この記事から分かること
- Solv Protocolの仕組み
- Solvのステーキングのやり方
- 仮想通貨SOLVの役割
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
Solv Protocolは、マルチチェーンでBTCのリキッドステーキング、発行されるリキッドステーキングトークン(SolvBTC)の運用を行えるプラットフォームです。

Solv Protocolを利用することで、ビットコインをそのまま保有するだけでなく、DeFiや機関級の利回り戦略に参加できるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Solv Protocol |
| 主要製品 | SolvBTC(1:1裏付けのビットコイン準備金トークン)、xSolvBTC(利回り付きバージョン)、BTC+(マルチストラテジーVault) |
| ネイティブトークン | SOLV |
| コア技術 | Staking Abstraction Layer(SAL)、ERC-3525、Chainlink Proof of Reserves、FROST閾値署名 |
| 対応チェーン | Ethereum、BNB Chain、Arbitrum、Avalanche、Base、Mantle、Merlin、BOB など10以上 |
| 主な機能 | BTCステーキング、レンディング、利回り生成、クロスチェーン流動性提供 |
| 投資家例 | Binance Labs、Blockchain Capital、OKX Ventures、Laser Digital など |
| 公式サイト | https://solv.finance/ |
| 公式ドキュメント | https://docs.solv.finance |
発行されたSolvBTCはSolv Protocolを通してそのまま運用することもでき、Babylonでの運用やSolvの独自ポートフォリオでレンディング等を行えます。

さとう本記事更新時点では、SolvBTCをSolv Protocol(BTC+)で運用すると、APY3.2%の報酬を獲得できます。
本記事の参考文献
Solv ProtocolでBTCステーキングを行う方法


本記事ではBNB Smart ChainのBTCBを運用する方法をご紹介します。
①運用するBTCBを用意する
以下の手順でBTCBをBNB Smart Chain上に用意できます。
- ビットバンクでBNBを購入
- メタマスクにBNBを送金
- パンケーキスワップでBTCBにスワップ
メタマスクにBNBを用意する手順は、下の別記事で詳しく解説しています。


パンケーキスワップのスワップ画面はこちらからアクセスできます。


②BTCBを預けてSolvBTCを獲得
BTCのステーキング画面にアクセスし、BTCBの数量を入れてステーキングを実行しましょう。


SolvBTC単体で保有しているだけでは利回りは付与されないので、自分で運用を行う必要があります。
③SolvBTCの運用を行う
SolvBTCは外部のDEX・レンディングプロトコル等で自由に運用することもできますが、基本はSolv Protocolの「xSolvBTC」か「BTC+」で報酬を稼ぐのがおすすめです。
Solv ProtocolのxSolvBTCでは、Babylon経由で報酬を獲得できます。報酬はxSolvBTCとしてウォレットに直接付与されます。(枚数増)


BTC+では、Solv Protocolの独自のポートフォリオでSolvBTCがDeFi運用されます。報酬はBTC+とSolvBTCの交換レートが上昇する形で反映されます。


Solv Protocolの仕組み・特徴


主要なプロダクト(SolvBTC・xSolvBTC・BTC+)
Solv Protocolは、Bitcoinをオンチェーン環境で活用するための多様なプロダクトを並行して展開しています。
これらのプロダクトは、用途やリスク許容度、参加するDeFiエコシステムに応じて個別に設計されています。ユーザーの目的に合わせて最適なBitcoin資産を選択し、ポートフォリオを構築することが可能です。


- Bitcoinの準備資産を1対1で完全に裏付けたオンチェーンリザーブ資産
- ステーキング報酬を得ながらSolvBTCへの即時償還機能を遅延なく提供
SolvBTCは、BitcoinをDeFi環境へ統合するために設計された1対1のオンチェーン準備資産です。



ユーザーが指定のVaultアドレスにBTCを送金後、EVM上のMintコントラクトが1対1のSolvBTCを発行します。
- Babylonのエコシステムを活用して発行されるイールドベアリングトークン
- スマートコントラクト環境で利用可能な統一された流動性ハブとしての機能
xSolvBTCはDeFi環境での柔軟性を維持したまま、Babylonからのステーキング報酬を安定して獲得できます。
- 複数の独立した利回り戦略に分散投資するフラッグシップ・マスターVault
- 市況に応じた動的な資本配分とスマートコントラクトによる定期的なリバランスの実行
BTC+は単一のプロトコル依存を避け、分散型取引所の流動性・オンチェーンのレンディングプロトコル等への分散投資を行います。
欧州のMiCA規制への完全準拠
Solv Protocolは、EU(欧州連合)における暗号資産市場規制であるMiCA(Markets in Crypto-Assets)に完全準拠しています。


Bitcoin Finance(BTCFi)プロジェクトとして、この認証を取得した初期のプロジェクトの一つとして位置づけられています。MiCAへの準拠は、プロトコルが透明性や投資家保護の最高基準を満たしていることを示します。
| 項目 | MiCA準拠による具体的な影響 |
| 規制当局からの承認 | ESMA(欧州証券市場庁)によるコンプライアンス準拠プロジェクトとしての公式な認定 |
| 市場へのアクセス | 個別のライセンス取得を要さずにEU全27加盟国でのサービス提供が可能 |
| 機関投資家の採用 | 規制上の確実性を求める各種ファンドや銀行、フィンテック企業との提携機会の拡大 |
| ユーザー保護メカニズム | 投資家に対する明確なリスク開示と説明責任構造を通じたセーフガードの提供 |
ユーザーは、ESMAの公式データベース(MiCA暫定レジスタ)のCSVファイルを通じて、Solv Protocolの準拠ステータスを独自に検証できます。
情報開示やホワイトペーパーの構造が厳格な要件を満たしているため、コンプライアンス要件の厳しい機関投資家にとっても、信頼できるインフラとして機能します。
Chainlink PoRによる支払能力証明
従来のBitcoinのオンチェーン化は、不透明なブラックボックス型のカストディモデルに依存していました。
Solv Protocolの信頼性は、このような中央集権的な約束ではなく、暗号学的な証明に基づいて構築されています。
プロトコルの根幹となるのは、リアルタイムの透明性とオンチェーンでの完全な支払能力の証明です。この機能を実現するために、オラクルネットワークであるChainlinkのProof of Reserves(PoR)を統合しています。


Chainlink PoRの導入により、SolvBTCの循環供給量が常に検証可能な準備資産によって完全に裏付けられていることが保証されます。
不透明な従来のカストディアンに依存せず、すべての保有資産状況をオンチェーンの証拠として公開します。



結果として、ユーザーは常にシステムの支払い能力を独立して検証することが可能となり、市場への信頼を担保しています。
仮想通貨SOLVのトークノミクス


仮想通貨SOLVのユーティリティ
SOLVトークンは、保有者にプロトコル内の様々な機能へのアクセスとメリットを提供します。



主なトークンの役割は次の3つです。
- ガバナンス: ネットワークガバナンスの意思決定への投票権の行使
- ステーキング: Staking Abstraction Layer(SAL)での報酬の獲得
- 手数料割引: 利用時に発生する各種手数料の割引の適用
これらのユーティリティにより、SOLV保有者はプロトコルの成長に直接関与し、利益を享受することができます。
仮想通貨SOLVのトークノミクス
SOLVはSolv Protocolのエコシステムを牽引する中核となるトークンです。全体の供給量は明確に定義されており、初期供給と将来の拡張性を考慮した設計となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大供給量(Max supply) | 9,660,000,000枚 |
| ジェネシス総供給量 | 8,400,000,000枚 |
| Binance上場時の循環供給量 | 1,482,600,000枚 |
| 上場時の供給割合 | ジェネシス供給量の17.65% |
最大供給量は固定ではなく、ネットワークガバナンスによるBitcoin Reserve Offering(BRO)の実施に伴って増加する可能性があります。
ジェネシス総供給量(8,400,000,000枚)に基づくSOLVトークンの初期の配布割合は、以下の通り設定されています。エコシステムの成長とコミュニティへの還元に重点が置かれています。
| 割り当て先 | ジェネシス供給量に対する割合 |
| プライベートセール投資家 | 28.86% |
| コミュニティリワード&DAOトレジャリー | 18.00% |
| チーム&アドバイザー | 13.00% |
| コミュニティエアドロップ | 8.50% |
| コミュニティリワード(外部パートナー) | 8.50% |
| エコシステム開発 | 8.14% |
| Binance Megadrop | 7.00% |



このほか、事業開発(4.00%)、流動性(3.00%)、Vesting Voucher保有者(1.00%)に対してもトークンが割り当てられています。

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

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※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
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