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この記事から分かること
- 仮想通貨MATIC(現POL)を買える取引所
- 仮想通貨MATIC(現POL)の買い方
- 仮想通貨MATIC(現POL)の将来性
- 仮想通貨MATIC(現POL)の特徴
※本記事へのコメント・質問等は私のX(旧ツイッター)にDMで送っていただいても大丈夫です。丁寧に回答させていただきます。
仮想通貨MATIC(現POL)とは、イーサリアムのサイドチェーン・レイヤー2を提供する「Polygon Network(ポリゴンネットワーク)」が発行するトークンです。
POLはPolygon Networkのガス代の支払い、バリデーターへのステーキング、ガバナンス投票権に利用できます。
仮想通貨MATICは大型アップグレード「Polygon 2.0」に伴い、2024年9月4日より仮想通貨POLに移行しました。
※旧名称である「Matic Network」のMATICから、現在の「Polygon Network」のPOLにトークン名称を統一した形。
Polygon Networkは主にイーサリアムの処理能力の問題(スケーラビリティ問題)を解決する代表的な「レイヤー2」と「サイドチェーン」を提供しています。
大型アップグレード「Polygon2.0」により、主にサイドチェーン「Polygon PoS」が大きく改修されて「Polygon zkEVM Validium」となりました。
提供 サービス | アップグレード前 | アップグレード後 (Polygon2.0) |
---|---|---|
レイヤー2 | Polygon zkEVM | Polygon zkEVM |
サイドチェーン | Polygon PoS | Polygon zkEVM Validium |
本記事を最後まで読むことで、仮想通貨POLの特徴・将来性・お得な買い方が分かり、今日からPOLに投資ができるようになります。
仮想通貨MATIC(現POL)はどこで買える?
仮想通貨MATIC(現POL)は、次の国内取引所で買うことができます。
※bitFlyerとCoincheckでも取り扱いがありますが、取引所ではなく「スプレッド」が発生する販売所のみ。
「Polygon2.0」のアップグレードに伴い、以下の機能は全て仮想通貨MATICから仮想通貨POLに移行しているため、MATICではなくPOLを買うようにして下さい。(bitFlyer等は両方取り扱いあり)
- ポリゴン上のガス代の支払い:MATIC⇒POL
- バリデーターステーキング:MATIC⇒POL
- ステーキング報酬の受取:MATIC⇒POL
- ガバナンスの投票権:MATIC⇒POL
※アップグレード当初はステーキングやステーキング報酬の受取のみPOLではなくMATICのままでしたが、2024年6月の改善提案「PIP-41」「PIP-42」を経てPOLに統一されています。
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仮想通貨MATIC(現POL)の買い方
仮想通貨MATIC(現POL)の買い方は、次の通りです。
手順①:ビットバンクの口座を開設
仮想通貨MATIC(現POL)の購入におすすめのビットバンクの口座は、下のリンクから開設できます。
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「ビットバンクの口座開設方法」は、下の記事で詳しく解説しています。
手順②:ビットバンクに日本円を入金
ビットバンクのアプリを開いたら、下タブ「メニュー」より「入金」をタップして、JPY(日本円)を選びます。
振込先の口座番号や口座名義が表示されるので、日本円の振り込みを行いましょう。
※日本円の入金手数料は発生しません。
手順③:取引所で仮想通貨POLを購入
ビットバンクのスマホアプリを開き、下タブ「取引所」より「POL/JPY」を選び、注文をタップします。
注文画面が表示されるので、成行注文を選択して、購入したいPOLの枚数を入力したら購入を実行しましょう。
これで仮想通貨MATIC(現POL)の購入は完了です。
>>bitbankを使った仮想通貨の買い方はこちらの記事でも詳しく解説しています。
仮想通貨MATIC(現POL)とは?
仮想通貨MATIC(現POL)とは、イーサリアムのサイドチェーン・レイヤー2を提供する「Polygon Network(ポリゴンネットワーク)」が発行するトークンです。
POLはPolygon Networkのガス代の支払い、バリデーターへのステーキング、ガバナンス投票権に利用できます。
名称 | Polygon |
シンボル | POL(旧MATIC) |
発行年月日 | 2024年9月4日 |
ネットワーク | Polygon zkEVM Validum/Polygon zkEVM(Layer 2 Rollup) |
最大発行枚数 | 約100億枚 |
エクスプローラー | https://polygonscan.com/ |
公式サイト | https://polygon.technology/ |
公式Twitter | https://twitter.com/0xPolygon |
公式Discord | https://discord.com/invite/XvpHAxZ |
公式Telegram | https://t.me/PolygonAnnouncements |
Polygon Networkのアップグレードの概要
2023年より順次実施されてきたPolygon Networkの大型アップグレード「Polygon2.0」は、次の2つの目標を達成するために実施されました。
※一通りアップグレードは終了し、現在は細部を調整している段階。
- 無限のスケーラビリティ
- 統一された流動性(Polygon内)
参照:POL:One token for all Polygon chains(whitepaper)
Polygon2.0アップグレード以前の「Polygon Network」は、主に次の2つのサービスを提供していました。
- Polygon PoS(Ethereumのサイドチェーン)
- Polygon zkEVM(Ethereumのレイヤー2)
詳細は本記事後半で解説していますが、「Polygon PoS」はEthereumのセキュリティに依存せずにスケーラビリティ問題を解決する「サイドチェーン」です。
一方「Polygon zkEVM」はゼロ知識証明をし行ってEthereumのセキュリティを活用する「レイヤー2」となります。(セキュリティ活用のコストを抑えるためにロールアップ)
※Ethereumのセキュリティに依存しない;サイドチェーン、依存する:レイヤー2
Polygon PoSはゼロ知識証明を活用していないことが課題となっており、今回のアップグレードでの主な改修となりました。
※ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof):数学(多項式)を使って取引の有効性を証明する方法。従来の有効性証明と比べて効率が良いため、Polygonは無限のスケーラビリティに必要不可欠と考えている。
提供 サービス | アップグレード前 | アップグレード後 (Polygon2.0) |
---|---|---|
レイヤー2 | Polygon zkEVM | Polygon zkEVM |
サイドチェーン | Polygon PoS | Polygon zkEVM Validium |
従来のPolygon PoSの概要と仕組み
Polygon2.0以前の「Polygon PoS」のPoSは「プルーフオブステーク」の略で、仮想通貨MATIC(現POL)をステーキングする「バリデーター」が取引を処理します。
- MATICステーキングでバリデーターに
- 「マークルルートハッシュ」で有効性証明
- Ethereumに全ての取引データを送信しない
- Ethereumのセキュリティに依存していない
- 主に100のバリデーターでセキュリティを維持
- EVM互換性あり(既存のコードをほぼ流用可)
Polygon PoSで送信された取引は、「Borレイヤー」でバリデーターに検証されブロックを生成し、「Heimdallレイヤー」に送信されます。
Heimdallレイヤーでバリデーターが「マークルツリー」を活用してブロックの有効性を証明し、チェックポイントという形でEthereumに送信します。
取引データはPolygon上で保管されており、Polygon PoSに問題が生じた場合にEthereumのデータでPolygonを再構築することはできません。
このようにデータ可用性をEthereumに依存しておらず、基本的にレイヤー2ではなくサイドチェーンの形を取っているのがPolygon PoSの特徴の一つです。
「Google Cloud」「stake.fish」「Coinbase」といった、仮想通貨MATICをステーキングする100の「バリデーター」で分散型の仕組みでセキュリティを守っています。
また、Ethereumに保存するデータが少なく、書き込むためのガス代も少ないため、後述のzkEVMと比べるとよりコスト面とスケーラビリティ面で優れています。(Ethereumのスループットの影響を受けにくい)
Poylgon zkEVM(レイヤー2)の概要と仕組み
「Polygon zkEVM」は、ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)と呼ばれる手法で取引の有効性を証明する「レイヤー2」ネットワークです。
- ゼロ知識証明で取引の有効性を証明する
- 取引データやZK証明をEthereumに保存
- Ethereumのセキュリティに依存
- 中央集権的なノード運営
- EVM等価性あり(既存のコードを流用可)
ゼロ知識証明とは、ある事柄が正しいことを「正しい」以外の情報を一切伝えずに証明する手法です。
「ウォーリーを探せ」で、ウォーリーを見つけた事実を場所等の他の情報を伝えずに証明する例を考えると分かりやすいです。
はさみで絵からウォーリーの部分だけを切り抜いて相手に見せることで、どこにウォーリーがいたかの情報を伝えずに見つけた事実のみを示せます。
ゼロ知識証明はブロックチェーンでも活用されており、数学(多項式)を使うことで取引の有効性を証明できます。
ゼロ知識証明は本来プライバシー性の高さで注目されますが、ブロックチェーンの有効性の証明手法としては、証明過程の効率の良さが注目され、スケーラビリティ問題解決に貢献しています。
Polygon zkEVM上で行われた取引は、シーケンサーがバッチ化してアグリゲーターに送信します。
アグリゲーターはゼロ知識証明を作成する「ZK Prover」を使用して受け取ったバッチを検証し、取引データと一緒に作成した証明をEthereumに保存します。
ゼロ知識証明で有効性を証明し、Ethereum側でzkEVMの再構築に必要な取引データも全て保管することからセキュリティが非常に高いです。
しかし、Ethereumに書き込むデータが多くガス代がかかるため、Polygon PoSと比べるとやや手数料とスケーラビリティに劣ることがあります。
※Polygon zkEVMは1件あたりの取引が高価なDeFiアプリケーション等に適している。
Ethereumに書き込む取引データを少しでも減らすためにバッチ化(ロールアップ)しており、Ethereumのセキュリティに依存するためにロールアップしていることから、zkEVMはレイヤー2ロールアップとなります。
また、分散型の仕組みではなくPolygonチームがノードを運営しており、分散性の観点からもデータ可用性をEthereumに依存している面もあるため、やや中央集権的なレイヤー2ロールアップともいえます。
現Polygon PoS(Validium)の概要と仕組み
2023年6月にPolygon PoSのアップグレード「Polygon zkEVM Validium」が公開され、2024年より調整を繰り返しながら実装されています。
- Polygon PoSをより安全で高性能にしたver.
- 既存の仕組みを生かしながらゼロ知識証明を行える
- ステーキング/相互運用/実行/証明の4層で構成
- 作成したゼロ知識証明のみEthereumに保存
- 取引データ(データ可用性)保存はバリデーター依存
Polygon zkEVM Validiumは、次の4層で構成されます。
- ステーキング層(Staking Layer)
- 相互運用層(Interop Layer)
- 実行層(Execution Layer)
- 証明層(Proving Layer)
ステーキング層では、次の2つのスマートコントラクトを管理・実行しており、Polygon zkEVM Validiumの新しいチェーンの基本情報は全てここで設定されます。
- バリデーターマネジメント
- チェーンマネジメント
- 受け入れるバリデーター数
- POL以外のステーキング要件
- スラッシングの条件
- 発行するネイティブトークン
- 手数料(ガス代)の使用先
- 追加のバリデーター報酬…etc
開発者はこの2つのスマートコントラクトの設定を行うだけで、簡単にPolygon zkEVM Validiumの新しいチェーンを実装できるようになっています。
そして全てのPolygon zkEVM Validiumのチェーンは、従来のPolygon PoSと同様の共通の高度で分散化されたバリデーターによって管理されるので、検閲耐性にも優れています。
証明層では全てのPolygon zkEVM Validium上の取引のゼロ知識証明を作成し、アグリゲーターが作成された証明をレイヤー1であるEthereumに保存します。
Polygon zkEVM(レイヤー2ロールアップ)では取引データの公開先(データ可用性)としてEthereumを使用していますが、Polygon zkEVM Validiumではバリデーター(Polygon上)で保管を行います。
Polygon zkEVM Validiumには元々100のPolygon PoSのバリデーターがいるため、分散化された信頼できるデータ可用性として機能するようになっています。
従って、ゼロ知識証明を利用しつつEthereumへの依存は最小限に抑えているため、zkEVM(レイヤー2ロールアップ)と比べると、ゼロ知識証明を行いかつ低コスト&高いスケーラビリティを実現している点がメリットです。
ここまでの内容をまとめると、次の表のようになります。
比較項目 | Polygon zkEVM Validium | Polygon zkEVM(Layer 2 Rollup) |
---|---|---|
大枠の仕組み | PoS×zkEVMのサイドチェーン | zkEVMのレイヤー2ロールアップ |
スマートコントラクト | EVM互換性 | EVM等価性 |
データ可用性 | Polygon上 | Ethereum上 |
セキュリティ性 | 高い | 非常に高い |
処理能力 | 高い | やや高い |
手数料 | 安い | やや安い |
依然としてPolygon zkEVM(レイヤー2ロールアップ)の方が全ての取引データの保存をEthereumに依存していることから、Validiumと比べてセキュリティは強固ですがガス代は高めです。
DeFiのような取引1件が高価なDAppsはPolygon zkEVM(レイヤー2ロールアップ)、それ以外のDAppsはコストやスケーラビリティに優れる新しいPolygon zkEVM Validiumが適していると言えるでしょう。
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仮想通貨MATIC(現POL)のトークノミクス
従来の仮想通貨MATIC(マティック)と新しい仮想通貨POLのトークノミクスに大きな変化はありません。
仮想通貨MATICの供給枚数は100億枚となっており、100億枚がそのままPOLに移行されます。(POLの初期供給枚数はMATICの供給枚数と同じ)
仮想通貨POLは、次の配分で1年間に2%ずつ新しく発行されます。
- バリデーターへの報酬:1%分
- コミュニティトレジャリへの資金提供:1%分
※つまり、1億枚ずつ発行される。
Polygon zkEVM Validium(旧Polygon PoS)のバリデーターは、私たちPolygonユーザーが普段「ガス代」として払う手数料POL分の報酬に加え、新規発行のPOLも保証された報酬分として受け取ります。
Polygon 2.0では新しく「コミュニティトレジャリ」が導入され、コミュニティが運営し、投票によって資金の使い道を自律的に決めていきます。
>>Polygon Networkのガバナンス・投票ページはこちら
この年間2%の新規発行の仕組みは10年間変更できなくなっており、10年間後はコミュニティの投票によって減らす方向でのみ調整できるようになっています。
※Bitcoinのように最終的には発行されなくなり希少資産になることを意識した設計。
仮想通貨POLのトークノミクスの詳細は、「POLのホワイトペーパー」にさらに詳しく記載があります。
>>POL: One token for all Polygon chains
気になる方はこちらを読んでみて下さい。
まとめ:MATICの購入はbitbankがおすすめ
仮想通貨MATIC(現POL)は、次の国内取引所で買うことができます。
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仮想通貨POLを買うときにかかる取引手数料は0.12%なので、1万円分買っても約10円しか手数料がかかりません。
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仮想通貨POLの送金にも対応しているため、あとで外部に出金することも簡単&運用することもできます。
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仮想通貨に関する注意喚起
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