この記事から分かること
- Jitoのリキッドステーキングのやり方
- Jitoのリステーキングのやり方
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
SolanaのMEV最適化&ステーキングプロトコル「Jito」では仮想通貨SOLのリキッドステーキングを行うことができ、発行されたJitoSOLはさらにリステーキングも行えます。

さとうJitoSOLの保有で受け取れる報酬は次の通りです。
※SOLのネイティブステーキングとの比較
| 報酬の種類 | JitoSOL | ネイティブ |
|---|---|---|
| インフレ報酬 | あり | あり |
| MEV報酬 | あり | MEVを分配する場合のみあり |
| 優先手数料 | 基本なし | 基本なし |
| 報酬の自動複利 | あり | あり |
| 報酬の受け取り方 | JitoSOLの交換比率上昇 | ステーク口座のSOL残高増 |
JitoはSolana上のMEVをオークション形式で販売することでMEV獲得の機会を公平に提供しており、獲得したチップをJitoSOLホルダーに還元するため、JitoSOLの報酬量はSOLのネイティブステーキングより多くなります。
また、発行されたJitoSOLはリステーキングや流動性マイニングでさらに運用できるため、通常のSOLステーキングの年間利率に加えてさらに1%~10%程度利率を伸ばすこともできます。


JitoSOLのリステーキングでは、JitoSOLを「TipRouter NCN」と呼ばれる分散型の検証プロトコルの経済的担保として活用します。
TipRouter NCNでは支払われたチップの最終的な分配先の妥当性を検証しており、チップの一部が報酬としてTipRouter NCNのノードオペレーターと私たちリステーカーに提供される仕組みです。


分散型プロトコルに貢献してSOLのステーキング利率をさらに高めたい方にJitoのリステーキングはおすすめです。



本記事はJitoの概要を理解している方向けの記事になります。
「Jitoの概要・仕組み・仮想通貨JTOの買い方」は、下の別記事で詳しく解説しています。


「リステーキング発祥のEigenLayerの概要・仕組み」は、下の記事で解説しています。


Jitoのリステーキングの仕組み


>>Jitoのリキッドステーキングの仕組みはこちらの別記事で解説しています。
Jitoの分散型プロトコル「TipRouter NCN」は、Solanaの各エポックで集まったMEVチップを、分散型のコンセンサスによって検証して分配する仕組みです。





検証の流れは次の通りです。
- サーチャーが取引バンドルにチップを付けて送信
- 各バリデーターがMEVチップを受け取る
- チップがTip Distribution Accountに集約される
- エポック終了時にNCNオペレーターが状態をスナショ
- 各オペレーターが報酬分配用のマークルツリーを生成
- 各オペレーターがマークルツリーをまとめたMerkle Rootを生成
- 各オペレーターがMerkle Rootを提出して投票
- オンチェーンプログラムがステーク量に応じて投票を集計
- 総ステーク量の3分の2以上が一致すると分配について合意成立
- チップが分配される
サーチャー(MEVの獲得を狙うトレーダーやボット)は、アービトラージなどの取引を成功させるために最大5つのトランザクションをまとめた「バンドル」を作成し、JitoのBlock Engineに送信します。
サーチャーは自身のトランザクションを確実に処理してもらうために、バンドルにチップを含めます。提出されたバンドルはオークションにかけられます。
Block Engineは、受信したバンドルをシミュレートし、ブロック内のチップを最大化できる最も利益の出る組み合わせを計算・決定します。
オークションで落札されたバンドルの組み合わせが、Jito-Solanaクライアントを実行しているバリデーターに送信され、バリデーターはバンドル内の取引を実行し、チップを収集します。
エポック中に集められたチップは、バリデーターごとのTip Distribution Account(TDA)に集約されます。
各TipRouter NCNのオペレーターは取得したスナップショットを基にチップ報酬分配額を計算し、受取人と報酬額を含むマークルツリーを生成します。
各オペレーターはそれらすべてのバリデーター別マークルツリーをまとめたさらに上位のマークルツリーを生成し、オペレーター全体で投票を行って合意を形成します。
総ステークウェイトの3分の2以上が一致すると合意が成立し、チップが分配されます。
全チップの2.7%分がJitoDAOのトレジャリーに入り、0.3%がTipRouter NCNのノードとオペレーターと私たちリステーカーの報酬になります。



まとめると次の通りです。
| チップ分配先 | 割合 |
|---|---|
| バリデーター&JitoSOL等のステーカー | 97% |
| JitoDAO | 2.7% |
| TipRouter NCNノード&リステーカー | 0.3% |
JitoのSOLのリキッドステーキングのやり方


SOLリキッドステーキングのやり方
こちらのJitoの公式ステーキングページにアクセスにしたら、「Connect Wallet」よりファントムウォレット等のソラナ対応を接続します。
ウォレットにはステーキングする仮想通貨SOLを事前に入金しておきましょう。
ファントムウォレットに仮想通貨SOLを用意する方法は、下の別記事で詳しく解説しています。


ステーキングしたいSOLの枚数を入力したら「Convert to JitoSOL」でSOLの運用が開始され、JitoSOLが同時に発行されます。





報酬の報酬の受取・請求等は必要ありません。
JitoSOLはリワードベアリング型のリキッドステーキングトークンとなっており、SOLに戻す時の交換比率が上昇する形で報酬が蓄積されているからです。(枚数は増えない)


JitoSOLの価値は本記事更新時点では1JitoSOL=1.309SOLとなっており、発行時はSOLより少ない枚数でJitoSOLは発行されます。
「リキッドステーキングの仕組み」は、下の別記事でも詳しく解説しています。


JitoSOLをSOLに戻す方法(アンステーク)
ステーキング画面の「Unstake」タブより、JitoSOLをSOLに戻すことができます。





Unstakeには次の2つの方法があります。
| ①Instant Unstake | ②Delayed Unstake | |
|---|---|---|
| 方式 | 外部DEX経由でSOLにスワップ | 正式なアンステーク |
| SOL受取時間 | 即時 | 約13時間 |
| 手数料 | 変動(0.1%以上掛かる事も多い) | 0.1% |
| 最低数量 | 特になし(流動性次第) | 1 SOL |
| プライスインパクト | あり | なし |
| スリッページ | 発生する可能性あり | なし |
| 受取数量 | DEXの交換レートに依存 | ステーキング解除時の交換比率に依存 |
| メリット | すぐにSOLを利用できる | 大口でも価格影響を抑えやすい |
| デメリット | 変動要素が多い | SOLの受取まで時間がかかる |
「Instant Unstake」の場合、分散型取引所の流動性を利用してスワップすることになります。即時でSOLに戻せますが大口だと必ず「プライスインパクト」が発生して損をするため、ある程度少額の場合におすすめです。
大口の場合は「Delayed Unstake」を利用しましょう。
どちらの方法でも蓄積された報酬は反映されています。
JitoSOLのリステーキングのやり方


RenzoでJitoSOLをリステーキングする方法
JitoSOLをTipRouter NCNにリステーキングできるプロトコルは以下のJitoの公式リステーキングサイトでまとめられています。


JitoSOLであれば、「Renzo Protocol」と「KYROS」でリステーキングを行えます。
JitoSOL以外にも仮想通貨JTO(Jitoのガバナンストークン)を経済的担保としてNCNにリステーキングでき、この場合はRenzoとKYROS以外に「FRAGMETRIC」でもリステーキングできます。
以下のようにリステーキングしたいJitoSOLの枚数を入れて実行しましょう。


Renzo ProtocolであればezSOLが発行されます。



このezSOLもJitoSOL同様リワードベアリング型で、交換比率が上昇する形で報酬が反映されます。
JitoSOL保有の報酬に加えさらにTipRouter NCNの報酬が上乗せされるため、JitoSOLを保有している時より年間利率(APY)は高くなります。


本記事更新時点ではJitoSOL保有のAPYは4.82%となっていますが、ezSOLでは5.23%となっています。
【補足】JitoSOLのその他の運用方法
JitoSOLや仮想通貨JTOの運用は、Jitoの公式サイト「Jito DeFi Guide」でもまとめられています。


TipRouter NCNでのリステーキングの以外に、Kamino等のソラナDeFiプロトコルでレンディングを行ったり、流動性マイニングを行ったりできます。
リステーキングを行うことに抵抗がある方にはおすすめです。


JitoSOLやJTOの流動性プールには仮想通貨JTOが報酬として上乗せされている場合があり、年間利率が5%前後引き上げられていることもあります。
流動性マイニング自体インパーマネントロスのリスクもあるので難易度はやや高いですが、NCNでリステーキングを行うよりはJitoSOLを高い利率で運用できます。
「Jitoの概要・仕組み・仮想通貨JTOの買い方」は、下の別記事で詳しく解説しています。



ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp

ご覧いただきありがとうございました。
本記事に関するご質問・ご感想はコメント欄か下記のお問い合わせページ・XのDMよりお送り下さい。丁寧に回答させていただきます。
メールアドレスはこちら:contact@pandacrypto.xsrv.jp
※2020年5月1日より「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、一部記事では「仮想通貨」の表記を継続する場合があります。当サイトの「仮想通貨」は「暗号資産」を指します。
仮想通貨に関する注意喚起

仮想通貨の価格は日々変動しており、保有する仮想通貨の価格が急激に下落する場合があります。購入時の価格を下回ったり、無価値になってしまうことで大きな損失が発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用取引は、価格変動により保証金を上回る損失が発生する場合があります。
その他仮想通貨に関する注意喚起について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
| 金融庁 | 暗号資産の利用者のみなさまへ |
| 警察庁 | 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! |
| 消費者庁 | 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について |
| 国税庁 | 仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- |
| 政府広報オンライン | 暗号資産の「必ずもうかる」に要注意! |
| 日本暗号資産取引業協会 | 暗号資産に関するトラブルにご注意ください! |
| 国民生活センター | 暗号資産に関する消費者トラブル |






コメント