情報が自動で最初から入力されているはずです。
他の情報も入力していきます。入金元の取引所は「その他」を選んでBigetを入力します。入金元情報の登録が終わると、リストのステータスが入金審査中に変わります。
審査が終わる「入金完了のお知らせ」が届いて、口座にXRPが反映されます。
私の場合、DMMビットコインに入金元情報を夜22時頃登録し、審査が終わって実際にXRPが反映されたのは翌朝の8時頃でした。
夜に登録を行ったからかもしれませんが、少し審査に時間がかかる可能性もあります。
まとめ:他の国内取引所から送金しよう
結論、DMMビットコインは金融庁に無登録の暗号資産交換業者への送金を差し控えており、Bitget(ビットゲット)に仮想通貨を送金することはできません。
この措置について今後変更する予定はないとのことです。
他の国内の仮想通貨取引所を利用するようにしましょう。
おすすめは、国内取引所「ビットバンク」から仮想通貨を送金する方法です。
送金用の仮想通貨リップル(XRP)を取引手数料0.12%の格安の手数料で購入でき、リップルのBitgetへの送金手数料が0.15XRPと安価になっているからです。
・口座開設で現金1000円がもらえる
・特徴①:最短即日で口座開設&取引が可能
・特徴②:仮想通貨の取引量国内No.1
・特徴③:セキュリティ評価国内No.1
・特徴④:主要な海外取引所への送金制限なし
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「DMMビットコインで出金できない原因」は、他の原因含め下の記事でさらに詳しくまとめています。
「Bitgetのトラベルルール」については、下の記事でさらに詳しく解説しています。
仮想通貨に関する注意喚起
仮想通貨に関する法令・注意喚起について知りたい方は、以下の関連ページを一読することをオススメします。
消費者庁の「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」のYoutube視聴もおすすめです。
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