【パンケーキスワップ】草コインの買い方・売り方・おすすめ銘柄を解説！

パンケーキスワップ（PancakeSwap）は主に「BNB Smart Chain」上で構築・利用されている分散型取引所（DEX）で、スマートコントラクトと自動マーケットメイカーで仮想通貨の取引を行えます。

分散型取引所は「メタマスク」などの仮想通貨ウォレットを接続して利用するため、中央集権型の取引所とは違い自分の資産の秘密鍵を自分で管理したままセルフカストディで利用できます。

パンケーキスワップでは流動性プールに流動性が提供されており、この流動性プールに対してスワップを行い、草コインなどの仮想通貨を取引する仕組みです。

比較項目	パンケーキスワップ(V3)
ガバナンストークン	CAKE
対応チェーン	主にBNB Smart Chain
AMMの仕組み	xy=k（集中流動性）
スワップ手数料	0.01%～1.00%
プロトコル手数料	スワップ手数料のうち約2/3（バーン含む）
インターフェース手数料	なし
V3以外のプールタイプ	V2・Infinity・StableSwap
公式サイト	https://pancakeswap.finance/home
公式X	https://x.com/PancakeSwap
スワップ画面	https://pancakeswap.finance/swap
流動性提供画面	https://pancakeswap.finance/liquidity/pools

パンケーキスワップは全ての分散型取引所の中で「BNB Smart Chain」の利用が最も多いです。本記事更新時点ではBSC上の預入量（TVL）は2位の「ユニスワップ」の約30倍で23.2億ドル※です。

※参照：Defillama “Dexs Protocols on BSC“（2025/11/22）

特にBNB Smart Chainの草コインはほぼ全てパンケーキスワップに上場しているため、BNB Smart Chainの草コインを取引するならパンケーキスワップ一択と言えます。

パンケーキスワップの関連記事はこちら
使い方・始め方のまとめ	スワップのやり方
ステーキングのやり方	草コインの買い方
V3とV2の違い	メタマスクを接続できない
おすすめの運用方法	おすすめの収穫頻度

パンケーキスワップの草コインの買い方

パンケーキスワップ（PancakeSwap）の草コインの買い方は次の通りです。

パンケーキスワップはBNB Smart Chain以外でも利用できますが、本記事では主に利用されるBNB Smart Chainの利用を例に解説していきます。

①ガス代BNBを国内取引所で購入

パンケーキスワップで草コインを購入するためには、ブロックチェーンでガス代をBNBで支払う必要があります。

※1回の取引で数円程度必要です。

国内取引所でBNB Smart Chainで仮想通貨BNBを送金できるのは、次の3箇所です。

BNBの取引手数料が安く0.12%（テイカー）、-0.02%（メイカー）となっており、取引手数料を支払うのではなく逆にもらうこともできます。

ビットバンクの口座は下のリンクからお得に開設できます。

※国内アルトコイン取引量No.1（シェア46%）：2023年1月～2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ

ビットバンクでは販売所と取引所の2箇所でBNBを購入できますが、取引所の方が手数料が安いのでお勧めです。

購入するBNBの金額は、ガス代と草コイン購入分の合計金額です。

ガス代は1回の取引で数円から数十円程度発生します。

※ビットバンクの取引手数料：Takerは0.12%、Makerは-0.02%（一部銘柄を除く）

日本円の入金や取引所での注文方法の詳細は、下の記事で解説しています。

②ウォレットにBNBを送金

ビットバンクにBNBを用意できたら、メタマスクにBNBを送金しましょう。

ビットバンクのアプリを開き、下タブメニュー「出金」からBNBを選択します。

アドレス一覧をタップし、新規追加をタップします。

ネットワークは必ず「BNB Smart Chain」を選びます。

アドレスはメタマスクで「0x～」で始まるアドレスをコピーして貼り付けます。

※ラベルは自分で分かりやすい名前を自由に付けます。

最後に出金画面で作成したアドレスを選び、引出数量を入力して出金を実行しましょう。

③買いたい草コインを選んでスワップ

こちらからパンケーキスワップのスワップ画面にアクセスできます。

画面下に表示されている「ウォレットを接続」をタップして、仮想通貨ウォレットの選択画面の「Metamask」を選びます。

これでメタマスクのアプリ上でパンケーキスワップを開くことができます。

接続するメタマスクのアカウントを選び、画面右上のネットワークを「BNB Smart Chain」に設定します。

次に交換元にBNBを設定し、交換先で買いたい草コインの名称を入れましょう。

その後スワップ枚数を入力します。

最後にガス代を支払ってスワップを実行します。

パンケーキスワップの草コインの売り方

BNB Smart Chain上の草コインはいつでもパンケーキスワップで売却できます。

売り方は次の通りです。基本的には草コインを購入する流れと同じです。

※下のボックスをタップすると詳しい手順が表示されます。

パンケーキスワップで草コインを売れない時

パンケーキスワップで草コインを売れない（または買えない）時は、次の4つのケースが考えられます。

①メタマスクで「失敗しました」となる

パンケーキスワップで草コインのスワップを実行してから実際に処理されるまでの間に、設定した「スリッページ許容度」を超える価格変動が起きると、スワップが失敗してスワップできません。

パンケーキスワップの画面上では実行できたのにも関わらず、何故かスワップできない場合は「スリッページ」が原因であるケースが多いです。

分散型取引所の「スリッページ」とは、あなたが注文を送信してから発生するあなた以外の取引による全ての価格変化を指し、スワップ画面の見積もりでは予測されずに発生します。

例えばスワップ見積もりを取得してから有効期限ギリギリまで確認してから実行した場合、見積もり確認中に他の人の取引が先に処理されやすくなり、実際の取引価格と見積もり価格が乖離しやすくなります。

パンケーキスワップではスリッページ許容度（Slippage Tolerance）を設定でき、設定したパーセンテージ以上のスリッページが発生するスワップは自動でキャンセルされる仕組みになっています。

画面右上の歯車マークから「スリッページの許容範囲」を設定できます。5%～10%程度で設定すればどんな銘柄でも高い確率でスワップできます。

「分散型取引所のスリッページの仕組み」は、下の記事で詳しく解説しています。

②プライスインパクトに関する警告

パンケーキスワップでは価格への影響（プライスインパクト）が発生する場合、警告が表示されてスワップを推奨しない旨が表示されます。

分散型取引所におけるプライスインパクトとは、あなた自身のスワップによるスワップ価格の変化を表し、見積もりに表示されるパーセンテージ分だけ不利な価格で取引をする必要があります。

分散型取引所は流動性プールに対して取引を行いますが、流動性の提供量が少ないとそれだけ不利なスワップレートになりやすいため事前に警告してくれている訳です。

特に草コインやミームコインは提供されている流動性の量が少ないため、プライスインパクトが発生しやすいです。

流動性が少ない＝流動性マイニングでその銘柄を保有して運用するメリットがないことになるため、プライスインパクトの問題が時間経過で解決することは基本ありません。

プライスインパクトを解決する方法は次の3つです。

流動性が少なくても少額のスワップなら価格への影響が少ないので、実行できる場合があります。

大規模なスワップをしたい場合は、他の流動性が深い分散型取引所や中央集権型取引所を見つけて利用するしかありません。

あなたがスワップしたい銘柄がどの取引所に上場しているかは、「CoinMarketCap」や「Dexscreener」でトークン名称で検索を掛ければ見つけることができます。

※パンケーキスワップはBSCでは最大規模の分散型取引所なので、パンケーキスワップに流動性がない場合は他の分散型取引所や中央集権型取引所にも流動性がないケースが大半です。

「分散型取引所のプライスインパクトの仕組み」は、下の記事で詳しく解説しています。

③スワップルートが見つからない

パンケーキスワップはペアで提供される流動性プールを取引対象にスワップを行うため、そもそもスワップしたい草コインの流動性プールが存在しないペアのスワップは行えません。

例えばパンケーキスワップで流動性プールが存在しない仮想通貨ACnonのスワップを行おうとすると、スワップ価格が表示されず、スワップボタンも押せません。

例えば現在誰も興味を持っていないミームコインや、偽物のトークンは流動性プールが存在しないため、利用可能なスワップルートがありません。

他の分散型取引所や中央集権型取引に上場している可能性もありますが、パンケーキスワップは最大規模の分散型取引所のため、パンケーキスワップでスワップできない場合はおそらく他でも取引できません。

④取引が保留になっている

パンケーキスワップで利用するブロックチェーンでは、どれも取引を送信順でしか処理してくれません。

例えば、草コインのスワップ取引を送信した直にネットワークが混雑して「ガス代」が急騰すると、あなたの設定したガス代水準では取引処理が後回しにされてしまい「保留」扱いになります。

その後に何度スワップ取引を送信しても、最初に送信した取引が「保留」になっているため全て処理されません。

この時は最初に保留になってしまった取引が処理されるのを待つか「スピードアップ」または「キャンセル」で取引を処理するしかありません。

具体的なやり方は下の記事で詳しく解説しています。

パンケーキスワップのおすすめ草コイン

パンケーキスワップの草コインのトレンドは日々変化しているため、現在の最新のパンケーキスワップの草コインのトレンドを追えるようにしておきましょう。

DEXToolsは、パンケーキスワップといった分散型取引所で取り扱われている銘柄の価格上昇率や取引量等をリアルタイムで計測しているサイトです。

一通りの画面の見方は次の通りです。

Hot pairsでは今もっとも投資家に注目されている（チャートを確認されている）銘柄が表示されており、今投資家が注目している仮想通貨をリアルタイムで確認できます。

各銘柄を選択すると、チャート画面を表示できます。

右上のブロックチェーンのフィルターをBNB Smart Chainに変更することで、パンケーキスワップで取り扱われてる銘柄を探すことができます。

実際のおすすめの草コイン・ミームコインは下の記事で詳しく解説しています。

まとめ：草コインの購入は価格変動リスクに注意

パンケーキスワップで草コインを取引する際の注意点は次の通りです。

パンケーキスワップ（PancakeSwap）の草コインの買い方は次の通りです。

パンケーキスワップで草コインを購入するためには、ブロックチェーンでガス代をBNBで支払う必要があります。

※1回の取引で数円程度必要です。

国内取引所でBNB Smart Chainで仮想通貨BNBを送金できるのは、次の3箇所です。

BNBの取引手数料が安く0.12%（テイカー）、-0.02%（メイカー）となっており、取引手数料を支払うのではなく逆にもらうこともできます。

ビットバンクの口座は下のリンクからお得に開設できます。

※国内アルトコイン取引量No.1（シェア46%）：2023年1月～2024年10月のJVCEA統計情報bitbank調べ

パンケーキスワップの関連記事はこちら
使い方・始め方のまとめ	スワップのやり方
ステーキングのやり方	草コインの買い方
V3とV2の違い	メタマスクを接続できない
おすすめの運用方法	おすすめの収穫頻度